LINEにYouTube、XにInstagram、Facebookなど、現代人の生活に欠かすことのできないソーシャルメディア。これらのツールを生活者はどのように使い分けているのだろうか?
NTTドコモの企業内研究所であるモバイル社会研究所はこのほど、全国の15歳~79歳の男女1267名を対象に「ソーシャルメディアの利用動向」に関する実態調査を実施し、その結果を発表した。
1. LINEは85%が利用する「双方向型」コミュニケーション、YouTubeは72%が利用する「閲覧中心型」
全国の15歳~79歳の男女を対象に、各ソーシャルメディアの利用率を調査した。(図1)
閲覧・視聴(メッセージ含む)の利用率では、LINEが85%と最も高く、YouTubeが72%で続いた。InstagramやX、TikTok、Facebookも一定の利用があり、幅広いソーシャルメディアが日常的に使われていることがわかった。
閲覧者のうち発信をしている割合を示す「発信率」では、LINEが91%と最も高く、BeReal.やDiscordも7割を超え高い傾向があった。一方、YouTubeが15%、TikTokは26%と動画を中心とするサービスは低く、閲覧中心の利用であることがわかった。
これらの結果から、サービスごとに「双方向型」と「閲覧中心型」に分かれる傾向が確認できた。
図1. 各ソーシャルメディア利用率(複数回答)[%]
[調査対象:全国の15歳~79歳男女(n=1,267)]
2. 誰とつながるーLINE・Facebookは「身近な人」、YouTube・TikTok・Xは「オープンなつながり」、Instagramは「幅広くつながる」
次に、それぞれのソーシャルメディアのつながる範囲の傾向を、閲覧・視聴時(図2-1)と発信・投稿時(図2-2)で比較した。
LINEやFacebookでは、家族や友人・知人といった身近な人との利用が中心だった。特に、発信・投稿ではさらに「身近な人のみ」の割合がさらに高くなり、クローズドな環境でのコミュニケーションが特徴的だ。
一方、YouTubeやTikTok・Xでは、インフルエンサーや企業等のオープンなコンテンツを閲覧・視聴する割合が高く、発信・投稿では身近な人への利用が増えるものの、オープンなつながりも含めた広い範囲に向けた発信が多い点が特徴。情報収集や多様な人への発信に適したサービスであることがうかがえる。
また、Instagramでは、身近な人とオープンなつながりの両方を対象とする利用が見られ、閲覧・視聴と発信・投稿のどちらにおいても、つながりの幅が特定の方向に偏らない使われ方が確認できる。
図2-1. 各ソーシャルメディア利用の対象者比率(閲覧・視聴) [%]
図2-2. 各ソーシャルメディア利用の対象者比率(発信・投稿)[%]
3. つながり方から見る主要ソーシャルメディア
図3では、これまでに確認したつながり方の違いから、主要ソーシャルメディアの利用スタイルを整理している。
LINEは身近な人とのコミュニケーションが中心で、閲覧・発信とも活発な双方向型のサービスとして位置づけられる。一方YouTubeはオープンなコンテンツを視聴する閲覧中心型であり、LINEとは対照的な利用スタイルが特徴だ。
Instagramはその中間にあり、閲覧・発信のどちらにおいても利用が特定方向に偏らず、幅広いつながり方で使われるサービスであることがわかる。 これらの結果から、主要なソーシャルメディアはそれぞれ異なる特徴を持ち、利用者が目的に応じて使い分けている様子が確認できる。
これらの結果から、ソーシャルメディアはサービスごとに、閲覧・視聴時と発信・投稿時の双方で「誰に向けて使われるか」が異なり、目的に応じた使い分けが進んでいることが確認できた。
図3-1. 主要ソーシャルメディアの利用スタイル比較 (閲覧・視聴)
図3-2. 主要ソーシャルメディアの利用スタイル比較 (発信・投稿)
<調査概要 ―「出典:2025年 情報機器に関する予備調査」―>
調査方法 Web調査
調査対象 全国15歳~79歳男女
有効回答数 1,267
サンプリング クォータ・サンプリングを用いて、日本の人口構成(性別・年齢[5歳刻み]・都道府県)に基づきサンプルサイズを設計し、オンライン登録パネルから回答を収集
調査時期 2025年11月
出典元:NTTドコモ モバイル社会研究所
構成/こじへい







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