小学館IDをお持ちの方はこちらから
ログイン
初めてご利用の方
小学館IDにご登録いただくと限定イベントへの参加や読者プレゼントにお申し込み頂くことができます。また、定期にメールマガジンでお気に入りジャンルの最新情報をお届け致します。
新規登録
人気のタグ
おすすめのサイト
企業ニュース

なぜ、自分だけが大変なの?「育児分担」のモヤモヤを解消する方法

2026.02.17

なんかモヤモヤする。それは「価値観の押しつけ」社会の中で生きているから感じることだ。

この本ではモヤモヤの正体を丁寧に紐解いていく。

この本を読み終えたとき、あなたはマウントという補助線で、自分と世界を見つめ直し、納得して生きる力を取り戻しているはずだ。

モヤモヤをなくせばうまくいく「育児分担のモヤモヤ」

(1)在宅夫のモヤモヤ──在宅なのに、家事はどこか他人事。見えない負担が積もっていく

【ケース】あの「何も気づかないままでいられる力」が、正直うらやましい。そう感じるようになったのは、私もフルタイムで働くようになってからだ。平日は朝から職場に出て、帰りに保育園で子どもを拾い、そのまま家へ戻る。一方の夫はテレワークで、家にいる日がぐっと増えた。それなのに玄関を開けると、朝バタバタしながら出ていったときのまま、リビングの景色はほとんど変わっていない。テーブルの上には、子どもが使ったコップがぽつんと取り残されている。思わず「一日家にいるんだから、少しくらい何かしてよ」と喉まで出かかって、ぐっと飲み込む。そのコップを自分の仕事の範囲だとすら思っていない鈍感さにイラッとしつつ、あの無自覚さで生きられたらどれだけ楽だろう、とも思う。結局、今日も黙ってコップを流しに運ぶのは、私の役目だ。(33歳女性・会社員/ 第一子5歳/ 夫35歳・会社員・在宅勤務)

【解説】在宅勤務の夫に「一日家にいたのに、なんで何もしてないの?」そう思ってしまうのは、まったくおかしなことじゃない。朝、テーブルの上に置かれたコップひとつでさえ、妻のあなたには「片付け待ちのサイン」に見える。でも、夫にとってはそれがただの「日常の風景」でしかない。悪気があるわけでも、手を抜いているわけでもない。ただ単純に「見えていない」だけなのだ。だから、「気づいてよ」とため息まじりに我慢するよりも、「見える化」して伝えるほうがずっと健全で、建設的だ。「これくらい言わなくてもわかるでしょ」と抱え込むより、やってほしいことをリストにして、少しオーバーなくらい明るく伝えてみよう。

たとえば、「ここをお願い!」「これ、あなたの担当ね」と共有するだけで、空気はぐっとやわらかくなる。さらに、スケジュール管理ツールを共有して「この時間にこれをお願い」と予定に入れておけば、仕事モードの夫の頭にも届きやすい。完璧な分担じゃなくていい。小さな協力を少しずつ積み重ねるだけで、「なんで私ばっかり」という苛立ちは、「一緒に家庭を回している」という安心感へと変わっていく。モヤモヤするのは、それだけ家族を本気で大切にしている証拠。「もっといい関係にしたい」というその思いがある限り、夫婦の暮らしは、これからいくらでも美しく育っていく。

(2)ワーママのモヤモヤ──「イクメンですね」その一言が、私の段取りと負担をなかったことにする

【ケース】職場復帰してから初めての、泊まりがけの出張の日だった。雑談の流れで「1歳と5歳の子を置いて出張なんて、旦那さんイクメンですね」とさらっと言われて、胸の奥がざわつく。この一日を確保するために、こちらはずっと綱渡りみたいな調整を重ねてきた。明日はギリギリの電車で帰って、その足で娘を習い事に連れていくし、明後日は今度は夫が出張で、私は丸一日ワンオペになる。それでも、夫が出張するときに「奥さん偉いね」なんて、わざわざ褒められる場面はたぶんどこにもない。そのアンバランスさを思うと、どうしてもモヤモヤした気持ちが残る。(35歳女性・会社員/ 第一子4歳/ 第二子1歳/ 夫37歳・会社員)

【解説】「旦那さんイクメンですね」と言われて、胸の奥が少しモヤッとする。そんな感情を持つのは、とても自然なことだ。その一言の裏には、「育児は母親がするもの」という古びた前提と、「理解ある夫がいていいね」という、嫉妬がまざっている。だから、気に病む必要なんてまったくない。返し方はいくらでもある。「おかげさまで、いい夫なんです」と軽やかに受け流してもいいし、「夫、出張が多くて、ワンオペさせてごめんってよく言ってくれるんですよ」と返してもいい。あるいは、「夫の育児の解像度が高くて、本当に助かってます」と言えば、それ以上突っ込まれることもないだろう。けれど、本当に評価されるべきなのは夫だけじゃない。出張前に予定を綿密に調整し、帰宅後の寝かしつけや送り迎えをこなし、夫がいない日はひとりで家庭を回している。そんなあなた自身の見えない努力こそ、何よりも尊く、価値がある。モヤモヤするのは、弱さじゃない。「この不公平、やっぱり変だな」と敏感に感じ取れる感性の証だ。その違和感こそが、社会の歪みを照らし、次の世代にとっての新しい当たり前をつくっていく。その事実を、どうか忘れないでほしい。

☆ ☆ ☆

『モヤモヤをなくせばうまくいく マウント社会をこう生き抜け』
著/勝木健太 小学館
【Amazonで購入する】
【楽天ブックスで購入する】

勝木健太 かつき・けんた
1986年生まれ。京都大学工学部卒業。三菱東京UFJ銀行(現:三菱UFJ銀行)に入行。PwCコンサルティングおよび監査法人トーマツを経てフリーランスとして独立。2019年にAnd Technologiesを創業し、2021年には同社をみらいワークス(現東証グロース上場)へ売却。売却後は、執行役員としてリード獲得DX事業部を統括し、2年間の任期を満了して退任。著書に『「マウント消費」の経済学』(小学館)、『「いい会社」のはずなのに、今日もモヤモヤ働いてる』(ダイヤモンド社)、企画・プロデュース実績に『人生が整うマウンティング大全』(技術評論社)など。

構成/DIME編集部

@DIMEのSNSアカウントをフォローしよう!

DIME最新号

最新号
2026年2月16日(月) 発売

DIME最新号は「"テスタ×ChatGPT"AI投資入門」&「龍が如く 20周年記念特集」の2本立て!AIが導く銘柄選びと売買タイミングの最前線、異色の人気作の進化と最新作の核心に総力特集で迫る、"相場"と"物語"の次なる一手が読み解ける一冊!

人気のタグ

おすすめのサイト

ページトップへ

ABJマークは、この電子書店・電子書籍配信サービスが、著作権者からコンテンツ使用許諾を得た正規版配信サービスであることを示す登録商標(登録番号 第6091713号)です。詳しくは[ABJマーク]または[電子出版制作・流通協議会]で検索してください。