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126年の歴史で初!森永製菓が人とペットが一緒に食べられるおやつを開発した理由

2026.03.01

森永製菓(東京都港区、代表取締役社長 COO・森信也氏)は3月3日から飼い主と愛犬が一緒に食べることができるおやつ7点を新発売する。「ミニムーンライトwithドッグ」、 「ワンゼリースティックwithドッグ<りんご味>」、「ワンゼリースティックwithドッグ<ヨーグルト味>」、「ワンゼリーパウチwithドッグ<りんご味>」、「ワンゼリーパウチwithドッグ<ヨーグルト味>」、「アイスボックスwithドッグ<和梨>」、「冷凍ホットケーキwithドッグ」の合計7品である。

アイスボックスwithドッグ <和梨> と冷凍ホットケーキwithドッグ以外は森永ダイレクトストアや一部EC 首都圏の一部スーパー、コンビ二、ペット専門店、ホームセンターなどで販売する。

飼い主も犬も待望の商品

一緒に食べる幸せを、正々堂々と享受できる点で、動物行動学専門の東京農業大学農学部動物科学科増田宏司教授は「犬視点で言えば、まさに“待ってました!”とでも言うべき商品だと思います」とコメントしてくれた。

「人の食べ物をもらえると知った犬は、際限なくおねだりしてくるのでは?と心配しましたが、実際はそういった行動は起きませんでした」と増田先生

発売のプロモーションとして3月15日(日)に「WITH DOG DAY(愛犬同伴観戦デー)」をSAGAアリーナにて開催。SAGAアリーナにてSVリーグ初の「愛犬と一緒にバレーボールの試合観戦企画:WITH DOG DAY(愛犬同伴観戦デー)」をSAGA久光スプリングスと共同で開催する。

ペットとの日々を幸せにするために開発

商品の開発について太田会長は「森永製菓グループは、“世代を超えて愛されるすこやかな食を創造し続け、世界の人々の笑顔を未来につなぎます”というパーパスを掲げています。今回の人とペットのプロジェクトは人だけにこだわらない食の提供で、まさにパーパスの実現につながるものです」

「お菓子の持つ情緒的価値は、美味しい・楽しい・嬉しいの心の豊かさにつながるものです。あなたが美味しいと、私も嬉しい。同じ美味しさでつながって、同時に笑顔になることができます。ありそうでなかった商品です。新しくあたたかい日常の風景を、日本中に届けたいです」としている。

新商品発表会では愛犬の「ののちゃん」と登場

さらに、「単なる新商品の発売ではなく、動物とヒトの関係性を深く進化させるための新しい提案です」として、単にペットとともに食べるおやつを売ることではなく、“美味しい・嬉しい・楽しい”という感情と笑顔を作ることが目標であると強調した。

開発の背景にはペットヒューマニゼーションの拡大

今回、ペットとヒトが一緒に食べることができるおやつの開発は、「ヒトと愛犬が一緒におやつを食べることが本当に愛犬にとってうれしいことか?という根本的な問いかけから商品開発をスタートした」と新規事業開発部ひととペットプロジェクトリーダー鈴木聡子さんは言う。

ペットフードは「雑貨」で、監督省庁も人とは違って開発には苦労したと鈴木さん

背景にある想いとはペットヒューマニゼーションの高まりである。特にペットの家族化が進展してきた。米国の愛犬サロンでは、飼い主をマスターやドッグ・オーナーと呼んでいたが、最近はペアレントと呼ぶ店が増えている。愛犬が家族として一緒に暮らす意識が、高まっている。

実はパンダの繁殖に貢献していた森乳サンワールド

今回の新商品開発は森乳サンワールドとアニコムが共同で参加している。動物用食品に関して、森乳サンワールドは国内の動物園や水族館関係者の間では高く支持されているメーカーの一つ。クマ用やゾウ用、アザラシ等海獣用など、森乳サンワールドの動物用ミルクは広く利用されており、中でもパンダの飼育に関して果たした役割は大きかった。パンダがここまで数を増やしたのには、森乳サンワールドのパンダ用粉ミルクの存在が無くてはならない存在だったのである。

パンダは双子で出産することが多いが、母乳の量が不足しており、自然界ではどちらか一方しか育てない。そこで、森乳サンワールドは上野動物園と共同でパンダの母乳を徹底研究し、パンダ用粉ミルクを開発。双子のもう一方が育つことで、パンダの繁殖数拡大に大きく貢献していた。

こうしたペット用食品に関する高い技術力を背景に、今回の商品が実現した。唐突に感じられるペット兼用おやつの登場だが、ペットが家族としての地位を確立した今では、自然な流れにも見える。

左がムーンライトの新商品。右の従来品に比べると小型で、甘さが抑えられている
Author
明治大学政経学部卒業後、経済系新聞社で自動車、ISOなどの担当記者に。退社後5年間、動物病院に勤務した経験から、飼い主さんの気持ちに寄り添ったペット記事を執筆中。 得意なテーマは 1)生産性向上などのマネジメント関連と、 2)犬猫やエキゾチックを含 めた飼育動物全般、の2つ。 作家として小説「犬にまたたび猫に骨」(講談社刊)、「極楽お不妊物語」(河出書房新社)を発刊。ノンフィクションでは小学館刊「全国から飼い 主が駆けつける!犬の名医さん100人データブック」、文春新書「動物病院119番」、ほか多数。趣味は野鳥観察、現在、2羽のオカメインコを溺愛中。

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