スカイスキャナーが発表した「前年比検索の急増が最も大きい目的地10選」には、マニアックなエリアが並ぶ。これは同社の旅行専門家が詳細なデータ分析を行い、人気の旅行先になる前に、その魅力を体験できるよう厳選したものだ。
2026年に訪れるべきエリアを探すヒントにしてみよう。
前年比検索の急増が最も大きい目的地10選!注目の理由とは?
「2026年のトレンドの目的地」
1. トリビシ(ジョージア)275%増加
2. パロ(ブータン)172%増加
3. ネヴシェヒル(トルコ)171%増加
4. ウルル(オーストラリア)148%増加
5. ニース(フランス)148%増加
6. ラブアンバジョ(インドネシア)123%増加
7. ウルサン(韓国)103%増加
8. ウユニ(ボリビア)103%増加
9. フーコック島(ベトナム)89%増加
10. ロヴァニエミ(フィンランド)89%増加
なぜジョージアが1位に?
まずは1から5までのエリアがなぜ話題なのか、スカイスキャナージャパン株式会社のトラベルエキスパート 岡田健太郎氏に話を聞いた。
1. トリビシ(ジョージア)
「トビリシを擁するジョージアは、ヨーロッパとアジアの文化が交差する独特の街並みと物価の手頃さが魅力です。近年はワイン発祥の地としての再評価や、デジタルノマドの滞在先として注目が高まり、SNSでの拡散も後押ししています。大都市に比べ観光客がまだ限定的で『次に来る旅先』として検索が増えていると考えられます」
2. パロ(ブータン)
「パロは、ブータン観光の玄関口であり、断崖に建つタクツァン僧院(タイガーズネスト)で知られる神秘的な町です。持続可能な観光政策により“特別な体験”というブランドが確立され、精神的な豊かさやウェルビーイング志向の高まりとともに関心が上昇していると見られます」
3. ネヴシェヒル(トルコ)
「ネヴシェヒルは、奇岩群で知られるカッパドキア観光の拠点都市です。気球体験や洞窟ホテルといった“非日常体験型”旅行への需要が高まり、写真映えする絶景スポットとして再注目されています。体験価値を最大化しながらコストを最適化する『ロジタビ志向」の旅行者からの関心も、検索増加を後押ししていると考えられます」
●コスパをよくするワザ
「ネヴシェヒル周辺をコスパよく楽しむには、航空券は需要が高まる夏季を避け、オフシーズン(春・秋)を狙うのが効果的です。スカイスキャナーの「カレンダー/チャート表示」機能を使えばおトクな日程を探すことができます。
また、イスタンブール経由の乗り継ぎ便を柔軟な日程で検索することで、より良い価格を見つけやすくなります。現地では洞窟ホテルも早期予約で割安になる場合があり、気球ツアーは複数社を比較検討することで費用を抑えられます」
4. ウルル(オーストラリア)
「ウルルは、先住民文化への理解を深める旅先として評価が高まっています。登山禁止になって以降、『自然と文化を尊重する旅』への関心が強まり、体験型ツアーや星空観察などが注目を集めています。オーストラリアへの渡航需要回復とあわせて、象徴的スポットとして改めて検索が伸びていると推察されます」
5. ニース(フランス)
「ニースは南仏リゾートの中心地で、地中海の景観と温暖な気候が魅力です。パリに比べて滞在費を抑えやすい点や、近隣のモナコやカンヌへの周遊拠点としての利便性が再評価されています。欧州旅行の分散化傾向の中で、“王道すぎないフランス”として検索数が増加していると考えられます」
6.ラブアンバジョ(インドネシア)
ラブアンバジョについては、現地にリゾート施設を持つアヤナ ホスピタリティの広報担当者に、注目を集める理由を聞いた。
「ユネスコ世界遺産に登録されているコモド国立公園への玄関口として、ここでしか体験できないコモドドラゴンと、手つかずの大自然の魅力が高く評価されています。エメラルドグリーンの海や、多様な海洋生物に出会えるダイビング&シュノーケリングスポット、ピンクビーチやパダール島の絶景など、“SNS映え”する景観も豊富で、近年は有名インフルエンサーや各種メディアで取り上げられる機会が増えていることも、注目度の高まりの一因です」
「加えて、近年はインフラ整備や空港の拡張が進み、国内外からのアクセスが大幅に向上しました。バリに続く『次のデスティネーション』としてラグジュアリーホテルや高品質なツアーオペレーターが増えているほか、現在ではマレーシア・クアラルンプールやシンガポールからラブアンバジョへの国際線も就航しており、より訪れやすいデスティネーションとなっていることも大きな理由だと考えられます」
高級リゾート「アヤナ コモド ワエチチュビーチ」の魅力
ラブアンバジョにある同ブランドの「アヤナ コモド ワエチチュビーチ」は、自然を五感で味わいながら、上質な滞在を楽しめるラグジュアリーリゾートとして人気だ。その魅力とは?
「静かなワエチチュビーチに面しており、客室やレストラン、プールからは目の前に広がる海と美しいサンセットをお楽しみいただけます。ラブアンバジョの町や港へのアクセスも良好で、コモド国立公園へのボートトリップの拠点としても理想的なロケーションです。
館内には多彩なダイニングやバー、スパ、キッズクラブなどが揃い、ご家族連れからカップル、友人同士のご旅行まで、さまざまなお客様に合わせた滞在スタイルが可能です。自社ボートによるアイランドホッピングやサンセットクルーズ、シュノーケリングなど、アクティビティも充実しています」
また海洋生物学者が常駐しており、近年、注目されているサステナビリティへの取り組みに滞在客が参加できるのも注目だ。
「ホテル内のマリン・ディスカバリー・センターでは、海洋生物について学べるほか、サンゴの養殖体験などを通じて、楽しみながら海の保全活動に触れていただけます」
どれも今、注目を集めるトレンドの観光地。2026年に訪れるべき場所を探しているなら、ぜひヒントにしてみよう。
取材・文/石原亜香利







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