京セラとKDDIから、過酷な環境でも安心して使える超タフネススマートフォン「TORQUE(トルク)」シリーズの最新モデル「TORQUE G07」が発表された。
約2年半ぶりの新機種となる本機は、耐久性がさらに強化されただけでなく、通信機能やカメラ性能など、スマートフォンの基本スペックも大きく進化している。2026年3月18日の発売に向けて、その詳細な魅力に迫る。
シリーズ最多となる「37項目」の耐久試験をクリア
TORQUEの代名詞とも言える耐久性は、前モデル(G06)の29項目から一気に8項目増え、全37項目の耐久試験をクリアした。
注目は耐泥水性能の追加だろう。泥水に浸かっても動作に支障がなく、カバー内部の上下左右に水の通り道(スリット)を設けることで、隙間に入った泥を水洗いで容易に落とせる画期的な構造を採用している。
そのほかアスファルトへの落下テストは最大2.2m(従来2m)へ、海水中での利用も水深5m(従来2m)へと大幅に強化された。さらに、高さ1.5mからの落下直後に浸水させる「落下×防水」試験や、「L字落下」試験が追加され、連続落下試験も500回から1000回へと倍増している。
衛星データ通信「au Starlink Direct」にシリーズ初対応
アウトドア用途で特に心強いのが、衛星通信との連携である。前モデルではメッセージサービスのみだった「au Starlink Direct」のデータ通信に、シリーズとして初めて対応した。
本体上部にアップリンク用のアンテナを追加し、下部のアンテナと自動で切り替える「ASDiv」という技術を採用することで、深い山中などの圏外エリアでも衛星との通信を維持しやすく設計されている。
着せ替え自在なボディと新機能「タッチプラス」
本体カラーはレッド、ブラック、オリーブ(au Online Shop限定)の3色展開だが、本体のパネル以外の部分をブラック一色にし、前面・背面のカバーを交換することで完全に別の色へ変えられる仕様になっている。オプションでイエローとブルーのカバーも販売され、全5色の着せ替えを楽しめる。
また、背面のバッテリーカバー裏にはNFCタグを用いた新機能「タッチプラス」が仕込まれている。本体背面をタグにタッチするだけで、壁紙や特定アプリの起動、端末の設定(平日用/休日用、バイク走行用モードなど)を一括で瞬時に切り替えることが可能となる。
センサーが大型化したカメラとAI機能
カメラ性能も大きく底上げされている。メインカメラは約5000万画素で、センサーサイズが1/1.55インチ(従来は1/2インチ)に大型化し、暗所での撮影に強くなった。
広角は約5000万画素のクアッドピクセルセンサー、マクロは約500万画素(4cmまで接近可能)に強化されている。
カメラ関係の機能も強化されており、撮影画像から自動で影を消す「影消し」、被写体が入ると自動で録画を開始する「フレームイン録画」、大きく傾けても画角の水平を保つ「水平維持」などのAI機能が搭載されている。また、撮影データに情報を重ねる「Action Overlay」では、風切り音を低減する機能が加わった。
着脱式バッテリーの継続とスペックの底上げ
TORQUE G07では、近年のスマートフォンでは珍しい「着脱可能なバッテリー(4585mAh)」を継続採用している。これは、長時間の稼働を求める現場(法人)のニーズや、電源確保が難しいアウトドア愛好家のニーズに応えたものである。さらに、前モデルのTORQUE G06用バッテリーパックや専用充電器をそのまま流用できるという、既存ユーザーへの配慮もなされている。
基本スペックとしては、5.4型ディスプレイ、Android 16を搭載。チップセットは「Snapdragon 7 Gen 4」へと大きくジャンプアップし、8GBメモリと128GBストレージを備えている。冷却面でも、グラファイトシートの採用や温度センサーの増設により、高負荷時でもパフォーマンスを維持できるよう熱拡散効率が向上している。
京セラは個人向けスマホ事業から撤退したが、TORQUEは法人向け需要の強さと、根強いファンコミュニティ(TORQUE STYLE)の熱意に支えられ、開発が継続されている。
TORQUE G07は、過酷な環境で真価を発揮する「唯一無二」のタフネス性能と、最新スマホとしての基本性能を高い次元で融合させた、魅力溢れる1台に仕上がっている。
取材・文/佐藤文彦
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