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無音の加速がクセになる!日産の3代目「リーフB7 G」に垣間見るEVの新基準

2026.02.21

日産最新、そして劇的進化を遂げたと言われる、3代目となるクロスオーバースタイルに変身した日産リーフに公道で試乗するチャンスが訪れた。78kWhバッテリーを積む、最高出力218ps、最大トルク36.2kg-mを発揮するB7グレードの一充電走行距離702kmを叩き出したB7 X、最上級グレードとなるB7 G、そして55kWhバッテリーを積み、最高出力174ps、最大トルク35.2kg-mとなるリーズナブルな価格設定を実現したB5 の新型リーフのベースグレードとなるS、コストパフォーマンスに最も優れたX、B5グレードのトップモデルとなるGの5グレードが揃う中で、今回は、繰り返しになるが、最上級グレードのB7 Gを走らせることができた。

ボディカラーは新型リーフでもっともシックで高級に見えるダークメタルグレー。内装はブラック。メーカーオプションとしてAC100V/1500Wコンセント、オーバーヘッドコンソール+ルーフレール+調光パノラミックガラスルーフ、後席ヒーター付きシート+リヤヒーターダクト+バッテリーヒーター、プロパイロット2.0、そしてディーラーオプションのフレキシブルラゲッジボードなどを装着した仕様である。

日産リーフ B7 Gが秘める魅力

新型リーフB7 Gグレードの上質感たっぷりの運転席に乗り込めば、まずはメーターとGoogle搭載のインフォテイメントシステムが横一列に並ぶ先進感とともに、テーラーフィットと呼ばれるGグレードのシートのかけ心地の良さに満足できる。

シートサイズは座面長500×座面幅500×背もたれ高650mmとたっぷりで、とくに背もたれのフィット感が素晴らしく、合わせてシートサイドのホールド感もなかなかだった。これなら長時間の着座でも快適に座っていられると思わせる。

画像は別車両

EVなのに驚くほど自然な走りの秘密

スタートボタンを押し、インパネ中央下部に並ぶシフトスイッチのDレンジを押し、スタートすれば、ペダル操作のラグなしに、開発陣が強調する「スーっと滑らか」を実践するように、実にスムーズかつ自然に前に出る。

電気自動車の中にはモータートルクの威力を前面に出し、アクセル操作に対するレスポンスが良すぎることもあるのだが、これならガソリン車からの乗り換えでも違和感なく走り始められるに違いない。

これは1/10000のトルク制御によるところも大きく、速度を落としてからの再加速時にトルクを抜き、加速ショックを抑える高度な制御も貢献しているはずである。

そして駐車場から道路に入る際の段差の乗り越え方はもう秀逸。しっかり感あるボディと足回り剛性、日本専用のサスペンションによって実にマイルドに、無粋なショックなしにスッとしなやかにいなしてくれるのだ。

市街地の走行では、荒れた路面を含め、輸出仕様とは違う、「ハンドリングより乗り心地を優先した」と説明される足回りのセッティングが功を奏した、フラットかつガッチリとした、文句なしの快適感を発揮。ダンパーのピストンスピードの遅いところでは減衰力を高め、姿勢変化を抑え、段差の乗り越えなどのピストンスピードの早いところでは減衰力をあえて落として乗り心地を良くするチューニングが功を奏しているのだろう。

試乗したのは19インチタイヤを履くB7 Gグレードだが、18インチタイヤとなるXグレードだと、未試乗ながら、さらなる乗り心地の良さ、しなやかさが期待できるというものだ。

プロミュージシャンからいきなり自動車専門誌の編集者を経験した後、モータージャーナリストに。新車試乗記や自動車関連コラム、防災記事などを幅広い媒体で執筆。クルマのパッケージング、洗車”オタク”でもある。また、ドッグライフプロデューサーとしても活動。愛犬とのドライブ術、ペットと泊まれる宿厳選紹介、ドッグフレンドリーカー選びについて多方面で情報発信中。著書に「ぼくたちの外車獲得宣言」(リヨン社刊)、「すごい海外旅行術」(講談社刊)、「愛犬と乗るクルマ」(交通タイムス社刊)など。輸入車の純正ペットアクセサリーの開発にも携わっている。日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員(1994年~。現在は小学館DIME推薦)。

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