アメリカ生まれのパンの一種で日本でも人気が出てきたポップオーバー。外はサクサク、中はふんわりした食感が特徴です。食べられる店や価格帯、家庭で簡単に作る方法とアレンジをまとめました。
目次
シュークリームのような見た目と、サックリ・ふんわりの食感が特徴のパン、ポップオーバーが2026年の注目フードとして脚光を浴びています。アメリカ発祥のクイックブレッドの魅力は、食事にもスイーツにもなるシンプルな味わい。
そこで本記事では、ポップオーバーの由来と日本で食べられる店、家庭での簡単な作り方をご紹介します。

ポップオーバーの魅力~起源と名前の由来
ポップオーバーはイギリスの伝統料理であるヨークシャー・プディングがルーツ。17世紀頃からイングランドで作られていた家庭料理が、アメリカに渡って独自の発展を遂げたものと言えます。焼成中に大きく生地が膨らみ、型から飛び出す様子から「pop over」と呼ばれるようになりました。
■ポップオーバー独特の食感の秘密は?
ポップオーバーは、外側はサクサクとしたクリスピーな質感、内側は空洞でシュークリームの皮に似た軽やかな口当たりが特徴です。この不思議な食感の秘密は、イーストやベーキングパウダーを使わず、高温で焼くことで水分が蒸気となって膨張するため。
卵、小麦粉、牛乳、バター、砂糖、塩といった基本的な材料があれば、家庭でも簡単に作ることができます。
ポップオーバーが食べられる店を探そう
日本でもポップオーバーを提供する店が増えてきました。自家製ポップオーバーが自慢のカフェやレストランで様々なアレンジを楽しめます。
■カフェやレストランでの提供スタイル
カフェやレストランでは、料理の付け合せとしてポップオーバーを食べ放題で提供する店も少なくありません。ポップオーバー自体が組み合わせによって食事にもスイーツにもなるため、バターやソース、ジャムなどを付けてパンと同じように楽しめます。焼き立てにこだわる店では、できたてのポップオーバーが食べられるので要チェック。
■ポップオーバーが食べられる主なエリアと価格帯
ポップオーバーが食べられる店は、東京であれば飯田橋や神楽坂、銀座エリアを中心に各所に提供レストラン・カフェがあります。横浜・大阪・京都にもポップオーバーの提供店や食べ放題のお店があり、出会える機会が増えてきました。
気になる価格は、店舗によって異なりますが、単品で600〜900円前後。セットメニューで1,300〜2,000円前後が目安となっています。
【作ってみた】家庭でできるポップオーバーの簡単な作り方
ポップオーバーは必要な材料が少なく、発酵も不要。家庭でも気軽に挑戦できます。ここでは、実際にポップオーバー作りをやってみたレポをお届けします。
■ポップオーバーの材料と道具
ポップオーバー作りに必要な材料は以下の通り。レシピによって薄力粉のみの場合や強力粉を混ぜるケースがありますが、基本的には自宅にある材料でできる点が魅力です。
【主な材料】
・卵……全卵1~2個(※レシピにより異なる)
・小麦粉……55g(薄力粉のみor薄力粉と強力粉を1:1)
・牛乳……50~100ml(※レシピにより異なる)
・無塩バター(or有塩バター or 植物油)……10~15g(※レシピにより異なる)
・砂糖……5g(または不要。※レシピにより異なる)
・塩……1g
ポップオーバー専用の型は不要で、マフィン型・プリンカップなど家にある耐熱性のカップを利用して作れます。濾し器も目の細かいザルがあれば代用可能です。
【必要な道具】
・泡だて器
・ボウル
・マフィン型(あるいはプリンカップなどの耐熱性カップ)
・濾し器(目の細かいザルで代用可)
・シリコン刷毛(バターナイフで代用可)
コメント:今回のレシピは富澤商店様「基本のポップオーバー」(下記)を参考にしました

※参考:
基本のポップオーバーレシピとおいしい食べ方 | お菓子・パン材料・ラッピングの通販【cotta*コッタ】
■ポップオーバー作りのポイント
生地作りに入る前に材料の下準備をしておきます。
【下準備】
・バターを電子レンジ(または湯せん)で溶かしておく
・型にしっかりとバター(分量外)を塗っておく
・小麦粉・砂糖・塩をホイッパーで混ぜ合わせておく
【ポップオーバー作りの手順】
- 卵を割りほぐし、溶かしバターと牛乳を入れてよく混ぜる
- 小麦粉・砂糖・塩を混ぜ合わせたボウルに「1.」を少しずつ加える
- 混ぜ合わせた「2.」を濾し器で濾し、ラップをして室温で1時間ほど休ませる
- オーブンを190℃に予熱するあいだ、「3.」の生地を型に流し入れる
- 190℃のオーブンで30分焼いた後、170℃に下げてさらに10分焼く(途中でオーブンを開けないこと!)
コメント:生地を流し込む前の型には厚めにバターを塗っておくのがポイント

コメント:ベーキングパウダーなしでもビックリするくらい膨れます

■失敗しないためのコツ
初めてでも簡単にできるポップオーバーですが、失敗しないためには以下のポイントを守りましょう。
・オーブンの予熱はしっかり(レシピによって190℃、220℃とばらつきがありますが、指定された温度になるまで予熱します)
・型へのバターは厚めに塗る(これを忘れると、焼き上がった後にポップオーバーを型から外しにくくなってしまいます)
・焼いているあいだはオーブンを開けない(生地がしぼんでしまう原因に)
ポップオーバーの楽しみ方・アレンジ

シンプルな味わいのポップオーバーは、食事にもスイーツにも変身する万能選手。そのまま味わうのはもちろん、好みの具材やトッピングでお気に入りのアレンジを楽しむのもおすすめです。
■ポップオーバー・食事系アレンジ
食事として楽しむ場合は、バターやジャムを塗ったり、スープに添えたりとパンのように食べるのが王道です。サンドイッチ風にするなら、縦にカットして具材をはさんでみましょう。鶏ハム、サーモン、玉子などのタンパク質と新鮮な野菜を組み合わせれば、ランチにもぴったりです。
コメント:サンドイッチ風アレンジ(上)チキン&チェダーチーズ&レタス、(下)玉子

■ポップオーバー・スイーツ系アレンジ
スイーツとして楽しむ場合は、生クリームやアイス、季節のフルーツを添えてデザートプレート風にしても良いでしょう。また、同じく縦にカットして、チョコクリームやフルーツを挟んだサンドイッチ風にするのもおすすめ。ポップオーバーの食感は、少し硬めのシュー皮に似ているため、カスタードクリームを詰めてシュークリーム風にしてもマッチします。
コメント:ホイップクリームとカスタードクリームを使ったシュークリームアレンジ

ボリュームのある見た目に反してクセのない味わいのポップオーバー。お店で味わうのはもちろん、家庭でも簡単に作ることができます。ぜひ一度、焼き立てのふっくらとした姿を楽しんでみてください。







DIME MAGAZINE












