関西圏で「住みやすい街」といえば、あなたはどのエリアを思い浮かべるだろうか。治安の良さ、交通の便、子育て環境など、住みここちを左右する要素はさまざまだが、実際に住んでいる人々はどう感じているのだろう。
さらに、「借りて住む街」と「買って住む街」では、求める条件や評価の基準に違いはあるのだろうか。
大東建託は、関西(大阪府・京都府・奈良県・兵庫県・滋賀県・和歌山県)居住の20歳以上の男女、合計146,945名を対象に過去最大級の居住満足度調査を行い、「借りて住んだ&買って住んだ街の住みここちランキング2025<関西版>」として集計したので、結果を紹介しよう。
※近接駅を統合。2つ以上近接駅を統合した場合は、駅名の後にA(area)を付記している。
「借りて住んだ街(駅)の住みここち」トップは、 2年連続で京都府の「北山」
1位は京都府京都市北区に位置する北山で、唯一偏差値80台の極めて高い評価を得て、2年連続で1位に輝いた。
2位は兵庫県神戸市西区に位置する西神中央(昨年9位)、3位は大阪府大阪市阿倍野区に位置する鶴ケ丘(昨年7位)で、いずれも昨年から順位を上げてトップ3入りしている。

1位の北山は、因子別では「静かさ治安」「親しみやすさ」で2位、「行政サービス」「防災」で3位、「賑わい」で5位の高い評価を得ていた。
2位の西神中央は、因子別では「行政サービス」「防災」で1位、「静かさ治安」で3位の高い評価を得ている。3位の鶴ケ丘は、「住みここち<関西版>」では66位だが、賃貸住宅居住者の評価は高い。
トップ10内では、7位千里山(昨年16位)、8位南千里(昨年14位)、10位芦屋(昨年13位)が、昨年から順位を上げてトップ10入りしていた。
1位の北山は唯一偏差値80台の極めて高い評価、2位~9位までの駅は偏差値70台の高い評価を得ている。また、10位~50位の駅は偏差値60台で相対的に住みここちが良いと評価されていた。
「借りて住んだ街(自治体)の住みここち」トップは、昨年13位から大きく順位を上げた大阪府「三島郡島本町」
大阪府三島郡島本町が、唯一偏差値70台の高い評価を得て、昨年13位から大きく順位を上げて1位に輝いた。2位は兵庫県神戸市灘区(昨年8位)、3位は大阪府大阪市福島区(昨年5位)で、いずれも昨年から順位を上げてトップ3入りしている。

1位の大阪府三島郡島本町は、因子別では「親しみやすさ」で3位の高い評価を得ている。2位の兵庫県神戸市灘区は、因子別では「親しみやすさ」で1位の高い評価を得ていた。
3位の大阪府大阪市福島区は、因子別では「生活利便性」「交通利便性」で1位、「親しみやすさ」で4位の高い評価を獲得。
トップ10では、「親しみやすさ」因子で7自治体が10位以内に入っており、この因子の評価が住みここちの良さに繋がっているようだ。トップ10のうち、7自治体が「住みここち<関西版>」でもトップ10に入っている。
「買って住んだ街(駅)の住みここち」トップは、3年連続で京都府の「丸太町」
1位は、3年連続で京都府京都市中京区に位置する丸太町が獲得。2位は大阪府吹田市に位置する万博記念公園で、昨年11位から大きく順位を上げていた。3位は谷町六丁目A(近接駅の谷町六丁目・松屋町を統合)。

2位の万博記念公園は、因子別では「静かさ治安」で5位の高い評価を得ている。3位の谷町六丁目Aは、因子別では「親しみやすさ」で1位、「交通利便性」で2位、「賑わい」で5位の高い評価を得ていた。
トップ10内では、9位の阪神国道が、昨年29位から大きく順位を上げてトップ10入りしている。
トップ50内で初登場の駅は、12位タイの菜畑で、昨年は累計回答者数が20名未満でランキングの集計対象外であった。
1位~12位までの駅は偏差値が70台の高い評価を得ている。また、13~50位の駅は偏差値60台で相対的に住みここちが良いという評価に。
「買って住んだ街(自治体)の住みここち」トップは、4年連続で大阪市中央区
4年連続で、大阪府大阪市中央区が1位に輝いた。2位と3位は2年連続で、2位は兵庫県芦屋市、3位は大阪府大阪市天王寺区。大阪府・兵庫県の自治体がトップ10を占めている。

1位の大阪府大阪市中央区は、因子別では「親しみやすさ」「賑わい」の両因子で1位、「交通利便性」で5位の高い評価を得ている。
2位の兵庫県芦屋市は、因子別では「行政サービス」で2位、「静かさ治安」で3位の評価を得ていた。
3位の大阪府大阪市天王寺区は、因子別では「交通利便性」「行政サービス」で1位、「親しみやすさ」「賑わい」で2位の高い評価を得ている。
トップ10のうち、9つの自治体において「親しみやすさ」因子が10位以内に入っていた。また、「行政サービス」「賑わい」の両因子では6自治体が10位以内に入っており、「親しみやすさ」「行政サービス」「賑わい」因子の評価も持ち家居住者の評価に繋がっているようだ。
トップ10のうち、8自治体が「住みここち<関西版>」でもトップ10に入っている。
まとめ:「借りて住んだ街」は都心の街、「買って住んだ街」は郊外の街を重視!回答者属性による評価の違いも
「借りて住んだ街」では、大阪府大阪市天王寺区・北区、京都府京都市中京区などの都市部がランクインしている一方、大阪府三島郡島本町や奈良県北葛城郡王寺町などの大阪都市圏のベッドタウンとなっている郡部に属する町も上位に入っていた。
一方、「買って住んだ街」では、大阪府大阪市中央区や天王寺区などの都市部と、芦屋市・西宮市・神戸市東灘区などの兵庫県の閑静な住宅街がランクインしている。
これは、回答者の婚姻歴や子どもの有無についての属性の割合が賃貸と持家居住者で異なっており、結婚して子どもがいる世帯は郊外の街を評価している傾向があるようだ。
調査概要
調査方法:マクロミルの登録モニタに対してインターネット経由で調査票を配布・回収。
回答者:関西(大阪府・京都府・奈良県・兵庫県・滋賀県・和歌山県)居住の20歳以上の男女、2021年~2025年(一部の回答のみ2020年・2019年を追加)合計146,945名を対象に集計。
調査期間:
2025年2月21日(金)~3月10日(月):2025年調査(回答者数:29,982名)
2024年2月21日(水)~3月14日(木):2024年調査(回答者数:29,056名)
2023年2月17日(金)~3月15日(水):2023年調査(回答者数:29,562名)
2022年3月 8日(火)~3月29日(火):2022年調査(回答者数:29,341名)
2021年3月17日(水)~3月30日(火):2021年調査(回答者数:27,399名)
2020年3月17日(火)~4月 3日(金):2020年調査(回答者数:1,046名 ※一部の回答のみ使用)
2019年3月26日(火)~4月 8日(月):2019年調査(回答者数:559名 ※一部の回答のみ使用)
計146,945名
関連情報
https://www.eheya.net/sumicoco/
構成/Ara







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