ポートレート撮影が驚くほど綺麗に!ハッセルブラッド監修のハイエンドスマホ「OPPO Find X9」と「iPhone 17 Pro」を撮り比べてみた
2026.01.30
2025年12月23日に発売された「OPPO Find X9」は、ハイエンドモデルながら14万9800円と、手を出しやすいギリギリの価格に収められているのに加え、auが正式に取り扱い、ソフトバンクは「SoftBank Free Style」にて販売するなど、比較的広い販路が確保されている。執筆時点で、一部販路では売り切れになるなど、高い関心を集めていることもうかがえる。
ハイエンドモデルに相応しく、物理キーを使ったAI機能や、日本初搭載となるMediaTek Dimensity 9500の搭載といった魅力もあるが、中でも注目は、カメラブランドのハッセルブラッドが監修したアウトカメラだろう。
OPPOとハッセルブラッドのコラボ自体は、前モデルのOPPO Find X8から行われている。2世代目となり、機能やチューニングはより洗練された印象を受ける。本記事では、そんなカメラ機能を深掘りし、iPhone 17 Proとの作例比較とともに紹介してく。
ハッセルブラッド監修カメラの使用感を要チェック
先に触れた通り、OPPO Find X9にはハッセルブラッドが監修したカメラが搭載されている。シャープやXiaomiがライカと共同開発しているように、OPPOはハッセルブラッドと手を組んだという格好で、写真のチューニングなどに関与している。
OPPO Find X9のアウトカメラは、広角/超広角/望遠の3眼構成で、いずれも解像度は約5000万画素となる。グローバルで発売されている上位モデルと比較すると、望遠カメラのスペックが見劣りするものの、日本で発売されている標準モデルは価格と性能のバランスが取れており、ハイエンドモデルとして申し分ない構成。加えて、自然な色味の表現に役立つマルチスペクトルカメラも搭載されている。
ちなみに今回撮り比べるiPhone 17 Proも同じく3眼構成で、いずれも4800万画素。無印のOPPO Find X9と上位モデルのiPhone 17 Proを比べるのは少々申し訳ないが、望遠カメラも搭載されているハイエンドモデルとして、横並びに見てもいいだろう。
iPhone 17 Proは上位モデルということもあり、公式ストアでは17万9800円からとなる。OPPO Find X9とは3万円の差があるので、価格差も念頭においてチェックしていこう。
■目でみた景色をそのまま記録してくれる美しいカメラ
まずは標準カメラで、特別な設定を行わずに撮影した写真を見ていこう。
OPPO Find X9は、細かな描画力を特徴としながらも、色味の補正はかなり控えめ。リアルな色彩を自然に落とし込む方針であることが強く感じられる。近年のスマホカメラに多い、AIで色味をバキバキに補正するものとは大きく異なる印象だ。
Xiaomiが搭載するライカチューニングカメラの独特なボケ感、エモさを強調する仕上がりともまた違う。ハッセルブラッドというメーカーの特色がよく反映されており、こちらが好みという人も多くいるはずだ。
標準カメラで撮影し、仕上がった写真を拡大して表示すると、かなり精細に表現されていることがわかる。シャッター音は若干気になるが、シャッターラグもなく、サクサクと撮影をしていれば、本格カメラに近い雰囲気の写真に仕上がるのが楽しい。
iPhone 17 Proと比べると、特に暗い場所での撮影は、明るさを極端に立ち上げるわけではないため、見比べると暗い写真だと感じることもあるが、光をよく捉え、コントラストがはっきりとした、雰囲気のある写真に仕上がる。
■超広角/望遠カメラも優秀だがマクロはいまいち
メインカメラと同様に、約5000万画素となる超広角カメラ、望遠カメラもかなり優秀だ。超広角カメラ特有の歪みもあまりなく、チューニングもメインカメラとほぼ変わらない。多くのスマホは、超広角カメラの解像度がメインカメラよりも劣り、色味のチューニングも微妙であることが多いが、OPPO Find X9の場合は、メインカメラの画角をそのまま広げたような撮影体験になっている。
望遠カメラは光学3倍で、光学相当の6倍ズームも可能。デジタルズームは最大120倍に対応する。3倍ズーム撮影も非常に使い勝手がよく、色味、解像感ともに理想的な仕上がりになる。メインカメラ、超広角カメラと同様に、リアルな色彩を表現するハッセルブラッドのチューニングがよく効いている印象だ。
6倍の光学相当ズームは、3倍光学ズームと比べると、どうしても解像感の低下を感じるが、十分実用的なレベル。ハッセルブラッドのチューニングが3つのカメラに一貫して行われていることで、レンズを付け替えなくても気軽に撮影ができる、スマホカメラの利便性をあらためて感じている。
6倍以降のズームはデジタルズームとなるが、AIの補正も強く入るため、10倍、20倍程度までならそこそこの画質に仕上がる。それ以上ズームをすると、さすがに解像度の劣化が強く見られるため、あくまで望遠鏡的な使い方にとどまるだろう。
iPhone 17 Proの場合は、光学ズームが4倍、光学相当ズームは8倍となり、焦点距離に違いがあるが、長ければいいというものでもないというのが個人的な感想。3倍、4倍の使い勝手はそこまで変わらず、状況によっては3倍の方が使いやすいシーンもある。どちらも優秀な望遠カメラであることに間違いはないので、あまり気にすることなく、色味の違いなどを重視するべきだろう。
■驚くほど綺麗に撮れるポートレート撮影
OPPO Find X9のカメラで特に気に入っているのがポートレート撮影だ。ピントの合わせ方、ボケ感の演出が自然かつ鮮やかで、素人目には本格的なカメラを使っているような仕上がりにも見えるほどだ。
iPhone 17 Proもポートレート撮影は得意としているが、被写体と背景のコントラストが強く、いかにも「ぼかしています!」という主張が激しく感じるシーンがある。自然とピントを合わせているような画作りは、ハッセルブラッドのチューニングならではだ。
■独自の撮影モード、フィルターも用意
OPPO Find X9では、よりハッセルブラッド風のニュアンスを強く表現できる「HASSELBLAD高解像度」モードや、細かなカメラの設定が行える「マスター」モードなども利用できる。
中でも面白いのが、ハッセルブラッドの伝統的なパノラマカメラに着想を得た「XPAN」モードで、65:24と横に長いアスペクト比の写真が撮影できる。風景写真を撮る際などに、ぜひ活用してほしい機能だ。
持ちやすい筐体でおサイフケータイ機能にも対応
カメラ機能に焦点を当ててOPPO Find X9を試用してきたが、6.6インチとほどよい画面サイズや、日本発売のスマホとしては初搭載となるハイエンドSoC「MediaTek Dimensity 9500」の操作性もいい。7025mAhの大容量バッテリーを搭載しており、バッテリー持続時間も非常に満足感が高い。
加えて、おサイフケータイ機能や画面内の超音波式指紋認証に対応するなど、日常的な使い勝手も抜群。独自のAI機能「AIマインドスペース」を活用するため、「Snap Key」という物理ボタンでアプローチしてきたのも面白いところだ。
ここまでカメラの完成度が高いと、iPhoneやXperiaのようなシャッターキー、センサーを搭載してほしいとすら感じるが、ここは次世代以降に期待したい。
ハードウエア、ソフトウエアのデザインともに、iPhoneを意識しすぎている点は若干疑問だが、スマホとしての完成度は非常に高く、近年のハイエンドモデルとしては価格面でも努力が感じられる。日本でハイエンドモデルが出ない時期もあったOPPOだが、販路も拡充されており、今後の躍進にも期待をしたいところ。
特に同国のシャオミが次々とスマホを展開しているだけに、OPPO Find X9が日本でどれだけ存在感を示し、ミドルクラス、ミドルハイクラスの展開に影響を与えるのかにも注目だ。個人的には、注目されるに値するほど完成度の高いスマホだと感じているので、広く認知されていくため、今後どのようなプロモーションを行なっていくのかという点も楽しみにしている。
取材・文/佐藤文彦
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