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初対面5人と平日夜に晩ごはん!?フランス発のマッチングアプリ「Timeleft」をガチで試した結果…

2026.01.29

「新しい友達ができにくい」

社会人になると、そんな声をよく聞くようになる。筆者もそうした思いを抱く1人だ。職場と家を往復する毎日で、休日は疲れて家で寝て終わる。学生時代の友人は結婚や出産をした人も多く、徐々に疎遠になってきた。

そんな中、最近少しずつ耳にするようになったのがフランス発のマッチングアプリ「Timeleft(タイムレフト)」だ。「初対面の複数人と夕飯を食べる」というシンプルな仕組みが、社会人の間でじわじわと広がっている。

「この年齢からでも、新しく親しい友達を作りたい」。かねてそう思っていた30代前半の筆者も、実際に2回参加してみた。その様子をレポートしたい。

Timeleftとは?平日夜限定の食事会アプリ

Timeleftは、平日の夜、運営側が指定したレストランに見知らぬ5人程度が集まって、食事をするアプリだ。

よくある恋愛・婚活に特化したマッチングサービスではなく、「友達づくり」「人脈づくり」「一緒に食事をする相手が欲しい」というライトな動機で使える。最近、Instagramで頻繁に広告が出てくるという人も多いのではないだろうか。

公式によると、Timeleftは世界60カ国300都市、日本では現在、東京、横浜、名古屋、大阪、神戸に展開しているようだ。東京都内では渋谷や恵比寿、新宿、日本橋、上野など、複数のエリアで開催されている。

食事会は基本的に、毎週水曜日19時半スタート。参加者が多い東京では、木曜日や金曜日などにも行われている。水曜日は、ディナー後に「ラストドリンク」と呼ばれる2次会が設定されることがある。

アプリは課金制で、月額2290円(2026年1月時点)のサブスクリプション方式。なお、公式がクーポンを配布していることもあるようで、登録日などによって料金が異なる可能性もある。この月額料金とは別に、当日の飲食代は実費で支払う。

最大の特徴は、予約を入れたら指定された店へ向かうだけという簡便性だ。一般的な恋愛・婚活目的のマッチングアプリのように、利用者同士がスワイプや事前のチャットを通じて出会う人を選別するプロセスはない。

アプリ登録時に職種や価値観について簡単に質問され、これらを基にしたアルゴリズムで参加者のマッチングが行われるという。参加日とエリア、予算(¥、¥¥、¥¥¥の3段階)、使用言語(日本語か英語)、食事制限の有無を選んで予約すると、運営側が店を予約し、実施日の2日前に開催場所が通知される。あとは、当日参加するだけだ。

実体験(1):恵比寿のカレー屋

筆者は友人からこのアプリを勧められ、早速サブスクリプション登録し食事会を予約してみた。初回は「なんとなく落ち着いていそう」というイメージから、恵比寿・中目黒エリアを選択した。

開催2日前、アプリに店名と参加メンバーの国籍や職種が通知される。指定されたのは中目黒のカレー店で、日本人に加え、台湾人や香港人の参加者がいることもわかった。職種も IT関連やサービス業などさまざまだ。

当日を迎えると、午後に急きょ、店が変更されたとの通知があった。参加者は日本人のみになっており、理由は明記されていなかったが、キャンセルが出たのだろう。Timeleftでは、こうした変更が起こることもある。

夜になり、いよいよ店へ向かう。仕事の都合で30分ほど遅れてしまったが、 「遅れます」とワンタップでほかの参加者へ通知できる機能があり、遅刻への心理的なハードルは低かった。ドキドキしながら店に着くと、すでに集まっていた4人がにこやかに迎えてくれて一安心。まずはカレーと飲み物を注文し、それから1人ずつ、下の名前、仕事、Timeleftは何回目かを発表していった。

この日の参加者は男性1人、女性4人の計5人で、年齢はあえて誰も口にしなかったが、全員が20代後半~30代前半ぐらいに見えた。職種は、IT関係、教員、メーカーの営業、人事などさまざま。Timeleftへの参加は2~5回目という人が多かった。

その後はひたすらフリートーク。参加者は比較的話好きで、場の空気も和やか。初対面とは思えないほど、会話はスムーズだった。なぜTimeleftに参加したのか、過去のTimeleftの体験談などに加え、それぞれの仕事の話や旅行、最近気になっていることまでさまざま。全員が「初対面の人と話に来た」という意識があるからか、共通点が少ない中での会話にしては盛り上がったのではないかと思う。

なお、お酒を飲まなければいけないプレッシャーはまったくなく、逆に飲んではいけない雰囲気も一切ない。3人がソフトドリンク、自分を含めた2人がアルコールをゆっくり飲んでいた。

終了は22時ごろ。個別会計ができるレストランだったので、各自が自分の分を支払った。筆者はカレーのセットとお酒を2杯頼んで、2500円前後。にこやかに「また機会があれば」と言って解散した。

終了後はアプリで参加者1人1人に5段階評価をつける。お互いに高評価をつけた場合のみ、チャットができる仕組みだ。この回でチャットができるようになった人は複数いたものの、それから連絡を続けた相手は1人だけだった。

実体験(2):2回目は渋谷。普段出会えない人に出会えたが、難しさも

2回目はエリアを変え、渋谷・原宿エリアを選んでみた。

指定されたのは、渋谷のイタリアン。今回は事前の店変更もなく、スムーズにスタートした。当初は日本人とフィンランド人が参加すると通知があったが、キャンセルがあったのか、最終的には全員が日本人に。男性3人、女性2人の計5人で、年齢層はやや若めの20代前半~30歳ぐらいに見えた。

話した内容は、なぜTimeleftを始めたのか、どんな仕事をしているのか、最近あった楽しかったことやおすすめの旅行先など。起業家やインフルエンサーなど、普通に生活していたらなかなか出会えない職種の参加者がいたのも、渋谷という場所柄だろうか。Timeleftへの参加は30回目、40回目というベテランもいて、非常に興味深い経歴の人ばかりだった。

ただ、会話はあまり盛り上がらなかった。シャイな人が多かったのか沈黙が多く、筆者は「なんとか盛り上げなきゃ」と思って必死に話題を振り、少し空回りした感覚がある。

前回と違って料理はピザやパスタをシェアする形式で、最終的な支払いは1人4000円弱。お酒を多く飲む人とソフトドリンクを1杯だけの人が混在する中で割り勘となり、正直なところ若干の不公平感もあった。

2次会イベント「ラストドリンク」はどんな雰囲気?

1次会後にアプリを確認すると、ラストドリンク(2次会)の場所が確認できるようになっていた。ラストドリンクは、同じエリアで別々にディナーをしていたTimeleft参加者が、別の場所へ一堂に会する仕組みになっている。

この日の会場は恵比寿のバーで、10~15人前後が集まっていたと思う。ただ、1次会が渋谷だったため、移動がややめんどうに感じた。

ラストドリンクは会話の自由度がかなり高い。 1次会のように「必ずこの人たちと話す」という方式ではないため、 自分から輪に入っていく積極性が求められる。筆者は積極的に知らない人へ話しかけるのが苦手で、このスタイルがあまり得意ではなかったが、こういった自由な場が好きな人にとっては楽しい空間だと思う。

評価されない経験が、意外と心に残った

人間関係の距離感は、全体的にあっさりしていると感じた。

5人程度で約2時間話すとなると、どうしても会話は仕事や趣味など表面的な内容に留まりがちだ。1人1人と深い話をするには時間が足りない。2次会や別日に特定の相手と腰を据えて話せれば別だが、それも自分の積極性次第だと感じた。

印象に残っているのは、初回に知り合った教員の参加者だ。仕事の話が非常に興味深かったため、積極的に質問した。自分なりに「関心を持っている」ことは伝えたつもりだったし、評価でも高評価をつけた。しかし、相手からの評価は返ってこなかったようで、チャット画面に名前は表示されなかった。

正直、少しショックだったが、「どこが相手を不快にさせたのだろう?」と、自分のコミュニケーションを振り返るきっかけになる。そうした小さな自己反省が生まれるのも、このサービスならではかもしれない。

別れ際は「またどこかで」と言いながら、実際には2度と会わない可能性も高い。その曖昧さが少し気まずく感じる人もいるだろうし、楽に感じる人もいそうだ。

なお、筆者はこれまでのTimeleftで、危険な目には一切合わなかった。一方、ほかの参加者から聞いた話として、「Timeleft後に2人で会ったら、ネットワークビジネスに勧誘された」というケースもあった。どんな場にも言えることだが、最低限の警戒心は必要だ。

「合えばラッキー」ぐらいの気持ちが大切かも

Timeleftは人生を劇的に変えるサービスではない。毎回必ず盛り上がるわけでもないし、普段のコミュニケーションでもそうだろうが、傷つくことや不快な気持ちになることもあるだろう。

それでも、会社と家の往復だけでは出会えない人と、こんなにも簡単に出会える機会は貴重だ。過度な期待をせず、「合えばラッキー」くらいの距離感で使うのが、このアプリと上手につき合うコツだろう。

2回目は正直、早く帰りたい気持ちもあった。それでも、次は別の場所で参加してみようと思えている自分がいる。平日の夜に、少しだけ世界を広げたい人にとって、Timeleftは十分に試す価値のある選択肢だと感じた。

文/田口遥

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