成人男性の多くに見られる進行性の脱毛症「AGA」。日本人男性の3人に1人が悩むと言われている症状だが、実際のところ、クリニックに通うなど何らかの対策を講じている人はどれくらいいるのだろうか?
AGAセルフケア「HIX」を運営するエムボックスはこのほど、HIXユーザー6,354名の問診データをもとに分析した「AGAに関する実態調査2026」を発表した。
悩み部位1位は、鏡を見て気づきやすい「生え際」
薄毛が気になる部位について聞いたところ、「生え際・おでこから薄く(44.4%)」が最も多く、次いで「頭頂部・つむじから薄く(36.5%)」となった。 昨年の調査と同様の傾向を示しており、多くの男性にとって、自分自身が鏡を見た際に変化に気づきやすい「顔周り」の後退が、悩みを自覚する最大のきっかけであり続けている。
薄毛が気になり始めて1年以上経過しているにもかかわらず、3人に1人以上が「対策なし」
薄毛対策への意識は年々高まりを見せており、「何も行っていない」と回答した割合は昨年の53.4%から41.6%へと改善した。また、対策方法については「塗り薬」が最も多い結果となった。
しかし、「1年以上前から悩んでいる層」に限定すると、34.4%(約3人に1人)が依然として未対策のまま。長期的な悩みがありながらも、具体的な行動に移せていない「足踏み層」の実態が浮き彫りになった。
生活習慣(睡眠・食事・喫煙)は良好な人が多数。一方で8割が「遺伝」傾向にあり
薄毛の原因として一般的に挙げられる「生活習慣の乱れ」について調査したが、結果は以下の通り、回答者の多くが健康的な生活を送っていた。いずれも昨年比で同水準となる。
睡眠: 86.6%が5時間以上の睡眠をとっている
食事: 62.6%が栄養バランスの良い食事を意識している
喫煙: 76.7%がタバコを吸わない(非喫煙者)
一方で、「ご家族の中に薄毛の方はいますか?」という質問には、80.2%が「はい」と回答している。昨年の調査(約7割)と比較しても高い数値となっており、生活習慣の改善だけでは防ぎきれない「遺伝的要因」が強く影響していることが改めて裏付けられた。
AGAは遺伝的要素が強いからこそ、生活習慣の改善といった自助努力だけでなく、医学的根拠に基づいた早期の「適切なケア」で進行を遅らせることが重要だ。
半数近くが「クリニックに行きたくない」。理由は「時間がない」「費用が高い」とコスパ・タイパを意識
進行性かつ遺伝的要因が高いにもかかわらず、なぜ多くの人が「放置」してしまうのだろうか。 専門クリニックへの受診意向を聞いたところ、47.7%(約半数)が「受診したくない」と回答した。
その理由として圧倒的に多かったのが「通院する時間がない(60.4%)」、次いで「費用が高い(27.3%)」となった。 仕事などで忙しい現役世代にとって、通院にかかる時間やコスト(タイパ・コスパ)が大きな障壁となっており、その結果として、薄毛を放置してしまう層が発生していると考えられる。
最も多い悩みは「自分の状態を詳しく知りたい」。治療の前にまず「ヘアチェック」を求めている
髪や頭皮に関する具体的な悩みを分析した結果、最も多かったニーズは「自分の薄毛の状態をもっと詳しく知りたい」というものだった。 いきなり高額な治療や手術を求めているのではなく、「自分の薄毛はAGAなのか?」「どの程度進行しているのか?」という“現在地の確認”こそが、最初の一歩として求められている。
なお、「その他」については、“市販の発毛剤や育毛剤の副作用が気になる” “クリニックを受診したいけど、費用が気になる” “クリニックで処方された内服薬を服用しているけど、抜け毛が治らない” “クリニックを受診したいけど、薬の副作用が気になる” “クリニックを受診したいけど、どこを選べばいいか分からない”といったような声があがった。
<調査概要>
調査方法:『HIX』ユーザーへの問診(初診ユーザーのうち、全設問に回答いただけた方を対象)
回答者数:6,354名
10代 348名、20代 1,333名、30代 1,709名、40代 1,478名、50代 1,044名、60代 384名、70代 58名
対象期間:2025年1月1日~2025年11月30日
出典元:HIX(ヒックス)調べ
構成/こじへい







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