発売されるごとに注目を集めてきた『iPhone』シリーズだが、機種の価格高騰もあり、最新機種の買い替えに関しては慎重になっている人も多いだろう。
生活インフラサービスに関わる幅広い情報を家庭と法人に提供しているフランス発のウェブマーケティング企業のセレクトラ・ジャパンは、2025年9月19日に発売された『iPhone 17』シリーズを実際に購入した人に『iPhone 17』シリーズに関する評価を調査して結果を公開した。
今回の対象者は、『iPhone 17』/『iPhone 17 Pro』/『iPhone 17 Pro Max』を購入した男女100名で、スペックおよび価格に関する満足度などが主な質問項目だ。この調査では、『iPhone 17』シリーズに95%が総合的に満足していると回答したが、価格に対しては多くの購入者が不満を感じていることが浮き彫りになった。
最多購入は標準モデルの『iPhone 17』
『iPhone 17』シリーズで購入したモデルについては、標準モデルの『iPhone 17』が55%で最多だった。上位モデルの『iPhone 17 Pro』が31%、最上位モデルの『iPhone 17 Pro Max』は14%とスペックが高いモデルは購入者の比率は低い結果になった。
『iPhone 17』シリーズの購入前に使用していた『iPhone』またはスマートフォンは、『iPhone 14』シリーズからの買い替えが21%で最多だった。それに『iPhone 15』シリーズからの買い替えが19%で続いた。この2機種で全体の40%を占めており、『iPhone 16』の9%を合わせて直近3年以内のモデルからの買い替えが半数という結果になった。
高価な『iPhone』にも関わらず約半数が3年以内のモデルから買い替えているが、携帯キャリアが提供する「2年返却」のシステムの影響は大きいかもしれない。一方で『Android』スマホからの買い替えは2%で、ほとんどの人が『iPhone』からの買い替えでOSの乗り換えは少ないこともわかった。
『iPhone 17』に満足しているのは95%。一方で価格には不満も
『iPhone 17』シリーズへの総合的な満足度では、「満足」と回答した人が77%で最多だった。「とても満足」も18%で、「『iPhone 17』に満足している」という回答は95%だった。「やや不満」と「不満」を選んだユーザーは0人という高い満足度になった。スペックと価格について5点満点で満足度を評価する質問に関しても高い満足度となった。スペックでは、使う上で気になる「動作の快適さ」、「バッテリー」、「カメラ」、「発熱」の項目を調査した。
動作の快適さは4.67点/5点
最新のA19チップを備える『iPhone 17』シリーズの動作の快適さは、「非常にスムーズで満足している(5点)」(67%)と「おおむねスムーズで満足している(4点)」(33%)と、購入者全員が「満足」と回答している。コメントでは、「『iPhone 17』は動作がサクサクで、『インスタ』を見る時も画面がすごく綺麗なので満足しています」(20代/『iPhone 17』購入/『iPhone 12』シリーズから買い替え)や「以前の機種と比べてタッチパネルの反応速度が飛躍的に速くなったように思います。画面がすぐに切り替わり文字を打つのにもかなりスムーズにできていて操作しやすいです」(40代/『iPhone 17』購入/『iPhone 13』シリーズから買い替え)などの性能アップを実感している意見が挙がった。
バッテリー持ちは4.59点/5点
バッテリー持ちに関しては、「1日十分に使えて満足(5点)」という回答が68%で最多だった。それに「1日なんとか持って満足(4点)」(23%)、「普通(3点)」(9%)という評価になった。約9割がバッテリー性能には満足していると感じており、動作の快適さと同様に「不満」と回答した人はいなかった。
コメントでも「バッテリーの持ちがかなり上がっているところに満足しています。1日以上バッテリーが持つのはとても助かります」(40代/『iPhone 17』購入/『iPhone 16』シリーズから買い替え)といった意見があった。搭載されているAチップの進化で電力効率はアップしており、バッテリーも年々増強されている。標準モデルの『iPhone 17』はビデオ再生時間30時間と『iPhone16』と比較して電池持ちが約36%改善しており、そういったこともバッテリー持ちの満足度につながっていそうだ。
カメラ性能は4.46点/5点で満足度97%
カメラ性能では、約半数が「とてもキレイに撮れて大満足(5点)」(49%)と回答している。それに「十分満足できる(4点)」(48%)と「普通」(3%)が続き、全体の97%がカメラ性能に満足と回答している。標準モデルの『iPhone 17』は超広角カメラが48MPに、『iPhone 17 Pro』では望遠カメラが48MPに画素数が上がっており、全モデルでフロントカメラが18MPセンターフレームに進化している。カメラに関するコメントでは、「満足しているのはカメラ性能がアップしたことです。ノーマル『iPhone』でも綺麗なので満足しています。インカメの画角が広がったことも嬉しいです」(30代/『iPhone 17』購入/『iPhone 14』シリーズから買い替え)や「カメラ性能の望遠撮影やズームの強化、暗所撮影や手ブレ補正など、カメラとしての性能がしっかり底上げされていで良いなと思います」(40代/『iPhone 17 Pro Max』購入/『iPhone 15』シリーズから買い替え)と性能向上に納得している声があった。
その一方で「カメラがかなり高画質だけど、背面のカメラがボコっとしているのが気になる」(30代/『iPhone 17』購入/『iPhone 13』シリーズから買い替え)や「特にカメラ性能が大幅に上がり光学ズーム倍率が高くなったのは満足。不満な点は、カメラの突起部分」(40代/『iPhone 17 Pro』購入/『iPhone 14』シリーズから買い替え)というカメラ性能には満足しつつも突起部分が気になるという意見もあったので、購入予定の人は実物で気になるか確認したほうが良さそうだ。
熱管理は4.26点/5点で91%が安定していると評価
発熱問題などの熱管理では、やや評価が分かれたが91%のユーザーが「安定している」と評価。コメントでは「容量の多いゲームアプリだと本体が熱くなりやすいのは不満です」(40代/『iPhone 17』購入/『iPhone 14』シリーズから買い替え)や「動作性能が飛躍的に向上し、特に重いゲームや動画編集アプリを長時間使っても本体がほとんど熱くならず、安定して動くことに満足」(30代/iPhone 17 Pro Max購入/iPhone 15シリーズから買い替え)などの意見があった。
ディスプレイ性能も高評価
5点採点で調査した4項目以外のでは、ディスプレイ性能を評価するユーザーも多かった。『iPhone 17』は、標準モデルにもProMotion技術を採用して120Hzリフレッシュレートに対応しており、スクロールしたときの画面がより滑らかで屋外での見やすさも向上している。ディスプレイでは、「ディスプレイの質が大幅に上がったことで、屋外でも見やすいなと思います」(40代/『iPhone 17 Pro』購入/『iPhone 15』シリーズから買い替え)や「現場で図面や仕様書を確認する際、画面が明るく文字がくっきり見える点と、バッテリー持ちの良さには非常に満足しています」(50代/『iPhone 17 Pro Max』購入/『iPhone 8』シリーズから買い替え)といったコメントもあった。
約6割が不満。価格は2.49点/5点と唯一の低評価
価格では「不満を感じる」と回答したユーザーが59%と約6割もいた。性能は高く評価されたが、価格とのバランスを感じづらいユーザーが多いことが浮き彫りになった形だ。コメントでも「価格については高いとは思いましたが性能面を色々と考慮すると妥当だという気持ちが日に日に高まりました」(40代/『iPhone 17』購入/『iPhone 13』シリーズから買い替え)や「価格は高いがそれに対応した良さがある。バッテリーも長く持つし、見た目もかっこいい。長く使えそうで嬉しい」(30代/『iPhone 17』購入/『iPhone 14』シリーズから買い替え)と納得している人がいる一方で、「満足に使いこなせないため価格は高いと感じます。『iPhone17』で冷蔵庫など大型家電や安い一眼レフカメラが買えることを思うと不満です」(30代/『iPhone 17 Pro』購入/『iPhone 14』シリーズから買い替え)や「全体的には性能面で大きな進化を感じていますが、価格面ではやや不満が残るというのが率直な感想です」(50代/『iPhone 17 Pro』購入/『iPhone 15』シリーズから買い替え)という意見もあった。
コメントから見える『iPhone』シリーズへの隠れた不満
今回の調査では、自由回答で『iPhone 17』シリーズの満足している点と不満に思っている点について質問しているが、そこから隠れた不満も明らかになったという。そのひとつがeSIM専用化だ。『iPhone 17』シリーズから日本版『iPhone』は初めてeSIM専用になったが、肯定的な意見がある一方で「今後の乗り換えが不安」や「海外に行くときに不便になりそう」などの否定的な意見も挙がった。『iPhone 17』を境に日本で販売される『iPhone』はeSIM専用となる可能性が高く、一部のユーザーにとっての『iPhone』を継続するハードルになるかもしれない。
容量に関しても128GBストレージの廃止も不満要素として挙がった。『iPhone 17』のストレージでは128GBが廃止されて256GBになり、ストレージ容量の選択肢も変化した。アップルストアの価格では、『iPhone 17(256GB)』が12万9800円で『iPhone 16(256GB)』の発売価格13万9800円なので、比較すれば1万円の値下げになっているが、128GBで十分だったユーザーにとっては値上げ感があったかもしれない。コメントでも「128GBがなくなって最低容量が上がったことで価格も実質的に高くなり、前より気軽に買い替えしづらい印象」(30代/『iPhone 17』購入/『iPhone 14』シリーズから買い替え)という声もあった。
さらに新型が出ても性能的に大きな変化を感じられず、コスパを感じづらいという意見も目立ったという。近年の『iPhone』は、スマートフォンとして完成度が高く、バッテリーやカメラが毎年進化しても日常使いだけでは変化を感じることが難しくなっている。コメントでも「12と比べると、すべての面で能力は上がっているが、価格ほどの革新性があるかというと、そうは思わない。デザインとしてもゴツゴツ感が少し感じられ、ジョブズ時代のスマートさがない」(40代/『iPhone 17 Pro』購入/『iPhone 12』シリーズから買い替え)というファンの声もあった。
今後は折り畳み式やAI機能などが『iPhone』シリーズにも登場するので、それによって新しい使い方や機能面での革新性を生み出せれば価格に対する不満は軽減するかもしれない。
『『iPhone 17』シリーズを購入した人の評価に関する調査』概要
調査対象:『iPhone 17』シリーズを購入した男女100名(有効回答数100)
調査期間:2025年12月2日
調査方法:インターネット調査
調査機関:クラウドワークス
設問数:10問
出典:セレクトラ・ジャパン 格安SIM・スマホ部門による調査
構成/KUMU







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