今、カレーライスを物価指標にする前提が、揺らぎ始めている!?
物価の動きを身近に伝える指標として、カレーライスは長く安定した立ち位置を占めてきた。
ただ、ここまで説明しておいてなんだが、その前提が、今もそのまま通用するかというと、状況は少しずつ変わってきている。
実際、2017年には、レトルトカレーの売上額が家庭用カレールウの売上額を上回ったという報道があった。忙しさやライフスタイルの変化を背景に、鍋でカレーを作るよりも、温めるだけで食べられるカレーを選ぶ人が増えている。

そう考えると、カレーライス物価は、現在のすべての家庭の食生活をそのまま映しているとは言い切れなくなってきている側面もある。
とはいえカレーライスが示す「実感」は、いまも無視できない
カレーライスは、万能な物価指標ではないし、すべての家庭の状況を正確に映しているわけでもない。それでも、米や肉、野菜、ルウといった身近な食材の値上がりや、水道光熱費を含めた「作るコスト」の変化を、一皿の料理としてまとめて捉えられる点には意味がある。
「最近、なんとなく高くなった気がする」
そんな感覚を、言葉や数字に置き換えるための手がかりとして、カレーライスという〝ものさし〟は、今も役割を果たしているのだろう。
世の中の物価がどうなっているか。日々スーパーで食品の価格を見て体感するのもいいが、すぐに目安が知りたい時にはこの「カレーライス物価」を思い出して調べてみてほしい。
物価高の時代と向き合うには、まずその身近な動きを知ることから始めよう。
文/内山郁恵
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