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大旅行時代が再来?「クワイエットケーション」「パーソナライズド・リトリート」「グランド・ギャザリング」2026年の旅行トレンドを占う

2026.01.28

サワディカー!去年の年末から2ヶ月タイに滞在しています!

長年の運動不足と旅不足を解消するために、住んでいた部屋を引き払ってプーケットの宿泊施設付きムエタイジムにやってきました。我ながらなかなか思い切った決断でしたが、来た甲斐があったと感じています。(しかし昔ほど物価は安くなく、円安の現実にガッカリしています・・・涙)

このムエタイジムで出会った人の大多数はヨーロッパや北米、オセアニアなどから訪れた20代から50代の男女で、なかには60代の男性も参加していました!長期休暇やリモートワークを活用してトレーニングに励む人もいれば、旅のついでにちょっと試してみようか、と気軽な気持ちでステイするカップルもいます。

コロナ前の規模に戻ってきた旅行ブーム

世界の旅行業界にとって史上最大の危機だったコロナ禍が明けて久しいですが、業界に復活の兆しが見えてきたのは2024年のこと。日本から海外旅行に出た人の数は依然として緩やかな回復傾向にあり、コロナ前のおよそ7割に留まっています。現状のような急激な円安や物価高騰が収まらない限り、目覚ましい回復はまだしばらく先のようです…

2025年に訪日客が過去最多の4270万人を記録したことから見えるように、世界の旅行熱は右肩上がりです。オーバーツーリズムのような問題が議論される一方で、いくつかの新しい旅行トレンドが話題になっています。今回はそのいくつかをご紹介しましょう!

世界各地で注目される最新旅行トレンド

『クワイエットケーション』

Quiet(静かな)とvacation(休暇)をかけた新語で、サイレント・トラベルとも呼ばれる、ここ数年で関心が集まっている旅行トレンドです。都会の喧騒やデジタル機器のノイズが遮断された森林、山奥、プライベートビーチなどで静かに過ごすことが主な目的で、スタッフはもちろん、他のゲストと関わらずに過ごせるように設計されたホテルもあるようです。

本格的なクワイエット体験を提供するホテルだと、電波やWiFiがほとんど届かない場所にあり、チェックイン時にスマホをスタッフに預けることも推進されたりします。世界から断絶されたようで少し不安、と感じる人もいるかもしれませんが、24時間スマホとつながっていることが当たり前になってしまった時代だからこそ、自分だ家の静かな時間というのは極上の贅沢体験なのかもしれませんね。タンザニアのサファリパークやポルトガルの文化遺産など、静寂さとユニークさを組み合わせた施設も魅力的です。

『パーソナライズド・リトリート』

Retreatは本来は「避難・隠居」を意味する言葉ですが、現在はヨガや瞑想などで心身を整えることが目的の休暇にも使われます。分かりやすく言うなら、健康になりたい大人のための合宿式バカンス、といったところでしょうか。合宿といってもストイックな修行をやらされたり、スピリチュアル要素が強いところばかりではなく、リフレッシュしながら身体とメンタルのケアをしたいライト層からも人気が集まっています。

いま特に注目が集まっているのが、ひとりひとりのゲストのニーズに合わせたプランがデザインされたパーソナライズド・リトリートです。個人の不調や改善したいポイントに合わせた漢方やアーユルヴェーダのメニューや、離婚や死別などのトラウマや喪失感と向き合うためのプランなど、それぞれの分野で専門知識を携えたスタッフの元でゆっくり自分の今とこれからを考える時間が提供されます。

リトリート施設は世界中にありますが、ヨガやアーユルヴェーダ発祥の地・インドや隣国スリランカ、バリやコスタリカなど温暖な地域が多い印象です。日本の宿坊もナショナル・ジオグラフィックで取り上げられ、仏教文化に関心がある層から注目が集まっているようです。

『グランド・ギャザリング』

「団体旅行」と聞くと、旅行会社が企画したツアーを思い浮かべるでしょうか。最近では、気心知れた友達グループで海外旅を企画したり、親戚一同で旅行先で集まったりする「プライベート団体旅行」スタイルがポピュラーになっています。ある業界報告書によると、アメリカ人の61%がこのスタイルの旅行に興味があり、実際の団体人数は10人前後から20人以上というケースも!

さすが”Grand(大きな・偉大な)Gathering(集まり)”と呼ばれるだけあって、スケールがすごいですね。それだけの大人数だと、宿泊施設やレストラン探しも一苦労しそうですが…

ところで、私が滞在しているムエタイジムでは「いつか日本に行ってみたい!」と何人もの人から言われました。今は昔ほど気軽に海外に行けなくても、世界の旅行トレンドを把握していればきっと受け入れ側にとっても訪日客にとってもウィンウィンなインバウンドビジネスのヒントが見つかるかもしれません

文/キニマンス塚本ニキ

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