2025年、美容家やインフルエンサーを筆頭に、周囲のトレンドハンターが口々に「シャクティマット試した?」「シャクティマットまじ良いよ」と囁いてくるようになった。
検索すれば、トゲだらけのマットや背中が真っ赤になった人の画像がヒットする……。
ナニコレ気になる!!というわけで、本記事では、いよいよ「シャクティマット」を入手した筆者が1週間ほど試してみた正直レビューをまとめていく。
「シャクティマット」って何?
今回使用したのは、Shakti Japanが展開する「シャクティマット クラシック」と専用の枕「シャクティ ピロー」がセットになった「究極のシャクティセット」だ。
「シャクティマット」は、古代インドに伝わる「針のベッド(Bed of Nails)」の思想と、鍼治療や指圧の原理をベースに設計されたセルフケア用の指圧マットである。
マット表面には数千個の突起状スパイクが均等に配置されており、仰向けに寝転ぶことで体重が分散され、皮膚と筋肉に圧刺激が加わる構造になっている。
公式サイトでは、この刺激によって血行促進や筋肉の緊張緩和、ストレス軽減、深いリラクゼーション状態への誘導が期待できるとされている。
使い方は非常にシンプルで、床やベッドに敷いたマットの上に横になるだけ。最初は刺激が強く感じられる場合もあるため、初心者は薄手の衣類を一枚挟んで使用することも推奨されている。
「シャクティピロー」は、首や肩まわりのツボ刺激を目的としたアイテムで、マットと同じスパイク構造を採用している。首の下に置いて使うことで頸部を集中的に刺激できるほか、部位を変えて応用的に使うことも想定されている。
実際に使ってみたら―― 「痛すぎて泣ける」から“ととのい”の境地まで
初めてシャクティマットを試した時、正直な感想は「上裸でこれに寝る?拷問器具では!?!?」だった。
無数の突起が敷き詰められた見た目は、どう考えても優しさとは無縁で、手の平を少し押しつけるだけでジンジンと痛み、心理的ハードルが高すぎる。
案の定、最初の3日間は3分も耐えられなかった。
仰向けに寝転んだ瞬間、背中一面に鋭い刺激が走り、体が即座に「無理だ」と叫んでくる。「いや、これ絶対に流血してる……」と思い、途中で起き上がって背中を確認した。
しかし鏡に映った背中は、少し赤くなっている程度で、皮膚に傷は一切なかった。そ、そんなバカな……。
それでも使用後は、背中がじんわりと温かくなり、血が動き出した感覚が確かに残る。痛いのに、何かが“効いている”感じがある。この違和感が、使い続ける動機になった。
5日目あたりから、体に変化が現れる。それまで3分が限界だったのが、「今日は5分いけそうだ」と感じる日が突然やってきたのだ。
刺激そのものは相変わらず強いが、呼吸を深くすると楽になること、力を抜くほど刺激が分散されることが、体感として分かってくる。
1週間が経つ頃には、10分程度なら問題なく横になれるようになった。自分でも驚くが、寝転びながらスマホを操作しながらでも耐えられるほどに、順応していった。
1週間試してみて、筆者は「シャクティマットを10分試す行為」に既視感を覚えていた。
シャクティマットに5分ほど横たわると、背中からドクドクと血が波打っているのが分かる。その感覚が、背中から首、そして脳へと伝わってくる。10分後、背中をマットから起こすと、せき止められていた痛みがスーッと引いていくように、スッキリする。
これ、サウナの「ととのい」に近いんだ……!!
10分サウナの後、水風呂に入った瞬間、じゅわっと体に膜が張り、血の巡りを感じるあの感覚に非常によく似ている。
「シャクティピロー」も、本来は首の下に置いて使うものだが、慣れてきた最近は逆さに持ち、頭皮に押しつける形で頭皮マッサージにも使っている。点で刺激される感覚は、指やブラシとはまったく別物で、数分で視界が明るくなるような感覚がある。
頭が妙にクリアになり、思考が一段落する。サウナで覚えた「ととのう」という言葉が、ここまでしっくりくるとは思わなかった。
毎朝の「足ツボ」ルーティンにも大活躍
さらに、朝の使い方も定着した。起きてまずするのは、シャクティマットの上を裸足で往復することだ。
容赦なく痛いが、その分、神経が一気に目覚める。コーヒーより即効性があり、スマホを見る前に体が完全にONになる。
今回筆者が試したのは「オリジナル」で、痛さレベルは中間に当たるそうだ。
記事を読んでビビった人には「ライト」を(それでも最初は叫ぶほど痛いはず)、痛みに自信アリ!という人には是非「アドバンス」に挑戦してもらいたい。
「シャクティマット」は、決して万人向けの優しい健康器具ではない。最初は確実に痛いし、即効性の癒しを求める人には向かないだろう。
しかし、使い続けることで、痛みが刺激に変わり、刺激が血流感覚に変わり、やがて静かな「ととのい」へと行き着く。
サウナが好きな人、刺激がないと物足りない人、頭と体を強制的にリセットしたい人には、強くおすすめしたいアイテムだ。
文/DIME編集部
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