春を間近に控えるこの時期。新生活スタートに向けて賃貸物件を探している人も多いことだろう。
では、賃貸物件を選ぶ上で人気の「条件」「設備」とはいったい何だろうか?
不動産情報サービスのアットホームはこのほど、2025年1月~12月の間に、賃貸居住用物件を探している顧客を担当した全国のアットホーム加盟店を対象に実施した調査結果をもとに作成した『不動産のプロに聞いた!「2025年 問合せが多かった条件・設備~賃貸編~」ランキング』を発表した。
不動産のプロに聞いた!「2025年 問合せが多かった条件・設備~賃貸編~」ランキング調査結果
≪条件編≫1位 「転勤のため引っ越したい」 34.1%
Q. 2025年に、賃貸居住用物件を探しているお客さまから問合せが多かった内容・条件を教えてください。(複数回答/上位10位)
不動産のプロである不動産会社の担当者に、2025年に問合せが多かった条件を聞いたところ、「転勤のため引っ越したい」が34.1%でトップ、続いて「通学先・通勤先の近くに引っ越したい」が33.0%と、仕事に関連した項目が上位2位を占めた。
不動産会社からは、「転勤・転職が増えた」「昨今は転勤シーズンが分散されている」というコメントが上がった。さらに、「法人から従業員用住居の問合せが多かった」というコメントも多数見られた。全国的な家賃の上昇を受け、法人による寮や社宅といった住宅補助の提供が増えていると考えられる。
3位は「毎月の家賃を下げたい」。不動産会社からは「物価高の影響で、家賃そのものだけでなく、入居後のランニングコストをシビアに計算する方が増えている」というコメントが上がり、昨年同様“物価高”というキーワードが多く見られた。
また、不動産のプロがこれから賃貸物件に探す人に対して以下のアドバイスが寄せられた。
・収入証明(源泉徴収票)等は早めに準備しておくと良いです。入手までに3週間かかり、その間に他のお客さまに申し込まれて見送ることになってしまった方がいました。
・転勤時期の賃貸は転勤と同時に入居できない場合(例えば入居できるまでビジネスホテルでの宿泊費の発生)がありますので少しでも早く物件探しをする方が良いと思います。
・1LDK一択・1DKはNG、で探しているお客さまがいたのですが、1DKも視野に入れ、専有面積で見た方が良いというアドバイスをしました。例えば1LDKでも10畳と3畳の部屋ですと3畳の部屋はほとんど物置になり、1DKでも7畳と6畳の部屋だと寝室と食事の部屋をしっかり分断できたりします。
≪設備編≫ 1位 「駐車場」 41.8%
Q. 2025年の間に、賃貸居住用物件を探しているお客さまから問合せが多かった設備を教えてください。(複数回答/上位10項目)
設備編の1位は「駐車場」となった。不動産会社からは、「複数台車両を所有するお客さまが多く、物件探しの第一条件が駐車場の空きである場合が多い」「来客用にも駐車場が欲しいというお客さまがいた」というコメントが見られた。
2位は「インターネット接続料無料」。不動産会社からは「在宅ワークなどで通信速度を気にするお客さまがいた」や「ネットを自分で契約するのが面倒なため」といったコメントがあった一方、「インターネット無料はあったら良いが、その分家賃が安ければ自身で契約すればよいというお客さまがいた」といったコメントも見られた。家賃と合わせた毎月のランニングコストを、どう抑えるかについて考えている人が増えているようだ。
次いで「オートロック」が3位にランクイン。不動産会社からは、「防犯対策を気にされる方が年々増えているから」というコメントが多数寄せられた。アットホームが2024年に行った調査(※)でも、「防犯に対する意識はこの2年で上昇した」と回答したのが49.5%で、防犯に対する意識の高まりがうかがえる。
また、不動産のプロが出会った顧客の住まい探しエピソードとしては、以下の体験談が寄せられている。
・隣のビルから侵入される可能性があるかどうかチェックしていた方がいました。
・自宅兼事務所を希望するフリーランスの個人事業主が増えたように感じます。
・宅配ボックスのサイズと数が不十分だったことが理由で、申込みを見送られたお客さまがいました。
・内見しない方が増えたと思います。
<調査概要>
調査対象:「2025年の間に、賃貸居住用物件を探しているお客さまを担当したことがある」と回答した全国のアットホーム加盟店 469店
調査方法:インターネットによるアンケート調査
調査期間:2026年1月14日(水)~1月21日(水)
出典元:アットホーム株式会社
構成/こじへい







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