約40年にわたってトレンド/モノを紹介してきた小学館の雑誌「DIME」。先日は発売した2025年9・10月号ではガンプラ発売から45周年を記念してその軌跡を特集した。
そんな特集でも紹介したのが、特別に抜粋して紹介するのは「なぜJALがガンプラと手を組んだのか――?」について。日本航空とバンダイナムコホールディングスは、大阪・関西万博に合わせたプロジェクトを発表している。
企業がガンプラとタッグを組む背景には、どんな狙いがあるのか。その意図を日本航空に聞いたインタビューを、特別にWebでも公開する。
昨年のガンプラ×JAL誕生秘話

日本航空
(左)半澤誠地さん (右)和田山亮佑さん
『機動戦士ガンダム』世代の半澤さんと、ガンダムはほぼ未履習の和田山さん。作品やガンプラに対する熱意と、未経験ゆえの客観的な視点がうまくマッチして、企画が実現に至った。

ガンプラが持つ類まれなる集客力に企業も注目している。実際、これまでJR東日本、Jリーグ、プロ野球12球団、ユニクロ、さらには日光東照宮など、様々な企業・団体が、ガンプラとコラボ。今回、日本航空の担当者に、タッグを組んだ経緯を聞いた。
今回のプロジェクトでは、万博仕様の「JALガンダムJET」の運航などと共に、2種類の特別仕様のガンプラも発表。実はガンプラコラボは「日本航空にとっては異例のことだった」と、企画を担当した半澤誠地さんは振り返る。
「オフィシャルスポンサーとなっているディズニーなどとの企画は以前からあるのですが、今回のようなコラボは珍しいこと。ただ、万博に合わせて関西方面の便の販促を考えていて、ガンダムのパビリオンが出展されると聞き、『これだ!』と企画を立案しました」
しかし、企画実現は簡単ではなかったと、半澤さんはつづける。
「実は『機動戦士ガンダム』が戦争を描いている作品ということもあり、社内で理解が得にくかったのです。ただ、ガンダムのパビリオンが戦争終結後の未来をテーマにしていること、そして日本航空としても万博の機運醸成に貢献すべきという考えもあり、企画を進められることになりました」
もちろんビジネス面の狙いもあった。半澤さんと一緒に担当した和田山亮佑さんは、企画を進める中でガンプラの持つポテンシャルに驚いたという。
「私はこれまで一度もガンダムもガンプラにも触れてこなかったので、当初は半澤の熱量に押され気味でした(苦笑)。ただ、他社のコラボ実績を調べていくうちに、相当な規模で商品が売れていると知りました。こうした企画にとって物販は大事な要素。確実な数量を見込めるガンプラはツアーの付加価値になる。『機動戦士ガンダム』シリーズが、特別なコンテンツであることにようやく気づきました」
駆け足で進めたこともあり、限定モデルが付いてくるツアーの出足は好調だという。5月には搭乗後に機内販売品を購入できるECサービス(※2)「おうちで機内販売」での取り扱いもはじまり、「男性を中心に新規のお客様のご利用も増えています」(和田山さん)とのこと。〝ガンプラの集客力は伊達じゃない!〟ことが、ここでも証明されたようだ。

大阪・関西万博仕様「JALガンダムJET」の就航に伴い、JAL特別仕様ガンプラ(上記参照)が買えるオプショナルツアーを販売している。
JAL×ガンダムの特別仕様ガンプラをチェック!
JAL×BANDAI SPIRITS
『HG 1/144 RX-78-2 ガンダム[JAL オリジナルカラーVer.]』3900円
![JAL×BANDAI SPIRITS
『HG 1/144 RX-78-2 ガンダム[JAL オリジナルカラーVer.]』](https://dime.jp/wp-content/uploads/2025/08/8345ed7f063094a88f278c9c51d7b156-770x433.jpg)
JALのコーポレートカラーを機体色として採用。JAL国内線搭乗時に機内Wi-Fiから登録すると利用できる「おうちで機内販売」で購入できる。白いボディーに赤が映える凛々しい佇まいだ。
JAL的こだわりポイント
「右肩と盾部に入れたJALのロゴは英字の見え方まで細かく調整しています」(半澤さん)
![JAL×BANDAI SPIRITS
『HG 1/144 RX-78-2 ガンダム[JAL オリジナルカラーVer.]』](https://dime.jp/wp-content/uploads/2025/08/27f36b93e6d83af3514a23cefb2f8f23-770x642.jpg)
『JAL スペシャルパッケージVer. EXPO2025
1/144 RX-78F00/E ガンダム (EX-001 グラスフェザー装備)』8000円※1

ガンダムのパビリオン内で映像に登場する機体を、1/144スケールで立体化。JALをイメージしたオリジナルデカールが付属し、パッケージも「JALガンダムJET」を配した特別仕様だ。
JAL的こだわりポイント
「ロゴなどを入れる場所に制約がある中、羽根の上部にうまく配置しました」(半澤さん)

文/高橋 智 撮影/土橋位広 取材・編集/寺田剛治
©SOTSU・SUNRISE ©Expo 2025
※1 JALパック「JAL特別仕様ガンプラセットがオプショナルプランで買えるツアー」参加者のみ購入可能。
※2「おうちで機内販売」は、JAL国内線搭乗の際に、機内Wi-Fiを利用して事前登録すると、登録後3日間機内販売品が購入できるサービス。
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『機動戦士ガンダム』の作品群に登場する機体などを立体化してきた人気のプラモデルシリーズ「ガンプラ」が2025年7月に誕生45周年を迎えました。2026年1月31…
ガンプラのすべてが丸わかり!誕生45周年を記念したムック本「GUNPLA PERFECT MASTER BOOK」が登場
『機動戦士ガンダム』の作品群に登場する機体などを立体化してきた人気のプラモデルシリーズ「ガンプラ」が2025年7月に誕生45周年を迎えました。2026年1月31日にはメモリアルアイテムとして『PG UNLEASHED 1/60 νガンダム』が発売されるなど、45周年の熱気はまだまだ続いています。そのようなタイミングをふまえて、ガンプラを取り扱うBANDAI SPIRITSの協力に仰ぎながら製作したのが『GUNPLA PERFECT MASTER BOOK』です。
『GUNPLA PERFECT MASTER BOOK』
本書の内容は、既存のプラモデルとは一線を画す「ガンプラ」の革新的な技術解説が中心。機体各部の配色を成形だけで実現するための「いろプラ」や「システムインジェクション」といった技術をはじめ、接着剤不要で組み立てられる「スナップフィット」、ニッパーを使わずにランナー(枠)からパーツをもぎとれる「タッチゲート」などについて、該当キットを取り上げながら紹介しています。
1980年~、2002年~、2020年~、2025年以降という4つの章で構成し、それぞれの扉ページでは、28年間にわたってプラモデル開発に携わってきたBANDAI SPIRITSの担当者の逸話も。激レアなアイテムを含む45年の歴史をまとめた序章の年表も含めて、ガンプラに詳しいファンにとっても必読の内容になっています。
主に2025年以降の動きを取り上げている第4章では、話題のメモリアルアイテム『PG UNLEASHED 1/60 νガンダム』を筆頭に、『機動戦士Gundam GQuuuuuuX』や『機動戦士ガンダムSEED FEEDOM』といった人気作品の注目キットなどについても開発担当者の話を交えながら詳しく解説。ガンプラの最新事情についても丸わかり。
BANDAI SPIRITS公式アンバサダーLINKL PLANET(リンクルプラネット)によるプラモデルの制作アドバイスも。プラモデルに興味があるけれど作ったことのない人や、久しぶりにプラモデルを作りたいと考えている人に役立つ情報も取り上げています。
本書の巻末には、綴じ込み式でB3サイズの特大ポスターが付録としてついています。『PG UNLEASHED 1/60 νガンダム』の精密感を実感できるキービジュアルと、格納庫や宇宙などをイメージしたビジュアルを、表面と裏面にそれぞれプリントしたレアアイテムです。プラモデルを作る部屋に飾ったり、ディスプレイしたプラモデルの背景に貼ったりと様々に活用できます。
『GUNPLA PERFECT MASTER BOOK』







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