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日産「リーフ」3代目がついに発売!〝圧倒的〟といわれる進化のポイントを解説

2026.02.20

いよいよ日産最新の電気自動車、3代目となるリーフが2025年10月の発表を経て、2026年1月から発売を開始した。

日産リーフと言えば、2010年12月に初代が登場した5人乗りの登録車として世界初となる量産電気自動車であり、これまで世界で70万台を販売(日本では18万台)してきた、世界での受賞歴100以上を数える電気自動車のパイオニア的存在だ。

2017年に2代目となり、ついに15年に渡る1/2代目で磨いたEV性能を昇華させ、日本初、世界初の技術が20項目はあるという、まったく新しい、なんと、「電気自動車は航続距離が心配」という声を一蹴する一充電航続距離最大702kmを誇る(B7 X)3代目が登場したのである。

全5グレードの展開、価格は?

グレードは78kWhバッテリー、YM52型モーター、最高出力218ps、最大トルク36.2kg-mを発揮するB7のX(一充電走行距離702km)、G(一充電走行距離685km)を始め、よりリーズナブルな55kWhバッテリー、最高出力174ps、最大トルク35.2kg-mとなるB5のS(一充電走行距離521km)、X(一充電走行距離469km)、G(一充電走行距離469km)グレードを追加設定。2WDのみの駆動方式として全5グレードの展開となる。

最初に新型リーフの価格を紹介すると、最上級グレードのB7 Gが599.94万円、一充電走行距離702kmを誇るB7 Xが518.87万円、そして最安値のエントリーグレードとなるB5 Sが438.9万円、日産自らがバーゲンプライスと公言するB5 Xが473.88万円、B5の最上級グレードとなるB5 Gが435.85万円となる。

特筆すべきは2026年1~3月の国からの補助金で、日産リーフの場合、全グレードで129万円に増額。よって、新車購入時の実質負担金額はB7 Gで470.94万円、B7 Xが389.87万円、B5 Gが435.85万円となり、買い得感で注目のB5 Xは344.88万円である(国からの補助金のみ。東京都などの自治体独自の補助金などは含まず)。

新型リーフのエクステリアをチェック

日曜劇場「リブート」にも主演している鈴木亮平さんが出演し、「すごくいい、相当いい」とTV CMで言い放っている、クロスオーバースタイルの新型リーフのプロフィールをここで紹介すると、ボディサイズは全長4360×全幅1810×全高1550mm(OPのプロパイロット2.0非装着車)。ホイールベース2690mm。

つまり、先代より120mm短く、20mm広く、15mm低く、ホイールベースは10mm短縮したプロポーション。最小回転半径は5.3mで、日本の路上で文句なしの使い勝手の良さを実現し、駐車性の良さは先代同等、それ以上と言っていいだろう。

エクステリアは洗練されたダイナミックなプロポーションが与えられ、空力性能は先代のCD値0.28からクラストップレベルの0.26に向上。左右に広がるLEDヘッドランプ、3Dホログラムを用いたリヤLEDコンビネーションランプ(Gグレード)、電動格納式アウトサイドドアハンドルなどが特徴的。

だが、先に触れたCD値0.26の空気抵抗係数の実現には、リヤ角度17度のファストバックスタイル、フルアンダーカバー、開口最小化のエアロホイール(ボディサイドの空気を乱さない)の採用も大きい。

新型リーフのインテリアをチェック

インテリアはまず、先代よりホイールベースが短くなっているにもかかわらず、前席の足元が広々としているのが印象的だ(とくに助手席)。

これはアリア同様に、電気自動車専用プラットフォームによって、エアコンユニットをボンネット側に押し出すことが可能になり、インパネの奥行きを短くすることができ、同時に足元スペースに余裕を持たせることができたからである。

もちろん、左右のスルーもOKだ。さらに13.3インチのデュアルディスプレイが新型リーフの先進感を強調。しかも、Google搭載の日産コネクトインフォテイメントシステムをタッチ操作する際、インパネ中段のソフトパッドで覆われた平面部分がリストレストのように手を固定して操作できるように配慮されているため、より確実で安定したタッチ操作が可能になっているのがうれしい。

新型リーフのパワートレインをチェック

先代までとは違い、新たにアリアにも採用されている、新型リーフの開発陣が強調する「スーっと滑らかな走り」の根源となる電気自動車専用のCMF-EVプラットフォームによる進化も見逃せないポイントだ。

車体ねじり剛性(車体の上屋剛性)86%UP、横剛性66%UP。床下に敷き詰められたバッテリーを剛性部材として使っているのはもちろんだ。また、コラム式からラックアシスト式に変更されたステアリング剛性も48%UPとなり、初期応答性、レーンチェンジ性を高めるなど、基本部分の強化もまた万全と言っていい。

技ありなのは、ブッシュを左右方向の剛性を上げつつ、前後方向の剛性をあえて落としていること。これもレスポンスの良さと「スーっと滑らかな」走りに貢献すると説明されている。

電動パワートレインは1/10,000秒のモーター制御を可能にした6分割モーター、インバーター、減速機による3-IN-1 EVパワートレインを新採用。「パワフル、静かでスーっと滑らかな加速」の実現とともに、先代では大きく振動していたモーター振動を下げ、もはやアクセルペダルを深く踏み込んでもモーター音が聞こえないレベルにまで進化させているというのだから、新型リーフの大きなこだわりのひとつとなる、アクセルペダルの踏み加減を問わない走行中の車内の静かさにも期待できそうだ。

足回りについては日本仕様専用、つまりハンドリングより乗り心地に振ったセッティングが施されている(輸出仕様に対して)。具体的には、サスペンションを先代のF:ストラット、R:トーションビームからF:ストラット、R:マルチリンクに変更するとともに、ダンパーはピストンスピードの遅い領域では減衰力を高め姿勢変化を制御する一方で、ピストンスピードの早いところでは減衰力を低め、乗り心地の良さを重視。日本の速度域や路面にジャストなセッティングを目指しているわけだ。タイヤはS/Xグレードが18インチ、Gグレードはより大径な19インチとなる。

もちろん、減速操作を楽にしてくれる、一段と動作がスムーズになったe-Pedal機能(ワンペダル)、D-MODE(ドライブモード=スタンダード、エコ、スポーツ)も完備。そのスイッチ類はシフトスイッチとともに運転席から手を伸ばしやすい位置に、すっきり横並びに配置されている。

が、新型リーフで特筆すべき運転支援機能として挙げられ、ぜひとも紹介したいのが、一般道で発揮される「インテリジェントディスタンスコントロール」。

これはトヨタのプロアクティブドライビングアシストにも似た、一般道でも前車に追いついたときや車両の割り込み時に自動減速し、適切な車間距離を維持してくれる制御(アクセルOFF)で、走りやすさ、安全に大きく貢献。前車をとらえたアイコンもメーター上に表示される。その作動のタイミング、Gの出方とともにより自然な制御になっているとのことだ。

「電気自動車は冬場に航続距離が短くなる」というのが定説であり、エアコン、ヒーターなどを使うと航続距離が一気に短くなるのはBEVのあるあるだが、新型リーフではエアコン使用時の電費悪化を抑えるヒートポンプ式のエアコンを備えるとともに、モーター、バッテリー、充電時に発生する熱を暖房に使う制御がなされ、最適なバッテリー温度を自動制御して寒い時期の航続距離短縮を抑えてくれるとともに(バッテリーウォーマー機能)、ナビの目的地設定によってエネルギーを最適化してくれるルートを自動設定してくれるなど(最適な充電設備も選択してくれる)、最新のエネルギーマネージメントによってエアコン、ヒーターを使用しても、バッテリーが減りにくくなる制御が組み込まれているというのだから心強い。これなら季節、冷房、暖房を問わず、エアコンを躊躇なく使えるようになるかも知れない。

そうしたエネルギーマネージメントにも一役買ってくれるのが、新たに採用されたGoogle搭載の日産コネクトインフォテイメントシステムだ(B5 X以上のグレードに標準装備)。走行中でも「OK Google」で目的地設定などが瞬時にできるようになり、地図データも更新作業(料金)なしで常に最新のものにアップデートされるから、ナビの使い勝手は飛躍的に向上する。しかも、Googleナビによる先読みで航続距離と充電性能を向上させてくれるとともに、正確なバッテリーマネジメント(バッテリーの温度最適化、残量予測なども)を、Googleのビッグデータを活用したプローブデータ×車両パラメータが裏方として大活躍してくれるのだ。

そんな日産コネクトインフォテイメントシステム(年間12000円/税別)によっては、これまでの「乗る前エアコン」、「オペレーターサービス」、「SOSコール」、「ボイスアシスタント」、「ドアtoドアナビ」、「EVサポート」、「リモート充電/タイマー充電」、「リモートドアロック」などが行えるのは先代同様だが、新型リーフに搭載される第二世代となった日産コネクトインフォテイメントシステムはさらに「Googleマップ」、「Googleアシスタント」、「Google Play」、のほか、電気自動車にならではの「充電上限設定」、「給電設定」、「充電通知設定」サービスが追加された。

例えば走行中に、家にいる家族が目的地設定を転送することも可能。とにかくGoogleの便利さを100%使えるインフォテイメントシステムに進化している。有料とはいえ、新型リーフの機能、便利さを100%使い切るには、ぜひ加入したいサービスと言えるだろう。

その点でも、新型リーフのお薦めグレードは、Google搭載日産コネクトインフォテイメントシステムが標準装備されるB5 X以上となるだろう。

日産と言えば、先進運転支援機能のプロパイロットがあり、バージョン1.5相当のプロパイロットは全車に標準装備。B5 X以上にはOPで高度なセンサーと、3D高精度地図データを搭載することで高速道路の同一車線内でのハンズオフドライブを可能にするプロパイロット2.0(40万9000円/税別)も用意されている。

そのほかの装備面ではメーカーOPでAC100V/1500Wコンセント(センターコンソール後端とラゲッジルームの2か所。60000円/税別)を用意。さらに日産初の液晶ガラスによる調光パノラミックガラスルーフ(メーカーOP/22万5000円/税別)の装着も可能。遮熱コーティングによって遮熱効果が得られ、室内の暑さ低減とともにエアコンの負荷低減効果が期待でき、さらに日が差すと液晶ガラスに刻まれたLEAFの文字がシートに投影されるオシャレな演出もあったりする。

さらにノートで採用済のBOSEパーソナルプラスサウンドシステム(10スピーカー、運転席⽤アナウンス)の選択も可能だ。

そんな、先代e+グレードの最大一充電走行距離458kmから大幅に延長された最大702kmの一充電走行距離を実現した新型リーフの充電性能は、10→80%充電で、バッテリー温度25度の場合、B7、B5ともに90kWの急速充電で約45分(先代約50分)、ここのところ急増している150kWの急速充電で約35分(先代約50分)とのこと。B7であれば、15分の急速充電で300km、30分なら470kmの走行距離を稼げるそうだ。これなら自宅充電(基礎充電)を基本として、安心して電気自動車のある生活、ドライブが楽しめるに違いない。まだまだお伝えしたいことはたくさんあるのだが、やはり走ってみなければ新型リーフの真価、「圧倒的」と言われる進化ぶりはわからない。新型リーフを一般道、山道、120km/h制限の高速道路で走らせた公道試乗記、室内、ラゲッジルームの広さ、そこにある特許の防音対策などについては、このあと、改めてお伝えしたい。

急速充電中の先代リーフ
急速充電中の新型リーフ

日産リーフ

撮影・文/青山尚暉 写真提供/日産自動車

プロミュージシャンからいきなり自動車専門誌の編集者を経験した後、モータージャーナリストに。新車試乗記や自動車関連コラム、防災記事などを幅広い媒体で執筆。クルマのパッケージング、洗車”オタク”でもある。また、ドッグライフプロデューサーとしても活動。愛犬とのドライブ術、ペットと泊まれる宿厳選紹介、ドッグフレンドリーカー選びについて多方面で情報発信中。著書に「ぼくたちの外車獲得宣言」(リヨン社刊)、「すごい海外旅行術」(講談社刊)、「愛犬と乗るクルマ」(交通タイムス社刊)など。輸入車の純正ペットアクセサリーの開発にも携わっている。日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員(1994年~。現在は小学館DIME推薦)。

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