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“所謂”は話し言葉でも書き言葉でも頻繁に使われる言葉です。今回は“所謂”の意味や使い方、言い換え表現などをご紹介します。
解説して頂いたのは『たった一言で印象が変わる大人の日本語100』(ちくま新書)など、多数の著書を持つ国語講師の吉田裕子さんです。
「所謂」の読み方や意味は?
“所謂”の読み方は“いわゆる”。古くから使われている漢語由来の言葉で、動詞“謂ふ(いう)”に昔の受け身の助動詞がついて、“世間で言われるところの”という意味で使われていました。
現代日本語では“世間一般に言われている”“俗に言う”という意味で使われています。
メールや手紙の中で使うときには、漢字よりもひらがなで表記したほうが相手が読みやすいかもしれません。
「所謂(いわゆる)」はビジネスシーンではどんなときに使う?
ビジネスシーンにおいては、以下のような場面で使われています。
・ある言葉を別の言葉で言い換えるとき
・相手が言っていることを別の言葉で端的に表したり、言い換えたりするとき
私生活シーンで
話し言葉でも書き言葉でも使うことができます。私生活においても、ビジネスシーンと同様にある言葉を別の言葉で言い換えるときなどに使います。
「所謂」の使い方の注意点は? よく見かける間違い例は?
“所謂”の使い方の注意点は、以下の2つです。
(1)書き言葉では表記に注意
メールや手紙など、書き言葉の中で“所謂”を使う場合、ひらがな表記にしたり、句点や鍵括弧で言い換えた言葉を区切るなどして、相手にとって読みやすさを心がけたほうがいいかもしれません。
【例文】
・私が入社したのは2002年、所謂就職氷河期の真っただ中でした。
→“所謂”と“熟語”が連なると読みにくい。「いわゆる就職氷河期」「所謂『就職氷河期』」など、読みやすくなるための工夫を。
(2) 「所以」「所詮」との混同に注意
“所謂”は“所以”(ゆえん)や“所詮”(しょせん)と字面が似ているので、読み書きの際には注意が必要です。







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