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ドゥカティがレース仕様のモトクロスバイク「Desmo450 MX Factory」を発表

2026.02.24

2026年1月9日– ドゥカティは、Desmo450 MXのデビューから1年後となる2026年1月、ファクトリーバージョンを発表した。このモデルは、レースに必要なあらゆる装備を備えた、レース仕様のバイクを求めるライダーのために設計されている。

高性能なレーシングコンポーネントを採用したDesmo450 MXは、追加パーツを装着した状態でも、標準バージョンよりもさらに高性能で軽量(104.8kgから104kg)となる。この発表は、アナハイムで開催されたAMAスーパークロス第1戦で行われ、トロイ・リー・デザインズ・レッドブル・ドゥカティ・ファクトリー・レーシング・チームが、全米室内選手権でDesmo450 MXを初公開した。

ドゥカティは、ファクトリーの設立により、オフロードの世界へのコミットメントを確固たるものにしている。このプロジェクトは、イタリアン・プレステージMX1の開発成功に始まり、MXGP世界選手権での表彰台獲得、そしてモトクロス・オブ・ネイションズにおけるトニー・カイローリの歴史的なトップ10フィニッシュによってさらに充実し、AMAスーパークロスへの歴史的なデビューにより、新たなレベルへと昇華している。

今回のDesmo450 MX Factoryには、専用エンジンマッピングを備えたアクラポヴィッチ製チタンエキゾーストシステムが搭載されており、重量(-1.7kg)の軽減、パワーデリバリーの向上、そしてより豊かで持続的なトルクカーブを実現。さらにShowa製サスペンションは、フォークレッグとショックアブソーバー本体にダークカシマコーティング、ステムとロッドにTiOスーパーフィニッシュを施し、スムーズな乗り心地と耐摩耗性、耐チッピング性を向上させている。

またビレットファクトリートリプルクランプにより、さらに約200グラムの軽量化を実現。スキッドプレートとフロントディスクガードが泥や飛び石から保護し、ファクトリーバイクと同じOリングRK MXUチェーンは、耐久性と信頼性を向上させている。

そして、ファクトリーモデルに標準装備されているホールショットデバイスは、発進時にフロントフォークを圧縮し、ゲート脱出時の安定性と加速性を向上させる。WiFiモジュールにより、ライダーはX-Linkアプリを介してライディングモードをカスタマイズし、スロットルマップ、ローンチコントロール、エンジンブレーキ、ドゥカティトラクションコントロールなど、すべてのパラメーターを設定できる。

デスモドロミックバルブタイミングを備えた単気筒エンジン

同モデルに搭載されるエンジンは、MotoGPデスモセディチを含むすべてのドゥカティレーシングバイクに採用されているデスモドロミックバルブタイミングシステムが取り入れられている。このシステムにより、Desmo450 MXは数々のメリットを得ている。まず第一に、エンジンを非常に高い回転数で動作させることができるため、オーバーレブ性能が向上し、ラップ中のギアチェンジ回数が削減される。さらに、これにより、スタートゲートでライバルよりも早くスタートし、第一コーナーを最初に抜け出したライダーに与えられる、誰もが欲しがるホールショットを獲得するチャンスが高まる。

さらにDesmo450 MX Factoryは、低回転域でも非常に持続的なトルクカーブを実現し、コーナーからの加速性能に優れており、このカテゴリーでは類を見ない、リニアなパワーデリバリーと加速性能を備えている。わずか4,200rpmで最大トルクの70%をライダーに提供するこの独自のパワーデリバリーカーブにより、同モデルは従来の450ccエンジンよりもライダーの負担と疲労を軽減し、サーキットパフォーマンスとライディングプレジャーを向上させている。これは、バルブを開くために必要なエネルギーを低減するデスモドロミック・ディストリビューションシステムによって実現されており、大径バルブを選択した場合でも、よりアグレッシブなリフトダイアグラムを実現している。

搭載されるエンジンの最高出力は、9,400rpmで63.5hp、最大トルクは7,500rpmで53.5Nm。レブリミッターは、このカテゴリーのベンチマークである11,900rpmに設定されている。標準バージョンと比較して、専用エンジンキャリブレーションを備えたアクラポヴィッチ製チタンエキゾーストを追加することで、4,000~7,500rpmでのトルクカーブがより持続し、加速時のパワーが向上している。

シャーシ

Desmo450 MX Factoryのフレームは、MXバージョンと同じアルミニウム製フレームを採用している。この構成は、エンジンの吸排気ダクトを可能な限り直線的にし、最高のパフォーマンスを確保するための軽量構造を実現するために採用された。ボルゴ・パニガーレのエンジニアたちは、溶接点数を削減することで、軽量性、信頼性、剛性という目標を達成し、8.95kgのフレーム設計に成功した。フレームはバイクの重量を抑える上で重要な役割を果たしており、Desmo450 MX Factoryの特徴である高品質コンポーネントのおかげで、燃料を補給していない状態で104kgという軽量設計となっている。

そして極めてコンパクトなフレームデザインは、ライダーにとって最適なエルゴノミクスを実現すると同時に、ワークショップやサーキット走行中におけるメンテナンスの迅速化。例えばショックアブソーバーの取り外しといった作業の容易さも追求している。またショックアブソーバーは、センターポジションにマウントされ、鋳造アルミニウム製スイングアームと鍛造アルミニウム製リンクを備えたレバーを介して作動する。

Desmo450ファクトリーサスペンションは、レースでのパフォーマンスと信頼性の向上を目指し、ショーワ社と共同開発された。フォークレッグとショックアブソーバーロッドの表面硬度は、酸化チタン処理とスーパーフィニッシュにより60%向上し、摩耗や砂利によるチッピングへの耐性が向上している。フォークスライダーとショックアブソーバー本体には、ダークカシマ処理が施されスムーズな乗り心地とバンプへの追従性が向上しライダーの自信を高めてくれる。フォークは、フルアジャスタブルで、倒立式49mm、トラベル量は310mm。ショックアブソーバーは、フルアジャスタブルで、ホイールトラベル量は301mmとなる。

エルガル製のビレットトリプルクランプは、ブラックアルマイト処理が施され、約200グラムの軽量化を実現している。さらに、Desmo450 MX Factoryの外観を公式バイクに近づけるため、フロントアクスルブラケットもブラックアルマイト処理が施されている。

ブレーキシステムに関しては、ドゥカティは長年のパートナーであるブレンボを選択。フロントにはフローティング2ピストンキャリパー、リアにはシングルピストンキャリパーが採用されている。さらにガルファー製ブレーキディスクは、フロントが260mm、リアが240mmとなる。

関連情報:https://www.ducati.com/jp/ja/bikes/offroad/desmo450-mx-factory

構成/土屋嘉久

「CanCam」「Oggi」「Domani」などのファッション誌やサイトの編集に長年にわたり携わりながら、編集プロダクション「ADVOX株式会社」を設立。同時に、広告のクリエイティブディレクター&ライターとしても活動。近年は、DIMEをはじめとする情報誌やサイト、ラジオ番組などで、クルマや家電、美容、健康、グルメ、ファッション情報を発信。さらに現在では、クルマ好きが高じてWワークで超高級スーパーカーブランドにて車両移動する業務に携わり、毎日、フェラーリやランボルギーニ、ポルシェ、マクラーレン、アストンマーチン、マセラティ、ロータス、ベントレー、ロールスロイスなど、様々なクルマの運転を満喫中。

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