小学館が運営に携わる「全国小学生プログラミング大会 ゼロワングランドスラム」。その第4回大会が2025年12月7日(日)、池袋・サンシャインシティで開催されました。2020年度から小学校のプログラミング教育が必修化され、プログラミング学習の重要性も高まっています。そんなプログラミングを日々学んでいる知識を発揮する絶好の舞台となるのが、このプログラミング競技大会。全国から約1,200名の小学生がエントリーしました。頂上決戦となる決勝大会で、スゴ腕プログラマーたちが見せた熱闘をレポートします。
「ゼロワングランドスラム」とは?
「全国小学生プログラミング大会 ゼロワングランドスラム」(通称ゼログラ)とは、プログラミングを学ぶ小学生たちが、野球やサッカーといったスポーツをする子どもたちと同じように、知識やスキルで競い合い日本一をめざす、全国規模のプログラミング競技大会です。
オンラインの予選と1回戦、リアル開催の2回戦を経て、ついに決勝大会が開催
大会参加者は、WEB予選にチャレンジし、それから、オンラインで開催された1回戦へと進みます。1回戦を突破した選手は、Scratch競技とロボット競技のどちらかを選択して2回戦へ。2回戦は東日本ブロック・西日本ブロックに分かれて2か所でリアル開催され、上位12名が決勝へ進みました。
決勝戦はチーム戦でおこなわれるのがゼログラの特徴で、3人1組でチームを組みます。東日本・西日本の各2チーム、計4チームが、決勝戦のために編成されました。
第4回大会もリアル会場で熱戦を展開
そして2025年12月7日(日)、池袋・サンシャインシティに、厳しい戦いを勝ち抜いた12名の選手が参加しました。会場には各チームの応援団が集まっただけでなく、休日の池袋を行き交うお子さんやパパ&ママたちも足を止めて熱戦を見守り、大盛況の大会となりました。
ステージには、司会進行のテレビ東京アナウンサー・齋藤陽さん、競技実況のフリーアナウンサー・田口尚平さんが登場。また、ヤマハ発動機株式会社の小林一裕ロボティクス事業部長、株式会社Cygamesの永谷真澄CTO室テクニカルディレクター、マイクロソフトの千代田まどかさんが審査員として参加しました。
第1種目「ロボット競技」プログラミングでロボットを操り、得点を競い合う!
決勝大会で最初に行われたのは「ロボット競技」。事前に組まれたプログラムで自律移動するロボットを使って、フィールドに配置されたカラーブロックを特定のポケットへ入れる競技です。
カラーブロックは色によってそれぞれ点数が割り当てられ、さらにポケットごとに獲得ポイントも変わります。どのようにロボットを組み立て、それをどんなプログラムで動かすか。創造力や戦略性、さらにチーム内でのコミュニケーション力も問われる、まさにプログラミング競技の醍醐味といえる種目です。
ちなみにロボットは「アーテックロボ」「KOOV」「SPIKEプライム」という、ロボットプログラミングの中でもメジャーな3つのロボットから、選択することが可能。ひとつのツールに偏らず、プログラミングを学ぶ子どもたちが広く参加できる設計は、「ゼロワングランドスラム」ならではの特長です。
競技が始まると、各チームとも、プログラミングでロボットを自在に動かし、高い得点を獲得。トーナメント形式で1~4位を決定し、最高得点を挙げたのが、東日本代表の「プログラマスターズ」。正確なブロック操作と安定した動きで2試合ともに高得点を記録し、ロボット競技1位を獲得しました。
競技の解説を担当した株式会社e-Craftの額田一利さんは、「選手たちの血のにじむような努力が思い起こされて、ただただ感動しました」とコメントしました。
第2種目「ゲーム開発競技」制限時間内にオリジナルゲームを開発!
第2種目は、小学生の間でも親しまれている「Scratch」を使って、オリジナルのゲームを開発するという「ゲーム開発競技」。作戦タイム10分と開発時間35分という、限られた制限時間の中で作業する「ハッカソン」形式で行われました。
そしてこの競技には、指定された「スプライト(素材)」を必ず使用しなくてはならないというルールが。スプライトは開発に入る直前に発表され、各チームへの割り当てはくじ引きで決定。ギリギリで与えられた条件をどうクリアし、活かすのか、選手たちの創造力にも期待です。
そして各チームとも、短い開発時間を十分に使い切り、完成度の高いオリジナルゲームを作成。その出来には解説者や審査員も驚きの声を挙げ、高評価が連発されました。その中で、審査員から最高の評価を得てトップに立ったのは、西日本代表の「チーム700系」。魔女のほうきから出る玉でおばけやボスを倒すシューティングゲームを作成し、ゲームデザインの分野で他チームを大きく引き離しました。
競技の解説を担当した株式会社CA Tech Kidsの松倉健悟さんは、「コードの量、そして中身の質、本当に素晴らしいプログラムが多く書かれていました。だからこそ、これほどのクオリティの作品が仕上がったんだなと改めて感じました」とコメントしました。
優勝は連勝を飾った東日本代表のプログラマスターズ!
総合ポイントでトップに立ち、第4回大会の優勝を飾ったのは、土屋勇人選手(小学5年生)、寺田豊選手(小学5年生)、中原優和選手(小学6年生)の東日本代表「プログラマスターズ」。ロボット競技で他を引き離した完全優勝となり、選手たちは口をそろえて「嬉しい」と、最高の笑顔を見せました。
2位となったのは椎名春樹選手(小学6年生)、大橋岳朗選手(小学6年生)、芝田正輝選手(小学5年生)の西日本代表「プラボキッズ」。首位とわずか2点差での準優勝でした。また、Cygames賞も受賞し、Cygamesの永谷さんから「くじ引きで引いたガイコツのスプライトをあそこまで上手にゲームにしていたのが、本当に素晴らしかった」と講評をいただきました。
個人に贈られるヤマハ発動機賞には、プログラマスターズの寺田豊選手が選ばれました。ヤマハ発動機の小林さんからは、「ロボット競技の優れた機体・戦略による高得点、そのベースを仕上げてきた点を評価させていただきました」と講評がありました。
「全国小学生プログラミング大会 ゼロワングランドスラム」気になる方はぜひ来年参加してみて!
大会の最後に審査員や解説員が口をそろえて選手たちのプログラミング技術の高さやチームワークの良さを称え、「この中から、きっと未来の日本を担ってくれるような、IT技術者やAI研究者が現れるはず」と語りました。
「全国小学生プログラミング大会 ゼロワングランドスラム」は2026年も開催予定。プログラミングが好きな小学生やこれからやってみたいと思っている小学生なら、誰でも無料で参加できる大会です。ぜひ、注目してみてください。
ゼロワングランドスラムの公式YouTubeチャンネルでは、決勝大会当日の様子をアーカイブ配信中です。小学生プログラマーたちが繰り広げる素晴らしい戦いをぜひご覧ください!
決勝大会アーカイブ配信 URL:
https://www.youtube.com/live/_crxhIr3qRk?si=gHTdAtHhedgVqwjU&t=1780







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