連載/山田美保子の「ギョーカイ裏トレンド図鑑」
「日本人の姿勢を変えたい」という想いでスタート。2005年に発売され、昨年で20周年を迎えた「アーユル・チェアー」が著名人の間で再びブームを迎え、広く売れ始めている。
日本人のために作られた「坐骨で座る」椅子
「開発には、多くの海外アスリートのフィジカルコーチを務めてきた平山昌弘氏から日本人と欧米人の身体の違いに通じて教えていただいたことから始まりました」とは『アーユル・チェアー ジャパン』代表取締役・長谷川康之氏。
「椅子」は狩猟民族である欧米人が作った〝欧米人の道具〟であるため、「日本人の身体に合った椅子が必要なのではないか」とプロジェクトがスタートしたのだそうだ。
果たして「坐骨で座る」というコンセプトの元、3年の開発期間を経て誕生したのが後傾山型座面の形状。『カッシーナ』の協力で初代モデルが2005年10月に発売され特許を取得してからは、キャスター付きの第2世代モデルを発売。同品はグッドデザイン賞や健康医療アワードを受賞している。
「姿勢を正すことは身体だけでなく精神の安定やストレス緩和など心にもポジティブな効果をもたらす」という長谷川氏の言葉には、昨年10月、両脚に人工股関節置換の手術を受けた筆者は深く頷かされているところだ。
物書きとして40年以上、いわゆる〝座り仕事〟がメインだったせいか、とにかく姿勢が悪く、たまにテレビ出演をするとモニターに映る自分が大きく斜め左に傾いていることを知り、慌てて正すことが続いていた。
が、「アーユル・チェアー」のユーザーになってからは姿勢がみるみる良くなり、人工股関節が自分のものになりつつある現在は、座っている姿勢のみならず、立ち姿も正常になった(経験者談)。
芸能界で広く愛用されている「アーユル・チェア-」
〝経験者〟と言えば、「アーユル・チェアー」20周年記念のニュースリリースでは、筆者とは〝兄弟弟子〟の間柄であり、『DIME』執筆者としてもおなじみの放送作家で脚本家の小山薫堂氏を筆頭に、古田敦也氏、野村忠宏氏のようなカリスマ的な元アスリート。さらには布袋寅泰、鈴木雅之らミュージシャンや、俳優の別所哲也、〝腰痛もち〟を公言しているタレントのハイヒール・モモコ、スタイルを追求し続けるモデルの前田典子、『ビームス』の代表取締役社長・設楽博氏らのリアルな経験談が掲載されている。
■NIGO®コラボや勝間氏の愛用が追い風に!

こうした各界の著名人がユーザーであることに加え、2022年には、「アーユル・チェアー」のデザインや機能に惚れ込み、それ以前からオフィスやプライベートで何台も愛用していたデザイナーのNIGO®氏の『HUMAN MADE』とのコラボがスタート。
これがまた売れ始めた理由の一つであり、続いては、最近では自腹で選んだ1日2時間を取り戻す最強ツールを紹介する『勝間家電』がベストセラーになっている経済評論家の勝間和代氏が「アーユル・チェアー」のユーザーであることにも後押しされている。
筆者の周りでも、歯科医師や整骨院のドクター、美容師など愛用者を見つける機会が本当に増えた。治療や施術によっては長時間、座りっぱなしになる職種の人たちばかりだ。
20周年を記念した最高級モデルとなる「02(ゼロツー)や、スツールタイプの新色(アイスグレー)も発売されている。

「姿勢がよくなる」「腰がラクになる」と謳い、発売当初から、多くの学校が児童や生徒のために導入していることでも知られている「アーユル・チェアー」は、新たに「私立吉祥寺学園」(小学校)の全校生徒への採用が決まっているという。
「〝次の20年〟も日本人のカラダを整え、心身の健康に貢献してまいります」(長谷川氏)
20周年を迎えてなお、裏トレンド商品なのである。
文/山田美保子
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