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黒歴史にこそ学びあり!億り人投資家が語る「しくじりAI投資」エピソード

2026.03.10

雑誌『DIME』4月号の特集は、資産運用における最強のパートナーとしても注目の「生成AI」を使い倒すためのノウハウを凝縮した「テスタ × ChatGPT AI投資入門2026」。幅広い場面で役立つAIだが、まだまだ発展途上。予期せぬ回答でユーザーを惑わせることもしばしばだ。そこで今回は、本誌登場の投資家やDIME編集部員が実際に経験した失敗談を紹介。彼らの事例を教訓に、AI活用の落とし穴を回避してほしい。

DIME 4月号

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AIに忖度されて、都合の良い情報ばかりを集めていた

(by 〝億り人〟投資家・kenmoさん)

AIに忖度されて、都合の良い情報ばかりを集めていた

AIはイエスマンとして振る舞いがち。時として自分のバイアスを増幅させてしまうことがある。「2025年の主力保有株、カウリスが始めた新サービスに、高い将来性を感じていました。そんな折、投資家勉強会の資料作成をAIに依頼した際、私が素晴らしさを熱弁し、AIもそれに忖度して絶賛した資料を作成。『やっぱりいい会社だ』と思っていたら、直後の決算で収益化は28年以降と判明しました。AIは私の意向を汲むあまり、リスクを軽視していたのです」

【この経験からの学び】AIは賢い相談相手。ただし耳の痛い話を引き出せるかは自分次第

あえて情報を削って提供したデータに、AIが勝手にデータを補完し、推測の回答を出してきた

(by 投資家VTuber・はっしゃんさん)

はっしゃんさんは「株Bizプロンプト」がまだ試行錯誤の段階だった頃、AIの思わぬ「先回り」に苦労したそうだ。「株価データの再配信は規約上NGなので、あえて現在の株価を盛り込まないプロンプトにしていました。するとAIは情報不足だと思い込み、ネットから古い株価を探し、データを補完してしまったのです。そこで現在は『提供データのみを使い、外部情報を拾わない』という指示を盛り込んでいます」

【この経験からの学び】AIの独断を防ぐため、提供データの準備や条件づけを徹底する

「高配当利回り」の銘柄探しを行なっていたら、利回りは高いが、株価はダダ下がりの銘柄だった

(by 金融ジャーナリスト・久我吉史さん)

AIは指定された条件に対しては忠実に回答するが、その背景にある〝文脈〟や〝意図〟まで完璧に読み取るのは苦手だ。「インカムゲインを狙い、AIに『高配当利回り順』で銘柄を抽出させてみたところ、上位銘柄の数字がやたら良かったので即購入。ところが、ラッキーと喜んだのも束の間、株価は右肩下がりに。実は業績悪化で株価が下落し、見かけの利回りが上がっていただけでした」

【この経験からの学び】AIの抽出は単なる候補の選出。背景にある事情は自分で探ること

「時価総額」を「時価」と省略したら1株数億円のありえない銘柄に

(by 投資家VTuber・はっしゃんさん)

「時価総額」を「時価」と省略したら1株数億円のありえない銘柄に

AIは指定したプロンプトを忠実に実行してくれるが、わずかな誤字・脱字が大きなミスにつながることもある。「データ分析用のCSVファイルを作る際、『時価総額』と打つのが面倒で『時価』と略したんです。するとAIがそれを『現在の株価(時価)』だと誤認してしまい、『1株数億円』という現実にはありえない企業が誕生しました」

【この経験からの学び】誤字・脱字には要注意。面倒でも省略はせず、正確さ重視で!

AIの分析を期待値と過信して、すでに反応済みの相場に飛び込んでしまった

(by 金融ジャーナリスト・久我吉史さん)

AIは情報の良しあしは分析できても、市場の織り込み具合までは判断できない。「新製品の発表時、AIの買い推奨を信じ飛び乗ったら、直後に暴落。機関投資家によるファクトセル(好材料を合図に一斉に売りに回った局面)でした。AIは好材料と判断したようですが、相場はすでに期待で上がりきり、そこが天井だったんです」

【この経験からの学び】AIの判断は事実のみ。不確実性の高い相場感は人間が見極めを

AIに株主優待でおすすめの銘柄を聞いたら、上場廃止予定の銘柄だった

(by 編集部マネー担当・千葉)

AIの持つ知識はあくまで「最後に更新された時点のデータ」であり、直近で起きたイベントは想定外となってしまう。「『食品系の株主優待でおすすめは?』と聞くと、ある銘柄を自信満々に推奨されました。内容も魅力的で買おうとしましたが、念のため検索してビックリ。実は上場廃止が決定済みだったのです」

【この経験からの学び】情報の鮮度はAIの弱点。購入前に最新のニュースを要チェック!

アクセスの集中する時間に使って、効率化どころかタイムロスに

(by 投資家VTuber・はっしゃんさん)

アクセスの集中する時間に使って、効率化どころかタイムロスに

AIの意外な弱点が「時間帯」だ。ネット回線と同様、アクセスが集中するとパフォーマンスが低下してしまう。「23時頃に使うと、エラーや回答の遅延が起きやすくなることがあります。特に深く考える『思考型』モデルはその傾向が顕著。簡単な質問なら、軽量な高速回答モードに切り替えるのも手です」

【この経験からの学び】混雑時のAI使用は非効率。高速モデルで簡単な質問にとどめる

取材・文/桑元康平=すいのこ イラスト/土井ラブ平 編集/原口りう子

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