外食する時、お店でメニューを見て、思わず料理名で食べたくなることはあるはず。お店独自の形容詞が付いている料理も珍しくないが、実際に注文する時にどのぐらい料理名に影響されているのか?
リクルートの外食市場に関する調査・研究機関『ホットペッパーグルメ外食総研』は、外食のプロフェッショナルを集めて外食トレンドを発表するための「トレンド座談会」で、外食で選ぶときに「惹かれるメニュー名の条件」について20代から60代の男女にアンケート調査して結果を公開した。
それによれば、口の中の感覚を連想させる表現の訴求力が高いことがわかった。
わかりやすく食感が想像できる表現が人気
外食でメニューを選ぶ時の「惹かれる表現」では、「ふわとろ」、「とろける」、「もちもち」「とろとろ」など口の中での感覚を連想させて、食欲に訴えるものが強い傾向があった。
8位から22位までにランクインした「サクサク」、「カリっと」、「パリパリ」、「ざくざく」などの擬音語系は、特徴が明確で揚げ物やスナック系メニューと親和性は高いが、メニュージャンルや提供シーンが限定されがちで、万人受けにならないことで今回の順位になったようだ。
23位以降には「悪魔の」、「天使の」、「気まぐれ」、「恋する」など比喩表現に頼った言葉が多く並んだが、キャッチーな印象はあるが料理そのもののイメージが浮かびづらく、味や体験が想像しにくいことで魅力が伝わりにくかったのかもしれない。
『ホットペッパーグルメ外食総研』所長の田中直樹氏は、惹かれるメニュー名の条件は「今食べたい理由」が瞬時に伝わることが重要だとコメントしている。
「外食で惹かれるメニュー名の条件についての調査では、「とても惹かれる」、「やや惹かれる」の合計が高かったものに、「旬」、「期間限定」、「できたて」など、“今しか食べられない”感を演出するものが並びました。
これらは「早く行かないとなくなってしまうかも」、「今だけの体験ができる」という心理を刺激しやすく、注文にもつながりやすいのではないでしょうか。また「地域限定・店限定」や「天然もの」、「朝採れ」といった“こだわり”系も支持を集め、情報に触れた瞬間に“食べる価値”がわかるかどうかも鍵になっていると考えられます。
これらの傾向から、惹かれるメニュー名の条件には共通して「食べる理由がすぐ伝わる」特徴があるといえそうです。具体的に消費者が“納得して選べる情報”が瞬時にわかる表現が、重要視されていると思われます」(『ホットペッパーグルメ外食総研』/田中直樹所長)
食欲に訴える食感を伝える表現は人気だったが、一方で擬音語による表現は咀嚼音が感じられる料理以外は魅力を伝えにくいと考えられる。一方で「極上」や「至極」など高級感を演出するキーワードも人気が高かった。注文する時は、想像できる料理名や期待感をあおる料理名に惹かれるようだ。
■『『ホットペッパーグルメ外食総研』「トレンド座談会」』アンケート調査概要
調査対象:全国20代~60 代男女(マクロミルの登録モニター)
有効回答数:1035件(男性517件、女性518件)
調査期間:2025年10月31日~2025年11月1日
調査方法:インターネットリサーチ
https://www.hotpepper.jp
構成/KUMU







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