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シトロエン「C3」vs アルファロメオ「ジュニア」コスパもデザインも満足のコンパクトSUV対決

2026.03.15

国内市場で活況が続くコンパクトSUV。選択肢が増えているが、はたしてどんな違いがあるのか? 同じグループに所属する2つのブランドを乗り比べてみた。

シトロエン『C3』vs アルファロメオ『ジュニア』

 今年1月に発表になった2025年1~12月の「乗用車ブランド通称名別販売順位」を見ると、コンパクトカーやミニバンが上位を占めているが、同じコンパクトカーでもSUVの伸長が目につく。4位に入ったトヨタ『ライズ』が前年比で約2倍伸びているが、1位『ヤリス』には『ヤリス クロス』が、2位『カローラ』には『カローラ クロス』というコンパクトSUVも含まれている。こういった国産車のトレンドを海外メーカーもしっかりキャッチアップ。一昨年あたりから個性的なコンパクトSUVの新型を投入しているのだ。そこで今回は、ステランティスグループが投入したコンパクトSUVをピックアップした。

 まずは、昨年6月に上陸したアルファロメオ『ジュニア』。イタリアの名門ブランドが久々にコンパクトカーを開発した。全長は約4.2m、1.2Lのガソリンエンジン+マイルドハイブリッドと、ピュアEVをラインアップしている。一方、昨年11月に上陸したシトロエンの『C3』。こちらも1.2Lガソリンターボ+マイルドハイブリッドを搭載している。

 この2台、実は同じメカニカルコンポーネンツを採用しているが、ここまで性格が異なるのかと驚かされるぐらい個性的な仕上がりになっていた。特に、アルファロメオ『ジュニア』はイタリアンブランドらしいスポーティーな味付けが印象的だった。フロントのデザインも左右3連のデイタイムランニングライトと伝統の楯型グリルが個性的だ。走りに関係するエンジン出力、トルクともにシトロエンより高く、パドルシフトが備わり、走行モードも3パターンから選択できる。前輪駆動だが高速コーナーでは安定したハンドリングで、サーキットでも通用しそうなレベルに仕上がっていた。

 一方、フランス人の足として大衆車を造りつづけてきたシトロエンの『C3』は、ボディーサイズも『ジュニア』よりやや小ぶりで、エンジン出力もトルクも抑え目。実用性を重視した造りに仕上がっている。内装もシンプルにまとめられ、ドライビングモードも1つだけ。FF車らしい直進性の強い走りが特徴だ。大衆的なコンパクトSUVでも個性たっぷりの欧州ブランドは、国産車にはない魅力が詰まっている。購入を検討している人は試乗してみてほしい。

お洒落好きが選ぶフレンチコンパクト

シトロエン『C3』

Specification
■全長×全幅×全高:4015×1755×1590mm
■ホイールベース:2540mm
■車両重量:1270kg
■排気量:1199cc
■エンジン+モーター形式:直列3気筒ガソリンターボ+交流同期
■最高出力:101PS/5500rpm+20PS
■最大トルク:205Nm/1750rpm+51Nm
■変速機:6速AT
■燃費:22.3km/L(WLTCモード)
■車両本体価格:374万円

※HYBRID MAX

シトロエン『C3』

シトロエンのロゴである二重の山形ライン「ダブルシェブロン」は創業時のデザインをオマージュ。LEDのヘッドライトは標準装備。バンパー下部にあるオレンジのアクセントも個性的。

シトロエン『C3』

第3世代の前モデルは2017年に日本に導入されてから累計1万台を販売。サイドのエアバンプが特徴的だった。第4世代はハッチバックの形状を直立させ、全高を95mm上げて居住性が向上した。

シトロエン『C3』

リアにもダブルシェブロンを配し、フロント同様に左右のコンビネーションランプをつなげている。ボディーカラーは「MAX」グレードのみルーフとボディーが異なるツートーンを採用。

イタリア車らしい先鋭的な走りとデザインが魅力

アルファロメオ『ジュニア』

Specification
■全長×全幅×全高:4195×1780×1585mm
■ホイールベース:2560mm
■車両重量:1330kg
■排気量:1199cc
■エンジン+モーター形式:直列3気筒ガソリンターボ+交流同期
■最高出力:136PS/5500rpm+22PS
■最大トルク:230Nm/1750rpm+51Nm
■変速機:6速AT
■燃費:23.1km/L(WLTCモード)
■車両本体価格:468万円

※Ibridaプレミアム

アルファロメオ『ジュニア』

アルファロメオ伝統のグリルに刻まれた「AlfaRomeo」の文字は1930~40年頃生産されたスポーツカーで採用されたものと同じ書体を採用。全幅は『C3』よりも25mm広く、タイヤ幅も太い。

アルファロメオ『ジュニア』

ホイールベースは『C3』より20mm、全長は180mmも長いサイズで設計。スパッと断ち切ったテールエンドのデザインは、1900年代に実用化した空力的に優れた形状を踏襲したもの。

アルファロメオ『ジュニア』

リアは細身のスポイラーを兼ねた部分にテールランプを埋め込んだ。テールランプもフロントのデイタイムランニングライトと同じく3連式を採用。リアはアルファのロゴだけのシンプルなデザイン。

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