小学館IDをお持ちの方はこちらから
ログイン
初めてご利用の方
小学館IDにご登録いただくと限定イベントへの参加や読者プレゼントにお申し込み頂くことができます。また、定期にメールマガジンでお気に入りジャンルの最新情報をお届け致します。
新規登録
人気のタグ
おすすめのサイト
企業ニュース

ヒットの裏に理由あり!無印良品の「本当に売れている名品」6選

2026.02.05

『無印良品』もしくは『MUJI』と聞けば、多くの人が何らかのアイテムを思い浮かべるのではないだろうか。レトルトカレー、不揃いバウム、足なり直角靴下、化粧水など。老若男女問わず、多くの人がリピート・愛用する名品ぞろいだ。

というのも『無印良品』は、1980年の誕生以来、〝無印〟という立場に〝良品〟という価値をつけて、衣服・生活雑貨・食品などといった日常を支える商品を世に送り出し、そのラインナップはいまや家にまでおよぶ。 

そこで今回は、『無印良品』に突撃取材! 製品づくりのこだわりと、「実はコレもおすすめ」という爆売れしている名品を伺った。

つるつるピカピカでないモノづくりを意識「紳士服」

最初にお話を聞いたのは、衣服雑貨部 紳士カテゴリーマネージャーの西野裕之さんだ。

1983年から40年以上にわたり取り扱っているという「紳士服」。当時の日本は好景気を背景に高価な海外ブランドが話題を集める一方で、低価格を理由に粗悪な商品が出回るという消費の二極化が生まれていたそうだ。

「こうした時代背景の批評を含め、生活者に本当に役に立つ商品のあり方、暮らしとモノのバランスを回復すべく、1980年にブランドが誕生してすぐに衣服カテゴリーも取り扱いが広がりました」(西野裕之さん)

西野さん曰く、紳士服だけでなく『無印良品』のプロダクトは、日本古来の〝素〟を旨とする美意識。つまり「簡素であることは単に質素であることでなく、ときに豪華であることを凌駕する魅力を持つ」という考え方に紐づいているという。

「無駄をそぎ落とし、素材を選択し、お客様の生活に寄り添う〝素〟の魅力が伝わるモノづくりを目指しています。これがいいではなく、これでいい、と思って手に取っていただけることが理想です。

だからほぼすべての衣料品において、質感を意識した商品の素材をイチから作っています。色も、自然の色から着想を得た色をベースに自前で作成しているんですよ」

そのため開発・製造のリードタイムが長くなり、人気のある商品はすぐになくなってしまうケースも。しかしそれは、お客にも素材にも地球にも、真摯にものづくりをしているがゆえの仕方のないジレンマと言えよう。

秋冬シーズン売り上げ1位「防風撥水中わたフードジャケット」7,990円(税込)

XS〜XXLの6サイズ、写真の黒を含むベーシックな4色展開だ。

自社オリジナルの、保温性が高く、柔らかで軽量な中わたを使用した「防風撥水中わたフードジャケット」は、秋冬シーズンの紳士服では売り上げ1位。2024年には、前年比220%の売り上げだったという。


「2023年に同シリーズの商品を販売開始したところ、初年度は販売当初よりSNSでの反響も大きく、ありがたいことに販売計画を上回り……。すぐに売り切れてしまい、お客様にご迷惑をかけてしまいました」

7,990円とお手頃ながら、雨や冷たい風を防ぎ、ふっくらとした中わたは十分な暖かさ。飽きのこないシンプルなシルエットということもあり、年齢を問わず支持されている、とも。

「学生さんからご年配の方まで、通学通勤シーンでも普段使いでも、汎用性が高いとご評価いただいています」

ちなみに価格は2023年の発売当初から現状維持。この物価高にすばらしい!と拍手を送りたくなる一品だ。

タイパもコスパもGOOD「UVカット乾きやすいワッフルクルーネック長袖Tシャツ」2,990円(税込)

XS〜XXLの6サイズ、写真の黒を含むベーシックな4色展開だ。

春先にもちょうど良い厚さと、ゆとりのあるシルエット。速乾性のある素材で、着回しがしやすいなどといった理由から、「今の時期はこれしか着ていません」という声が社内外から聞こえるほど熱く支持されているという「UVカット乾きやすいワッフルクルーネック長袖Tシャツ」。

2024年秋にスポーツラインとして登場し、発売当初から計画超過ペースで売上が進捗。25年春に定番商品となった。

UPF50+という高いUVカット性と、洗濯後に乾きやすい速乾性のある素材を選んでいます。また、生地はもちろん、付属品や縫製する糸もすべてをPET100%原料の単一素材で仕立てることで、リサイクルしやすくなっていることも特徴です。

体のラインを拾いにくく、1枚でサマになるので、デニムやチノパンツなどの定番カジュアルアイテムとさらっとコーディネートしたり、軽い運動着としてご使用いただいたりするのもおすすめです」

性別問わず使いやすいケアアイテムが充実「ヘルス&ビューティー」

続いて、生活雑貨部 ヘルス&ビューティー カテゴリーマネージャーの中野倫弥さんにお話を伺った。

シャンプーなどは、創業した1980年代から、代表商品であるスキンケア製品は、1997年から取り扱いを開始したという「ヘルス&ビューティー」カテゴリ。年齢・性別を問わず、誰でも、毎日使えることを目指し、使用する原料や使用感にこだわって開発をしているそうだ。

「最近では、ヘルス&ビューティーの商品から『無印良品』を使い始めるお客様も増えてきており、『無印良品』を知っていただくきっかけの一つになっていると思います。ヘルス&ビューティーも含め、われわれのすべての商品はお客様の〝感じよい暮らし〟をサポートするものだと考えておりますので、どんな方の暮らしにも寄り添い、ずっと使い続けたいと思っていただける商品を今後も開発していきたいと考えています」(中野倫弥さん)


そんなヘルス&ビューティーの転機の一つが、スキンケア製品のリニューアルだ。

「2023年秋冬から大きなリニューアルを実施しました。取り扱い当初からのこだわりである〝天然水の活用〟に加え、天然由来成分※100%に見直したんです。これにより、今まで使用していた原料で使えなくなってしまうものもあり、お客様にご好評いただいている使用感を維持するのに苦労しました」(中野さん)

リニューアル後に登場したスキンケア「発酵導入美容液」が大ヒットしたことは、記憶に新しい。ロングセラーも人気に甘んじず、改良する勇気を持ち続けることが、ヘルス&ビューティーの売り上げをぐんと伸ばしたのかもしれない。

※天然成分を化学的に反応させた成分を含みます

秋冬シーズン売り上げ1位「薬用 コンシーラー」890円(税込)

繰り出し式のスティック型。肌なじみの良い「オークル」と明るい「ナチュラル」の2色。

無香料・無鉱物油・パラベン(防腐剤)フリー・アルコールフリーと、素肌を思いやった成分で、シミやそばかすなどをしっかりカバーする「薬用 コンシーラー」。有効成分として、古くから用いられてきた和漢植物である甘草の根から得られるグリチルレチン酸ステアリルを配合。これは抗炎症効果をもつことで知られ、にきびや肌荒れを防ぐという。


「2025年8月の発売以来、化粧品という感じがしないシンプルなデザインが男性にも使いやすいと支持をいただいています。

青髭が気になるところには『オークル』を、シミが気になるところには『ナチュラル』を使っていただくのがおすすめです」(中野さん)

内容量は3.5g入りで、重量は約20g。リップスティックのようなスリムな形で、持ち運びやすいのも人気の理由だ。やや硬さがあるマットな質感で、だからこそ気になるところにピンポイントで塗りやすい。

中野さん曰く、「商談など人に会う前やオンライン会議前など、気になったときにすぐに使っていただけますよ」とのこと。メンズコスメを活用する人も増えてきた今、ちょっと試してみたいとか、部分的に気になるなどといった人にはうってつけのアイテムではないだろうか。

頭皮から髪の悩みまでアプローチ「植物発酵液 薬用スカルプシャンプー」「植物発酵液 薬用スカルプコンディショナー」各1,490円(税込)

こちらは400ml入り。銭湯や出張などに便利な50ml入り490円(税込)もある。

同じく400g入り。携帯しやすい30g入り490円(税込)も。

フケやかゆみ、頭皮の赤みや毛髪のハリなど、男性ならではの頭皮や毛髪の悩み。「植物発酵液 薬用スカルプヘアケア」は、天然由来成分で頭皮から髪の悩みまでアプローチできる処方を開発したそうだ。

「天然由来成分※100%にこだわったスキンケア発想の薬用ヘアケアシリーズです。爽やかな柑橘系の香りと使いやすいテクスチャーで、男性だけではなく、女性にも使いやすいスカルプヘアケアとして支持されています」(中野さん)

※天然成分を化学的に反応させた成分を含みます

3種の発酵液と植物由来タンパクを配合で頭皮をケアし、髪のダメージを補修。また、10種の植物由来のうるおい成分も配合。さらに弱酸性やシリコンフリーなど、頭皮と毛髪におだやかな使い心地も追求し、すこやかで、すっきりとした地肌と髪に洗い上げる


「とくに、頭皮の皮脂汚れ、かゆみやフケが気になる方におすすめいたします。ダメージを受けた髪を補修するため、シャンプーの後にコンディションナーを合わせてお使いいただくと、より良いでしょう」(中野さん)

『無印良品』のシャンプーとコンデイョナーは、使い切りサイズのお試し用150円(税込)もある。気になった方は、一度トライしてみてはいかがだろうか。アラフォーの筆者が使ってみたところ、ノンシリコンに時折あるキシキシ感がなく、乾かすとさらさら。香りも穏やかだったぞ。

旅にも、日常にもなじむ、365日使える道具「トラベル」

最後にご登場いただくのは、生活雑貨部 トラベル用品担当の郷 ゆきさんだ。

『無印良品』では、「旅の持ち物をできるだけ軽く、使いやすく」という考えのもと、1990年代から旅行や移動を快適にするための製品を展開している。2008年には「MUJI to GO」シリーズとして、店内売場やネットストアで特集ページを公開。また、一部の空港では「MUJI to GO」という店舗名でトラベル用品を中心に扱う小型ショップも運営している。

「『無印良品』のトラベル用品の特徴は、シンプルなデザインと機能性の両立です。キャリーケースのような大型アイテムから、詰替え容器や吊るして使えるポーチまで、どの製品も〝日常と旅のあいだ〟を意識して開発し、〝365日使える道具〟であることを大切にしています」(郷 ゆきさん)

また、コロナ禍を経て働き方や暮らし方が大きく変化したことも、〝365日使える道具〟であることを目指す理由の一つ。旅と日常の境界は曖昧になり、通勤通学のみならず、ワーケーションや週末のショートトリップなど、人が動く時間そのものが多様化した今、「トラベル」カテゴリーの役割も変化しているそうだ。

「私たちが目指しているのは、気軽な旅の専門店のような存在です。キャリーケースからポーチまで、旅先でも日常でもなじむデザイン・価格・素材を追求することで、特別な旅のためのモノではなく、日々の暮らしを少し自由にするモノ。そんな思想のもとで、誰もが自分らしく移動を楽しめる世界観を提案しています。

将来的には、日本で培った設計思想をもとに、各国の文化や移動習慣に寄り添いながら、世界中の人々の〝動く日常〟を支える『無印良品』という存在へと育てていきたいと考えています」(郷さん)

かさばる荷物をコンパクトにする「ポリエステル仕分けケース圧縮タイプ」S1,490円(税込)、M 1,690円(税込)

こちらはS。カラーは写真のグレーほか、黒、カーキの3色だ。

こちらはM。

2024年11月の発売当初から、SNSや旅行系メディアを中心に「ファスナーを閉めるだけで荷物が驚くほどスッキリする」と話題になったという「ポリエステル仕分けケース圧縮タイプ」。「荷物を減らしたいけれど、手間はかけたくない」という生活者の声に応えて誕生したそうだ。

脇のファスナーを閉めることで荷物を圧縮し、厚みを抑える作り。旅行の際にかさばる衣類などの整理に便利だ。また、片面がメッシュなので入れたものの判別もしやすく、下着など見せたくないものの目隠しにもなる

「LCCの普及や、機内持ち込みで旅を完結させたいミニマル志向の高まりなど、〝軽量・省スペース〟を求める市場ニーズがヒットの追い風になっていると感じています。

特に、家族旅行や出張などで荷物が多くなってしまうユーザーを中心に、圧縮袋より手軽で、見た目も整う点が支持されました。近年は、ご家庭の収納や衣替えに活用する方も増えています」(郷さん)

郷さん曰く、Sサイズはシャツや肌着、Mサイズはニットやパンツに最適。また、ホテルではそのまま引き出しに入れても使えるため、荷造りも荷ほどきもスムーズだ。忙しいビジネスパーソンの移動を快適にしてくれるアイテムといえよう。

息をふうっと吹き込むだけ「ふうっとふくらむネッククッション」2,990円(税込)

ご覧の通り、ぺたんこである。

2〜3回、息を吹き込むと、ふっくら。

2025年4月に発売した「ふうっとふくらむネッククッション」。発売からすぐに想定を上回る売れ行きを見せ、SNSでも「想像以上に軽くふくらむ」「携帯しやすい」と話題になった。

開発の背景には、2022年以降の旅行・出張再開に伴う「再び動き始めた人々」のニーズ変化があるそうだ。

「航空会社のLCC利用が一般化し、荷物の軽量化や省スペース化への関心が高まる中、『快適さは欲しいけれど、かさばるものは持ちたくない』というお声が増えています。

従来のネッククッションは、膨らませるのに時間がかかる・収納時にかさばるなどの課題がありました。本品は2〜3回、軽く息を吹き込むだけで膨らみ、空気を抜くと手のひらサイズになります。また、空気量を調整することで首まわりのサポートから腰あてまで用途を変えられる設計と、『無印良品』らしいマットな素材感やニュートラルカラーもご支持をいただいています」(郷さん)

飛行機や新幹線の移動時はもちろん、ホテルやオフィスでの休憩時に腰あてとしても活躍する、と郷さん。持ち運びやすい設計と落ち着いたカラーは、ビジネスパーソンのスーツスタイルにもなじむ。バッグに常備しておけば、気軽に快適にリラックスできるだろう。

『無印良品』は国内外およそ700店舗

今回ご紹介した6アイテムは、いずれもビジネスパーソンのオンオフを快適にしてくれるであろう名品ぞろいだ。シンプルかつ、むだなく推敲された機能性で、きっと日々を助けてくれるにちがいない。

店舗は国内外でおよそ700店舗あり、オンラインストアなら店舗受け取りで送料無料だ。売り切れる前に、チェックしてみてほしい。

取材・文/ニイミユカ

【DIMEトレンド大賞2025】日用品部門賞は弁当派に支持されて計画の2.5倍も売れた無印良品「トッピングカップ付きランチカプセル」

雑誌「DIME」、WEB「@DIME」などで募った約4万5000票以上の読者投票をもとに、編集部員、そして選考委員4名(玉川 徹氏、ヒャダイン氏、市川紗椰氏、D…

@DIMEのSNSアカウントをフォローしよう!

DIME最新号

最新号
2025年12月16日(火) 発売

来年末は、DIME本誌で答え合わせ!?来る2026年、盛り上がるだろう意外なブームを各ジャンルの識者・編集部員が大予言! IT、マネーから旅行にファッション、グルメまで……”一年の計”を先取りできる最新号!

人気のタグ

おすすめのサイト

ページトップへ

ABJマークは、この電子書店・電子書籍配信サービスが、著作権者からコンテンツ使用許諾を得た正規版配信サービスであることを示す登録商標(登録番号 第6091713号)です。詳しくは[ABJマーク]または[電子出版制作・流通協議会]で検索してください。