愛車を駐車中に、ドアに「ドアパンチ」による凹みがっ!!
ドアをぶつけたであろう相手はもういない・・・これほど頭にくることはないだろう。相手が分からなければ修理代金はこちら持ち。車両保険を使って直せば翌年の保険料が上がってしまう。まさに泣き寝入りになりかねない悲劇である。
そこで、ここでドアパンチを防ぐ駐車方法、それでもドアパンチされたときの相手の確認方法、さらにはこちら側の相手に対するドアパンチ防止方法を紹介したい。
ドアパンチ被害を防ぐ駐車方法とは
まずは、駐車場の誘導員から駐車場所を決められてしまう駐車場以外で、自由に駐車場所を決められるケースについて。最善の駐車場所は、駐車場によってあることもある1台分だけの駐車スペースを見つけること。そこなら、横にクルマが接近して止められることはなく、例えば2ドアでドアが大きく開くクルマでもドアが開けやすく、ドアパンチ被害の心配なく止められるスペースとなる。よく行く駐車場があれば、1周、グルリとして探しておくといい。
次に安心なのは、片方の隣にクルマが止まらない駐車スペースだ。ショッピングセンターであれ、高速道路のSA/PAの駐車スペースであれ、端のスペースであれば、ドアパンチされる可能性は、両側にクルマが止まるスペースの1/2になり、さらに言えば、クルマが止まらないスペース側に寄せて止め、クルマのいる、あるいはこれからクルマが止まるであろうスペースとの間に十分な間隔を開ければ、ドアパンチされる可能性はさらに低まるというわけだ。
とはいえ、1台分だけの駐車スペース、片方のとなりにクルマが止まらない駐車スペースなんてそうあるものではない。では、左右にクルマが止まるスペースに駐車せざるを得ない場合、どうするか。ここでのポイントは、2ドア車、ボロボロのクルマ、レンタカー&カーシェアのクルマの隣を避ける・・・ということ。2ドア車はドアが大きく、注意していても、うっかり隣のクルマにドアパンチしてしまう可能性が、悪意がなくても起こりうる、また、クルマを乱暴に使い、ボロボロのまま乗っているクルマの乗員は、ドアを開けるときも乱暴になりがちで、ドアパンチの常連かも知れない。愛車ではないレンタカー&カーシェアのクルマに乗っている人も、愛車ほどの気遣いなくドアを開けてしまう可能性がある・・・ということになる。
逆に、極端に幅広なボディではない高級車、大切にされているであろうぴかぴかなクルマ、いかにもな新車の隣(2ドア車を除く)は比較的安心できる、ドアパンチされにくい駐車スペースと言えるのだ。また、ショッピングセンターなどの駐車場にある、軽自動車専用スペースの隣に面した一般車用駐車スペースも悪くない。軽自動車用の駐車スペースの多くは、駐車スペースの幅は一般車と同じながら、長さ方向が短いため、軽自動車専用スペースになっているため、車幅の狭い軽自動車の隣もまた、ドアパンチされにくい駐車スペースと言えるだろう。
さらに、ドアパンチされる相手のクルマのドアは前後2枚あるわけで、ミニバンのようなリヤスライドドア車であれば、ドアパンチされる確率は1/2になり、とくに5ナンバーサイズの車幅の狭い(1695mm)ミニバンの隣も、比較的安心できる駐車スペースということになる。
もちろん、目的地の駐車場が立体駐車場であれば(または平面と立体駐車場が選べる場合)、ドアパンチ被害はゼロ。心配は一切無用になる。そのためには、立体駐車場への入庫が容易な、全高1550mm以下のクルマを愛車にする必要があるわけだが・・・。
ドライブ旅行中の滞在先でのドアパンチ防止策
ちなみに、ドライブ旅行先の、ギチギチに止めさせられる宿泊施設の駐車場でドアパンチされるのが心配で、滞在中、リラックスできない・・・なんていう超心配性の人は、コテージやグランピング施設で、専用駐車スペースがある滞在先を選べば、ドアパンチの心配はまったくなくなることになる。
ドアパンチを防げるアクセサリーが用意されたクルマもある
とはいえ、あらゆる駐車場面で、1台分の駐車スペース、隣にクルマが止まらないスペースといった、ドアパンチされない理想的なスペースに駐車できるかは、極めて確率の低い話でもある。そこで、ドアパンチ防止用でもある純正アクセサリーが用意されたクルマを選択する、という手段もないでもない。例えば、2025-2026日本カー・オブ・ザ・イヤー受賞のスバル・フォレスターだ。純正アクセサリーに「ボディサイドプロテクター」という、新型フォレスターのX-BREAKのスタイリングにマッチした樹脂製プロテクターをボディサイドに装着することで、ドアパンチ被害を軽減することが可能になる(プロテクターのある場所以外のドアパンチは防ぎようもないが)。
また、純正プロテクターの用意がないクルマでも、DIYでウレタン製のモール裏面に磁石テープを貼り付けたものを作り、駐車中だけ装着するのもひとつの対策だろう。
それでもドアパンチされた時の加害者確認方法
そこまでしても、ドアパンチ被害がゼロになるとは限らない。しかし、ドアパンチは交通事故の一種で、警察を呼び、実況見分をしてもらい、保険修理を行う場合、交通事故証明書を出してもらう必要がある。それでも、相手を特定することはなかなか難しい・・・。そこで役立つのが、まずはドライブレコーダーの駐車監視システムである。が、ドライブレコーダーの駐車監視を停車中に行うと、バッテリーの負担が心配だ。が、車載バッテリーの負担なしで、ドライブレコーダーの駐車監視システムを使う方法がある。
筆者の場合、使わなくなったドライブレコーダー(左右の画角160度。車内後方から前向きに設置。リヤサイドウインドー、フロントサイドウインドー、フロントウインドーの外側を撮影)を駐車監視専用に取り付け、さらに、ラゲッジルームに積んだ高温に強いリチウム鉄リン酸塩(LiFePO4)バッテリーを搭載したセイワの多機能バッテリーRAY28から電源を供給。そのRAY28はアクセサリーソケットに接続し、走行中に電気を蓄え、エンジンを切ってもその蓄えた電気をドライブレコーダーに1時間単位で設定し、供給してくれるため、車載バッテリーの負担なく使えるのである(タイマーセットは1~最大24時間。蓄えた電気量による)。これなら、音声も録画してくれるため、ドアパンチされたときの衝撃音も録画され、ナンバープレートなどによってドアパンチされた相手を特定可能になるというわけだ。
さらに念には念を入れたいなら、電源接続不要のバイクサイクルレコーダーを裏技的に導入するのもいい。セイワのRAY19バイクサイクルレコーダー4Kは本来、バイク、自転車のハンドルに取り付けるドライブレコーダーだが、デジタルカメラ用の固定スタンドなどに固定し、ダッシュボードに置けば、車体前方、あるいは置き方によって車体側方の駐車監視レコーダーとして使えることになる。
具体的には、最大5時間の撮影が可能な2500mAhのバッテリー、スマートフォンと直のWI-FI機能を搭載し、車内でも行えるUSB充電によって最大5時間までの録画が車内からの電源不要で使えるというものだ。※スマートフォンでの画像確認は車内の近距離のみで行える(本来はバイク、自転車用のため)。
こちらがドアパンチをしない対策とは
ここまでは、愛車がドアパンチされないための方法を紹介してきたが、逆に、こちらが隣のクルマにドアパンチ(壁パンチ)をしなくて済む、加害者にならない方法を紹介したい。その基本は、すでに説明した、理想的な駐車スペースに止めること、隣のクルマとの距離が取れる駐車スペースに止めることが基本だが、そうもいかない場面では、駐車時、ドアを開けるときだけに使える、磁石で簡単にドアエッジに付けられ、簡単に外せる、セイワのK428「マグネットドアガード」を車内に用意しておくといい。「マグネットドアガードL」は全長約12cmのドアのカーブになじむシリコーン素材のドアエッジカードで(2つ入り)、強力マグネット内蔵のため、クルマから降りる際に、サッとドアエッジに装着することができ、乗り込む際にはサッと外せるので使いやすいのだ。もちろん、付けっぱなしでもいいのだが、ドアパンチ(壁パンチ)対策で、愛車のドアエッジを守り、隣のクルマへのドアパンチを避けるためにも有効な手段となる。筆者は運転席、助手席のドアポケットにひとつずつ用意している(後席頻繁に使う場合は2セット=4つ用意するといい)。
それでは、上記の対策を参考に、ドアパンチの心配のないカーライフを送っていただきたい。
文・写真/青山尚暉







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