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キーを押す安心感!ガラケーみたいな「MIVE ケースマ」は使いやすいのか?

2026.02.22

「iPhone」のホームボタンが消えたのが、2025年2月のこと。

スマホは側面や天面にボタンがありますが、液晶面に物理キー(押し込めるキー)を配置するモデルは少なくなりました。

長年「ケータイ」を使ってきたシニアには、タッチパネルでの操作は混乱を呼ぶのでしょう、「電話だけでいい」という人にとって、スマホはわかりにくく、面倒くさい製品なのかもしれません。

そこで、各キャリアはケータイ型の端末を用意して、携帯電話のキー操作に慣れたユーザー向けの製品を用意しています。

1.ドコモ:「らくらくホン F41F」(FCNT・旧富士通)
2.au:「かんたんケータイ ライト KYF43」(京セラ)
3.ソフトバンク:「かんたん携帯11」(シャープ)「AQUOS ケータイ4」(シャープ)「DIGNO ケータイ4」(京セラ)

2026年3月31日には、ドコモが「FOMA」(3G)を停波します。いわゆる「ガラケー」がとうとう使えなくなるのです。

そのため、シニアユーザーはガラケーに替わる端末が必要となります。

もちろん、iPhoneやAndroidスマホを利用する方も多いでしょう。しかし、「ケータイは電話ができればいい」というユーザーにとっては、シンプルさが大事です。ケータイ型の端末に買い換える方も多いはずです。

そんな中、注目のケータイ型の端末が日本にデビューします。

韓国発の「ALT(アルト)」というメーカーが、2025年2月に日本上陸。そして「MIVE ケースマ」を2月19日より発売します。

ALTとはどんなメーカーなのか? そして、「MIVE ケースマ」の魅力は何か? 深掘りしていきましょう。

ニッチなスマホを作るALT

ALTは、CEOの李 尚洙(イ・サンス)氏が2017年に設立しました。

ALT Co.,Ltd. CEO李 尚洙氏

李CEOは1988年にLGグループへ入社。その後サムスン、パンテック、SKテレコムなどモバイル業界でキャリアを重ねてきました。その後、2017年にALTを設立。ICT(情報通信技術)企業として活動しています。

モバイル事業や5G、IoTと連動したデータ事業、AI対応のセットトップボックスやタブレットなどを扱うメディア事業を主軸に事業を展開。韓国では主要通信キャリア3社を通じて、シニア向け、キッズ向けなど「ニッチなスマホ」セグメントに注力。存在感を示しています。

韓国・ソンナム市を本所として、2019年には米国・カリフォルニア州に海外拠点を設立。2022年には中国・深圳、そして2024年に日本・東京へ海外拠点を設立しています。

2024年度の売上高は約150億円を計上。2025年には韓国のKOSDAQ市場へ上場し、2026年2月より日本のスマホ市場で本格展開します。

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「MIVE ケースマ」を「iPhone 17」シリーズとサイズを比べてみた

さて、シニア向け・キッズ向けのスマホを作り続けてきたALTが、満を持して日本デビューさせたモデルが「MIVE ケースマ」です。

ケータイ+スマホで「ケースマ」と呼ばれる「MIVE ケースマ」。基本は「折りたためる」便利さでしょう。

スマホにカバーを着ける人が多いですが、かつてのケータイは折りたたむことで画面を保護するため、無造作にカバンやポケットに突っ込みました。

「ケータイじゃなきゃダメ」ってシニアの方にとって、ポケットに入ることは重要なはず。もちろん、スマホもしまえますが、「MIVE ケースマ」は折りたたんだ時のサイズが約65.3×127.8×16.2mm(幅×高さ×厚さ)とコンパクト。重量は約195gです。

たとえば、iPhone 17の場合、サイズは約71.5×149.6×7.95mmで重量が177g、iPhone 17 Pro Maxは、サイズが約78×163.4×8.75mmで重量が233gとなっています。

「MIVE ケースマ」は幅が65.3mmなので、女性も片手で持ちやすいです。一方、iPhone 17は71.5mm、iPhone 17 Pro Maxは78mmあり、数値以上に「MIVE ケースマ」を持つと、コンパクトな感じがします。

また、スマホはケースを着けることが多いので、その場合ひと回りはサイズアップします。その点もカバー無しで使いやすい「MIVE ケースマ」は有利です。

ボディを広げて全長を実測したところ、240mm程度でした。

「ちょっと大きいかな?」と思ったものの、通話スタイルで耳と口に近づけると、実は話しやすいサイズです。

さらに、キー側のボディをしっかりと持てるので、バランスを保ちやすいのもメリット。通話がメインのシニアユーザーの場合には特に、重宝されそうです。

「MIVE ケースマ」はケータイとして使いやすい?

ケータイとしてみると、「MIVE ケースマ」は結構大柄です。ちなみに、ALTが韓国で販売した前作の「スタイルフォルダー1」が、折りたたみ式のケータイ型端末として標準的な大きさ(約63×124.5×16.2mm、約180g)ということで、サイズ感を比較してみました。

持ちやすさは、「スタイルフォルダー1」に分があります。しかし、キーの大きさが全然違います。これは、老眼などで手元が見づらくなってくるシニアにとっては、実にありがたいのです。

さらに、キーが独立しているのもうれしいポイント。キー操作で迷わないのです、とにかく。

十字キーとホームボタンを兼ねた丸いボタンでサクサク操作が可能。もちろん、タッチパネル操作もできます。

そして、折りたたみケータイとしては、画面サイズが4.3インチと大型なことも魅力です。

ホーム画面は標準ホーム(上写真の左)とシンプルホーム(同右)が選べます。よりケータイらしく使うなら、シンプルホームがおすすめです。

「スタイルフォルダー1」は、画面サイズのスペックは101mm。これをインチに換算すると約3.97インチです。

思っている以上に「MIVE ケースマ」との0.3インチの差が大きく、これもシニアにとって「見やすさ」につながります。文字の設定を大きくしても、画面でじゃまにならないのがうれしいです。

忘れてはいけないのが、カメラです。

アウトカメラはキーボード側のボディに設置されています。

スマホの場合はボディ上部に配置されていることが多く、そちらの操作感に慣れてしまった自分にとって、「MIVE ケースマ」のカメラ位置は、逆に新鮮でした。

そして、このカメラ位置が思った以上に操作しやすいのです。

ボディを開いて握りしめても画面に触れることがないので、安定して持つことが可能。

そして、カメラのレンズ位置が端末の中央くらいにくるので、アングル(画角)をイメージしやすいのです。

要は、キーボード側のボディをグリップとして使えるのがポイント。改めて「スマホって持ちにくいなぁ」って思った次第です。これも「ケータイじゃなきゃダメ」っていうユーザーがいる理由の1つなんだと、再認識しました。

さらに、忘れちゃいけないのが、ストラップホールとイヤホンジャックでしょう。

ケータイといえば、ストラップは不可欠です。落下防止もありますが、デコレーション要素としても重要でした。

また、Bluetoothのイヤホンが主流になっていますし、USBで接続する有線タイプのイヤホンもありますが、シニアにとって「使い慣れたイヤホンを挿す」という安心感は絶大。

今やロストテクノロジーに近いものがありますが、有線で3.5mmのオーディオジャックは、充電が不要。シニアは「すぐ使える」道具を好みます。ペアリングなどの操作ではなく、「イヤホンを挿す」。これが、一番わかりやすいし、「つながった」ことが目に見えるのが大事です。

そして、ALTはうれしいオプションも用意しています。それは、専用充電卓上ホルダです。

置くだけで充電するのは、ケータイでは当たり前のアクションでした。「MIVE ケースマ」を使うユーザーはきっと、わざわざUSB-Cのケーブルを本体に挿すのが億劫なはず。しかも、開いた状態で設置も可能なので、画面を見ながらの充電も便利です。

別売にはなりますが、おすすめのアイテムです。

とにかく、スマホネイティブには想像できない、「ケータイならではの便利さ」が「MIVE ケースマ」には詰まっています。iPhoneの新型を買っては挫折を繰り返している、筆者の86歳になる父親に使ってもらいたいと、正直思いました。

ほかにも、利用者の安否を伝えてくれる「安心メッセージ」や「SOS発信」、迷惑電話やスパムメッセージの遮断など、シニアが遭遇する日々の困難をサポートしてくれるケータイ。「MIVE ケースマ」は良き道具です。

ちなみに、「おサイフケータイ」は非対応です。しかし、自分の父親がおサイフケータイを使う姿は想像できないので、まぁ、無くてもいいかなって思います。おサイフケータイを使えるユーザーなら、とっくにスマホを使っているでしょうから。

【参考】ALT JAPANホームページ

現役の「ケータイ型端末」と比較。買いの理由はこれ!

最後に現役の「ケータイ型端末」とサイズの比較をしてみました。

ケータイ型端末は最先端の高性能よりも、「持ちやすさや」「見やすさ」「誤操作しにくいこと」が大事。コンパクトでもちやすくて、でもキーや画面が大きいという矛盾を上手にバランスしているかを確認してみましょう。

FCNT、シャープ、京セラがメーカーとなっており、サイズは

・幅が51mm前後
・高さが115mm以内
・厚さが17~18mm前後
・画面サイズが3~3.4インチ
・重量が120~135g前後

が標準値です。

一方、ALTは

・幅が約65.3mm
・高さが約127.8mm
・厚さが約16.2mm
・画面サイズが約4.3インチ
・重量が約195g

です。つまり、ケータイ型端末と言いつつ、国産モデルとはかなり違う仕様になっています。

カラーもインディゴブラックとパールホワイトの2色で、ターゲットは女性よりも男性中心になりそう。

ALTの「MIVE ケースマ」は、「ケータイとして普段は使うけど、時にはLINEやWebブラウジングもしたい」、そんなユーザーにとって使いやすい、「ガラケーみたい、だけどちゃんとスマホ」なのです。

「ドコモの3Gのサービスが終了するけど、iPhoneやAndroidスマホを使うのは、ちょっと億劫だな」ってあなた。そして、「スマホはちょっと使いにくい」って思っているあなた。ALTの「MIVE ケースマ」を使ってみませんか?

【参考】
らくらくホン F-41F|NTTドコモ
かんたんケータイ ライト KYF43|au(KDDI)
ケータイ|ソフトバンク

購入はイオンモバイルなどのMVNOか家電量販店で

さて、ここまで、魅力満点の「MIVE ケースマ」をご紹介してきました。

気になる同機の価格は、税込3万4800円~とリーズナブルな設定になっています。

発売は2026年2月19日から。

・イオンモバイル
・HISモバイル
・J:COM
・LIBMO(リブモ)

のMVNO4社で購入可能です。

また、ビックカメラ、ヨドバシカメラでも販売します。

ケータイ型の端末が使いやすいと思っているなら、ぜひ一度、手に取って試してみてください。

取材・文/中馬幹弘

ケータイとスマホのいいとこどり!韓国ブランドALTの「MIVEケースマ」に秘められた予想外の利便性

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慶應義塾大学卒業後、野村證券にて勤務。アメリカンカルチャー誌編集長、モノ情報誌編集を歴任。iPhone、iPad登場時よりスマホ実務に携わる。

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