引っ越し価格の高騰や予約困難を背景に、生活者の引っ越し行動は「一度に運ぶ」から「分けて運ぶ」へと変化している。
こうした中でキュラーズは「春の引っ越し」に関する調査を実施し、その結果を発表した。
本調査は、1都3県(東京都/神奈川県/埼玉県/千葉県)で、引っ越し業に従事している72名、直近1年以内に東京都に引っ越しを行った441名、東京都に今春(2026年1~4月)引っ越しを予定している315名を対象に行っている。
2026春の引っ越し業界のトレンド(引っ越し業者アンケート)
まずは、近年高騰が続く引っ越し価格について、引っ越し業者を対象に最新動向を調査した。2026年春の引っ越しピークシーズン(1~4月頃)における「引っ越し価格の変化」について尋ねたところ、8割以上(84.7%)が「2025年と比較して、さらに価格が高騰する見込み」と回答した。
また、2025年春の同シーズンと比較した今春の引っ越し依頼申込数の見通しについては、7割以上(76.4%)が「前年より増加する見込み」と回答している。
一方、価格高騰に対する顧客の反応では、「不満はあるものの、最終的には依頼する顧客が多い」(38.9%)が最多となった。新生活を控える中で、引っ越し価格の上昇を受け入れざるを得ない生活者が一定数存在することが明らかになった。
2026春引っ越し予定者の困りごと
続いて、今春東京都へ引っ越しを予定している人を対象に、引っ越しに向けて「困っている/不安に感じていること」について調査した。その結果、「引っ越し価格が高い」(55.2%)が最多となり、次いで「希望する日時に予約が取りづらい」(46.0%)が挙げられた。費用面に加え、希望するタイミングで引っ越しができるかどうかに不安を抱える生活者が多いことがわかる。
また、引っ越し需要期を避ける「分散引っ越し」や、外部の保管サービスを活用して段階的に新居へ荷物を運ぶ「二段階引っ越し」など、引っ越し価格を抑え、効率的に行うための手段に対する認知・理解度についても調査した。
今春の引っ越し予定者の約7割(68.9%)が、これらの方法について「内容までよく知っている」と回答しており、引っ越し方法を積極的に検討する生活者が増えていることがうかがえる。
分散・二段階引っ越し×トランクルーム
次に、「分散引っ越し」や「二段階引っ越し」といった方法の採用状況について、直近1年以内に東京都へ引っ越しを行った人を対象に調査した。その結果、約3割(29.3%)が、これらの方法を用いた引っ越しにおいてトランクルームを活用していたことがわかった。
また、トランクルームを活用した分散・二段階引っ越しによる引っ越し費用総額への影響について尋ねたところ、6割以上(65.9%)が「安くなった」と回答しており、コスト削減を実感した利用者が過半数を占める結果となった。
最後に、今春引っ越しを予定している人に「トランクルーム×分散・二段階引っ越し」に対する利用意向を尋ねたところ、8割以上(86.3%)が「トランクルームを利用予定、または利用を検討している」と回答した。トランクルームを併用した引っ越し手法が、近年の引っ越し業界を取り巻く環境(価格高騰や予約の取りづらさなど)への有効な打開策の一つとして認識されていることがうかがえる。
<調査概要>
・調査対象:1都3県(東京都/神奈川県/埼玉県/千葉県)で、
(1)引っ越し業に勤務している方(72名)
(2)直近1年以内に東京都に引っ越しを行った方(441名)
(3)東京都に今春(2026年1~4月)引っ越しを予定している方(315名)
・調査期間:2026年1月5日(月)~1月12日(月)
・調査方法:インターネット調査
出典元:キュラーズ
構成/こじへい







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