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スズキ初のBEV「eビターラ」、公道試乗でわかったその実力

2026.02.05

2025年9月に発表し、この2026年1月16日についに発売されたのが、2023年にインドのニューデリーオートエクスポ、ジャパンモビリティショーでお披露目されたコンセプトモデルeVXの量産車版であり、2024年11月にイタリア・ミラノでワールドプレミアとなったスズキ初のBEV(電気自動車)、eビターラだ。

逆輸入車「eビターラ」とは?

インド・グジャラート工場で生産され、スズキのグローバルモデル、”エモーショナル・バーサイル・クルーザー”を商品コンセプトとする、インド、欧州を皮切りに日本を始めとするその他の国と地域で販売されるBEV世界戦略車であり、日本市場では逆輸入車という扱いになる。

ラインナップは2WDと、このクラスのBEVとしては希少な4WDが用意され、ボディサイズは全長4275×全幅1800×全高1640mm。ホイールベース2700mm。プラットフォームとEVユニットはスズキ・トヨタ・ダイハツが共同開発したBEV専用のHEARTECT-eを採用。共同開発はプラットフォームにとどまらず、トヨタにアーバンクルーザーという車名でOEM供給されることが2024年12月に発表されている。

つまり、スズキのSUV、フロンクスの全長3995×全幅1765×全高1550mm。ホイールベース2520mmより一回り大きい。しかし、スズキのこだわりとして、ロングホイールベースにもかかわらず最小回転半径5.2mを確保し、小回り性(駐車性)にも優れ、日本の道で大きすぎない、扱いやすいボディサイズ、運転感覚が得られる・・・ということになるだろうか。

バッテリーパックはBYDの100%子会社のFDB社製”リン酸鉄”リチウムイオンバッテリーを採用。しかも、2WD用の(1)49kWh、最高出力106Kw、一充電走行距離433km、(2)61kWh、最高出力128Kw、一充電走行距離520km、そして前後独立の電動アクスルを用いたALL GRIP-e採用の4WD用として61kWh、135Kw、一充電走行距離472kmのバッテリーパックを用意。最大トルクは2WDで193Nm、4WDは307Nmに達する。そう、2WDの61 kWhモデルなら、東京~軽井沢間の約360kmを経路充電なしで、余裕で走れる可能性があるということだ。なお、最高速度は150km/hとなり、0-100km/h加速はそれぞれ9.6秒、8.7秒、7.4秒の俊足を誇る。

充電性能に関しては、61Kwモデルの場合、6Kwの普通充電で約10.5時間、3Kwなら約22時間。急速充電は90Kwで約45分、50Kwの場合約55分。急速充電30分の充電量は急速充電90Kwで約10%から約65%とされている。

eビターラは繰り返しになるが、スズキ初のBEVであり、そこには雪国のユーザーも多いスズキらしさが詰め込まれている。駆動用バッテリーで走るBEVは寒さが苦手で、寒い時期の航続距離の減少が気になる人も少なくないはずだが、eビターラはステアリングヒーター、シートヒーターの用意はもちろん、-10度で作動するヒートポンプシステム、寒冷時バッテリー昇温機能とバッテリウォーマー機能を装備。直接暖房と空調との協調制御によってヒーターの消費電力の削減も図られているのである。インドで開発されながら、日本や欧州の寒冷地、雪国での使用に配慮されているのは、さすが雪国にもファンの多いスズキらしさだろう。これなら寒冷地、雪国のユーザーでも安心ではないだろうか。

プロミュージシャンからいきなり自動車専門誌の編集者を経験した後、モータージャーナリストに。新車試乗記や自動車関連コラム、防災記事などを幅広い媒体で執筆。クルマのパッケージング、洗車”オタク”でもある。また、ドッグライフプロデューサーとしても活動。愛犬とのドライブ術、ペットと泊まれる宿厳選紹介、ドッグフレンドリーカー選びについて多方面で情報発信中。著書に「ぼくたちの外車獲得宣言」(リヨン社刊)、「すごい海外旅行術」(講談社刊)、「愛犬と乗るクルマ」(交通タイムス社刊)など。輸入車の純正ペットアクセサリーの開発にも携わっている。日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員(1994年~。現在は小学館DIME推薦)。

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