2026年1月31日にガンプラ45周年の集大成「PG UNLEASHED 1/60 νガンダム」が発売された。
約40年にわたってトレンド/モノを紹介してきた小学館の雑誌「DIME」では、昨年発売された『DIME 9・10月合併号』にて、株式会社BANDAI SPIRITSの担当者に直接取材して話を聞いている。
本記事では「PG UNLEASHED 1/60 νガンダム」を紹介するとともに、『DIME 9・10月合併号』を再編・加筆し同キットに勝るとも劣らない難易度の高いガンプラたちを紹介していこう。
ガンプラ45周年記念を象徴する新作キット「PG UNLEASHED 1/60 νガンダム」開発秘話
BANDAI SPIRITS『PG UNLEASHED 1/60 νガンダム』6万6000円(税込)
2026年の最注目商品として脚光を浴びているのが、劇場版『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』に登場する主役機を全高約36cmのサイズで超精密に設計したキット『PG UNLEASHED 1/60 νガンダム』(以下PGU vガンダム)だ。
https://bandai-hobby.net/site/pgu-rx93/

企画&設計者が語るPGU νガンダム開発秘話
PGU νガンダムの全容をガンプラの企画&設計を行うBANDAI SPIRITSホビーディビジョン ホビークリエイション部の稲吉太郎さん、曽根大地さんに聞く。
企画&設計したのはこの2人!

ガンプラ最高峰グレードの新作として発表された『PG UNLEASHED 1/60 νガンダム』。約5年前に発売したPGU第1弾『PGU 1/60 RX-78-2 ガンダム』を意識して開発を進めたと企画担当の稲吉さんは話す。
「企画担当としては正直かなりのプレッシャーがあり、期待に応えるハードルの高さも感じました。過去に好評だったポイントを購入者のレビューやアンケートから汲み取り、金属パーツやエッチングシールといった異素材のパーツも第1弾と同様に採用しています」
νガンダムは、劇場版『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』でアムロ・レイが乗った機体で、遠隔攻撃などが可能なフィン・ファンネルが印象的な大型MS。キットでは全高約36cm(フィン・ファンネル含めて約55.7㎝!)と超大型サイズのため、素材選びも重要だったと設計担当の曽根さんは振り返る。
「フレームには剛性の高いABS素材を採用しています。また、通常はひとつの軸だけで保持するような可動箇所に複数の軸を用いることなどにより、嵌合(かんごう)調整がしやすい設計にしました。一番負担の掛かる腰を多重構造にしたり、ロック機構を施したりするなどの工夫も盛り込んでいます」
ガンプラといえば可動も重要なポイント。劇中で魅せた〝ビーム・サーベルの両手持ち〟のポージングも自然に決まるという。そのほか、組み立てやすさにも配慮。パーツ数が多い分、製作途中にランナーの残り枚数を確認しやすいように工夫されていて、取り扱い説明書の内容もわかりやすくなっているそうだ。発売に向けて期待が大きく膨らむ。
企画&設計者が語るPGU vガンダムのこだわりポイント
・金属製パーツを採用したことによる高い再現性
建造中のイメージで内部構造をリアルに再現。頭部のバルカン砲やメインスラスターのノズルには金属パーツを採用。金属製エッチングシールなど、プラ素材とは異なるようなメタリックな質感を実現する。また、樹脂パーツでは再現が難しい小サイズのケーブルは赤・青のリード線で表現。



・台座なしでも自立できる安定性
台座なしでも自立できる剛性を持たせるべく、フレームにABS素材を採用。可動と保持を両立する絶妙な嵌合は、バンダイホビーセンターで匠が金型で調整しているからこそ。コクピットを内蔵する胴体部の多層構造も見どころ!


・フィン・ファンネルの”表情”と多彩なギミック
キットの背面に備えるフィン・ファンネルは〝マント〟がコンセプト。これまでは平面的に6枚をつなげていた。一方の新製品では緩やかなカーブのニュアンスを付けられる仕組みをフィン・ファンネルに仕込んでいる。
6基はそれぞれ個々に連結が可能。スライドシャッターなどの多彩なギミックにより、連結時はガッチリとロックされ、保持力を強める。個々を分割した際は、劇中同様に〝折り畳み形態〟や〝コの字形態〟にもなる



・各所に仕込まれた可動機構
上腕付け根とヒジ関節が〝ロール可動〟する設計だ。各所に仕込まれた可動機構が、まるで人が動いているような自然なフォルムを作り出す。なお、可動する五指の先端に、設定通りの開閉機構も用意。シャアのMSサザビーとの戦闘シーンを想起させるビーム・サーベルの構えも再現可能。








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