文具やPCアクセサリ等のメーカーとして知られるナカバヤシ(株)が、トラックボール内蔵型のキーボードを発売。話題を呼んでいる。
一体、どのようなものか。入手したので、今回はこの製品をレビューしたい。
コンパクトなキーボードにトラックボールが収まる
12月中旬に発売されたこの製品、名称は「無線トラックボールキーボード」という。サイズは、幅303mm、奥行180mm、高さ(厚さ)34mm。テンキーなしの「65%キーボード」に奥行をプラスαした大きさとなっている。
そのプラスαの部分に、トラックボールとマウスの左・右ボタン、ホイールが収まっている。トラックボールは右側に、ボタンとホイールは左側にあるのが特徴的。

製品名に「無線」とあるとおり、付属のUSB(A)レシーバーをパソコンに差し、2.4GHz帯で通信する(ちなみに通信可能半径は約6~8m)。
キーボード自体は単3形アルカリ乾電池2本で駆動し、連続動作時間は約250時間。1分の未操作でスリープ状態となり、省電力がはかられているが、それとは別にオン・オフのスイッチもあり、最近のキーボードでは珍しい。なお、対応OSはWindows10~11となっている。

メーカーのふれこみは「マウス不要の万能キーボード」。また、比較的コンパクトなので、立ち姿勢でのプレゼンなどで、トラックボールとマウス機能主体で使うこともできるとある。
小さいながらも良好な操作性
さっそく使ってみよう。
実は、トラックボール内蔵のキーボードは世界初ではなく、過去にいくつか出ている。トラックボール好きな筆者は、2つ3つ試してみたが、どうも使い勝手が悪く、すぐに普通のキーボード&マウスに戻った経緯がある。なので、ちょっと辛口視点のレビューとなるかもしれない。
まず、トラックボールから。直径19mmと小さめだが操作性も反応性も良好。最初は人差し指で動かしていたが、親指がうっかりキータッチすることがあるため、親指操作に変えた。これで、ほかの指がキーを触ってしまうことはまずなくなる。

広いモニターでカーソルをあちこち動かしたければ、CPIを高くすればよい。それはFnキー+F1~F4キーで切り替えでき、それぞれ800CPI、1000CPI、1200CPI、1600CPIに対応する。
筆者の15.3インチノートパソコンだと、デフォルトの800CPIで十分。このモニターサイズで1200CPI以上だと、素早過ぎてカーソルを見失いやすい。
気になったのがメンテナンス。ボールを支える支持球と呼ばれる箇所は、長く使うとホコリがたまりやすい。そうなるとボールの動きが悪くなるので、ボールを外して支持球を掃除する必要がある。
以前使っていたトラックボール内蔵キーボードは、ボールが外せない構造で不便を感じたが、本製品はそれができる。方法は、トラックボール周囲のカバーを付属のツールで外し、ボールごと取り出す。それで支持球があらわになるので、クロスなどで乾拭きすればよい。

違和感なく使えるマウス機能
次いで、左・右ボタンとホイールを見てみよう。これらも小さめで、基本的に左手の親指で適宜操作する。
ボタンは今はやりの静音仕様。「カチッ」というクリック音を好む筆者は、なじむのに少々時間を用意した。また、通常のマウスと操作性が異なるので、「慣れるまで大変か」と思ったが、意外とそうでもない。
最初は、間違ってそばにあるESCキーを押してしまうなどストレスはあったが、いったん慣れてしまえばこちらのもの。ほどなく、ブラインドタッチでも難なく扱えるようになった。

快適な使い方にはコツがあって、キー操作から移行する際、いったん手をキーボードの脇に一瞬置く。それからトラックボール、ボタン、ホイールに親指を当てると、母指球がほかのキーを押してしまうリスクが防げる。
総評すると、使い勝手は非常に良く、慣れれば通常のマウスなしでも支障なくパソコン作業ができる良品である。特に、デスクスペースを少しでも広げたいとか、外でノートパソコンを使う人にはおすすめポイントは高い。
なお、「無線トラックボールキーボード」は、ナカバヤシダイレクトショップや家電量販店などで販売中。メーカー希望小売価格は15,686円となっている。
公式サイト内製品ページ:https://www.nakabayashi.co.jp/product/detail/27246
撮影・文/鈴木拓也
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