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デフォルトのクラウドAI機能で写真を自由自在に補正!2025年最後の名機「OPPO A5 5G」使ってみた

2026.02.06

これって一体どういう値段の付け方なんだ!? と叫びたくなってしまうような製品が存在する。事前に予想していたよりもあまりに安過ぎる、という意味での驚きだ。

1984年の筆者はまさに「デフレの子」で、中学、高校、そして大学へ進学せず働きに出た頃を通して「物価が安くなる」という現象を目の当たりにしている。それが当たり前だった、と言ってもいいだろう。故に、ここ最近のインフレは筆者にとっては生まれて初めて経験する現象だ。

インフレとデフレ、どちらがいいかといえばそれはもちろんインフレである。しかし、時としてデフレ時代の光景が懐かしく思えてしまうことも。このあたりは人情というものなのかもしれない。

12月4日に発売された『OPPO A5 5G』は、まさにあの時代の記憶を思い起こさせるに十分なインパクトを含んだ製品である。この記事を執筆している1月6日の時点で、SIMフリー版でも3万円弱、キャリア版では2万円前後で購入できてしまうのだ。や、安過ぎる!

「AIスマホ」の定義とは?

筆者はとある経済誌で「AIスマホ」に関する記事を手がけたことがある。小学館とは関わりのない雑誌だ。

そこで担当編集者といろいろ話をして、さらに筆者の助手をしてくれている人にもどういう記事にするか相談する。やがて話はこんな展開になった。「AIスマホに明確な定義があるのか?」。

プロセッサーがAI処理に対応している、いわゆる「オンデバイスAI」のスマホだけが「AIスマホ」に当てはまるのだろうか。しかし、今日びよほどの山奥か海の只中でない限り「オンラインに接続できない」ということは起きない。クラウドAI機能がデフォルトで備わっているスマホは「AIスマホ」と呼ぶことはできないのか?

結局、その時の記事執筆はオンデバイスAI対応スマホに話を絞ることになった。が、あと2ページほど筆者にもらえればクラウドAI機能に的を絞った低価格のスマホの話もできたはずだ。

クラウドAI端末がなぜオンデバイスAI端末よりも価格が安くなるかといえば、それは簡単に言えば「高スペックのプロセッサーを必要としない」からだ。

この記事で取り上げるOPPO A5 5Gも「AIスマホ」を謳っているが、それはオンライン接続を前提としたクラウドAI機能を備えているという意味である。

「AI消しゴム」で路上のタクシーを消してみた

OPPO A5 5Gの背面カメラは広角約5,000万画素で、その下に被写界深度測定用約200万画素のレンズが搭載されている構成だ。これは二眼ではなく、一眼。

この製品のカメラは最大10倍のズーム機能を有しているが、これに過度の期待をかけてはいけない。なぜなら、光学ズームではなくデジタルズームだからだ。倍率を増せば増すほど画質が粗くなっていく。が、OPPO A5 5Gの場合はそれを補うためのAI補正機能がある。

デジタルズームを使って撮影した写真は、「鮮明度強化」で補正する。これである程度の粗は解消されるというわけだ。

そして、最近のスマホでは定番の機能になりつつある「AI消しゴム」もちゃんと搭載されている。

上の写真の右端あたりに写っているタクシーを消してみよう。「スマートラッソ」「塗りつぶす」「人を削除する」の3通りの項目から、その時々に最適のものを選んで操作する。

多少の消し跡は残ったが、遠目にはあまり目立たないようにタクシーだけを消すことができた。

ローエンドモデルで体験する「最先端テクノロジー」

OPPO A5 5Gのこれらの機能を活用しながら、筆者は改めて「AIスマホって何だろう?」と考えてみる。

高スペックのプロセッサーを備えたオンデバイスAIスマホだけが「AIスマホ」と名乗る資格がある、などと誰が定義したのだろうか?

OPPO A5 5Gは、おサイフケータイを含むNFC決済に対応しているだけでなく、日本の公的認証即ちマイナンバーカード搭載も可能である。上述したように、背面カメラは広角約5,000万画素の一眼のみでやや物足りない印象だが、だからといってそのせいで難儀することは日常シーンではあまりないはずだ。

この製品はOPPOらしく、「この程度で十分」の具現化になっている。

スマホに限らず、ハイエンドモデルはその分野の製品全体の性能を底上げするためになくてはならない存在だ。煌びやかな役割を担うフラッグシップ機が技術的な課題を克服し、同時に巷に対しての訴求力を発揮する。「数年前まではSFの世界だったこの技術は、今では実現してるんだよ」という具合に。

しかし、ハイエンドモデルはメーカーが持っている技術の集大成であるため、やはり高価にならざるを得ない。だからこそ、ハイエンドモデルの機能の一部を取り入れたミドルレンジモデル、ローエンドモデルの開発が必要となる。

このような書き方をすると、ローエンドモデルはあくまでも「上位モデルの簡略版」という印象を持たれてしまうかもしれない。が、実際にはローエンドモデルも「技術の粋」である。低価格を維持しながら、ユーザーに最先端テクノロジーを体験してもらうための創意工夫が製品に注入されている。

心臓が高鳴るほどの新体験は、低価格のローエンドモデルでも十分に味わうことができる。クラウドAI機能で高価格のオンデバイスAIスマホにも負けないパフォーマンスを目指すOPPO A5 5Gは、「2025年最後の名機」と言えるのではないか。

【参考】
OPPO A5 5G

文/澤田真一

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