通勤や買い物など、あらゆるインフラが整い利便性の高い首都圏。都心のきらびやかな街か、それとも落ち着いた住宅地か、実際に住んでいる人たちが住心地がいいと感じている街はどこなのだろうか。
大東建託は、首都圏(東京都・千葉県・埼玉県・神奈川県)居住の20歳以上の男女、合計255,047名を対象に過去最大級の居住満足度調査を行い、「借りて住んだ&買って住んだ街の住みここちランキング2025<首都圏版>」として集計したので、結果を紹介しよう。
※近接駅を統合。2つ以上近接駅を統合した場合は、駅名の後にA(area)を付記している。
「借りて住んだ街(駅)の住みここち」トップは「代官山」
1位は東京都渋谷区に位置する代官山で、昨年6位から順位を上げた。2位は、表参道が獲得。3位は3年連続で、築地・新富町A(近接駅の築地・東銀座・築地市場・新富町を統合)となった。
その他トップ10内では、4位の有明A(近接駅の有明・国際展示場・東京ビッグサイト・有明テニスの森を統合)(昨年49位)、8位の洗足(昨年58位)が、昨年より大きく順位を上げてトップ10入りしている。
1位の代官山は、因子別では「行政サービス」「静かさ治安」「親しみやすさ」「賑わい」「防災」の5因子で1位、「交通利便性」で2位の極めて高い評価を得ていた。
2位の表参道は、因子別では「賑わい」で2位、「防災」で5位の高い評価を得ている。3位の築地・新富町Aは、因子別では「親しみやすさ」で5位となっていた。
トップ10内では、8位の東京都目黒区に位置する洗足は、「住みここち<首都圏版>」では55位だが、賃貸住宅居住者の評価は高くなっている。
トップ10に最も多くランクインしているのは東京23区に位置する8駅、次いで神奈川県横浜市都筑区に位置するブルーライン沿線の2駅。
トップ2の駅は偏差値80台の極めて高い評価、3位~17位までの駅は偏差値70台の高い評価を得ていた。また、18~50位の駅は偏差値60台で相対的に住みここちが良いという評価になっている。
「借りて住んだ街(自治体)の住みここち」トップは「東京都武蔵野市」
1位は、昨年2位から順位を上げた東京都武蔵野市が獲得。2位は東京都中央区、3位は昨年6位から順位を上げた神奈川県横浜市都筑区。トップ10のうち、8つが東京都の自治体という結果に。
1位の東京都武蔵野市は、因子別では「親しみやすさ」「防災」の両因子で1位、「賑わい」で3位、「行政サービス」で4位の高い評価を得ている。
2位の東京都中央区は、因子別では「交通利便性」「親しみやすさ」「賑わい」の各因子で2位の高い評価を得ていた。
3位の神奈川県横浜市都筑区は、因子別では「行政サービス」で1位、「防災」で2位、「静かさ治安」で4位を獲得。
トップ10のうち8つは東京都の自治体だが、それ以外では3位に神奈川県横浜市都筑区、8位に千葉県浦安市がランクインしていた。
トップ10には、「交通利便性」「親しみやすさ」「賑わい」で7自治体、「行政サービス」で6自治体がそれぞれ10位以内に入っている。これらの因子の評価が住みここちの良さに繋がっているようだ。
トップ10のうち、9自治体が「住みここち<首都圏版>」でもトップ10に入っている。
「買って住んだ街(駅)の住みここち」トップは5年連続で「みなとみらい」
1位は5年連続で神奈川県横浜市西区に位置するみなとみらいで、唯一偏差値80台の極めて高い評価を得ており、「住みここち<首都圏版>」でも1位に。
2位は東池袋A(近接駅の東池袋四丁目・東池袋・都電雑司ヶ谷を統合)で、昨年24位から順位を上げている。3位は神奈川県鎌倉市に位置する稲村ヶ崎で、昨年は累計回答者数が20名未満でランキングの集計対象外であった。
1位のみなとみらいは、因子別では「賑わい」で1位、「親しみやすさ」で3位の高い評価を得ていた。2位の東池袋Aは、因子別では「交通利便性」で1位、「生活利便性」で4位の高い評価を得ている。
トップ10内で初登場の駅は、3位の稲村ヶ崎、8位の横須賀で、いずれも昨年は累計回答者数が20名未満でランキングの集計対象外であった。
その他、5位荏原中延(昨年124位)、9位四ツ谷(昨年25位)、10位半蔵門・麹町A(昨年122位)がそれぞれ昨年から大きく順位を上げてトップ10入りしていた。
トップ10には、東京23区に位置する駅と、神奈川県に位置する駅が、それぞれ5駅ずつランクインする結果となっている。
1位のみなとみらいは唯一偏差値80台の極めて高い評価、2位~20位までの駅は偏差値が70台の高い評価を得ている。また、21~50位の駅は偏差値60台で相対的に住みここちが良いという評価を獲得していた。
「買って住んだ街(自治体)の住みここち」トップは、5年連続で「東京都中央区」
1位と2位は5年連続で、1位は東京都中央区、2位は東京都文京区で、トップ2は、「住みここち<首都圏版>」でも同じくトップ2となる高い評価を得ている。3位は、3年連続で東京都港区。
1位の東京都中央区は、因子別では「親しみやすさ」で1位、「行政サービス」で2位、「賑わい」で3位、「交通利便性」で4位の高い評価を得ている。
2位の東京都文京区は、因子別では「親しみやすさ」で4位、「行政サービス」で5位の高い評価を得ていた。
3位の東京都港区は、因子別では「交通利便性」「親しみやすさ」で2位、「行政サービス」で4位、「賑わい」で5位の高い評価となっている。
トップ10のうち6つは東京都の自治体だが、それ以外では4位に千葉県浦安市、6位に神奈川県横浜市西区、9位に神奈川県横浜市都筑区、10位に埼玉県さいたま市浦和区がランクインしている。
トップ10には、「行政サービス」因子で8自治体、「親しみやすさ」「賑わい」因子で7自治体がそれぞれ10位以内に入っていた。
一方で、トップ10をみると、9つの自治体が「物価家賃」因子が「-」となっており、多少物価家賃が高くても、生活環境の良さに満足している傾向があるようだ。
まとめ:「借りて住んだ街」は都心の街、「買って住んだ街」は郊外の街を重視
「借りて住んだ街」では、中央区、港区、渋谷区といった繁華街のある都心の街が上位にランクインしている。
一方、「買って住んだ街」では、都心の街の人気が続く中、千葉県浦安市や東京都国立市、さいたま市浦和区など、郊外の街も評価されていた。
これは、回答者の婚姻歴や子どもの有無についての属性の割合が賃貸と持家居住者で異なっており、結婚して子どもがいる世帯は郊外の街を評価している傾向があるようだ。
調査概要
調査方法:マクロミルの登録モニタに対してインターネット経由で調査票を配布・回収。
回答者:首都圏(東京都・千葉県・埼玉県・神奈川県)居住の20歳以上の男女、2021年~2025年(一部の回答のみ2020年・2019年を追加)合計255,047名を対象に集計。
調査期間:
2025年2月21日(金)~3月10日(月):2025年調査(回答者数:53,198名)
2024年2月21日(水)~3月14日(木):2024年調査(回答者数:51,918名)
2023年2月17日(金)~3月15日(水):2023年調査(回答者数:52,877名)
2022年3月 8日(火)~3月29日(火):2022年調査(回答者数:52,325名)
2021年3月17日(水)~3月30日(火):2021年調査(回答者数:43,624名)
2020年3月17日(火)~4月 3日(金):2020年調査(回答者数:704名 ※一部の回答のみ使用)
2019年3月26日(火)~4月 8日(月):2019年調査(回答者数:401名 ※一部の回答のみ使用)
計255,047名
関連情報
https://www.eheya.net/sumicoco/
構成/Ara







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