「意趣返し」を言い換えると?同義語や類語は?
“意趣返し”の類似の意味を持つ言葉をご紹介します。
(1)「意趣晴らし」
“意趣晴らし”は、仕返しをして恨みを晴らすこと。“意趣返し”の同義語です。
【例文】
・ドラマの主人公が意趣晴らしをするシーンは痛快だった
(2)「リベンジ」
“復讐”の英語。ライトなニュアンスなので、日本語でも広く使われるようになっています。
【例文】
・先日のゴルフは楽しかったです。次回こそリベンジしますから。
(3)「報復」
“報復”は、仕返しをすること。国家間の措置についても使われています。
【例文】
・A課長の異動は、B部長による報復人事だと噂されている。
(4)「仕返し」
“仕返し”は、相手に同じようなことをやり返すこと。報復すること。日常会話でも使われる言葉です。
【例文】
・今回の措置に対して、B社は必ず仕返しをしてくるだろう。
(5)「一矢を報いる」
相手から受けた攻撃に対して完全な報復はできないけれど、ほんの少しだけ反撃をすること。
【例文】
・他社の追随を許さないA社に一矢を報いるべく、大規模なプロモーションを展開した。
(6)「雪辱を果たす」
スポーツなどで、前に負けた相手に勝利をおさめること。前回の悔しさを次の勝利で晴らすこと。
【例文】
・昨シーズンの雪辱を果たした。
「意趣返し」の対義語は?
“意趣返し”と対の意味を含む言葉をご紹介します。
(1)「恩返し」
“恩返し”は、うけた恩に報いること。
【例文】
・これまで多大なサポートを頂いたので、せめてもの恩返しです。
(2)「報恩」(ほうおん)
“報恩”は、受けた恩に報いること。恩返し。
【例文】
・この業界で生き抜くには、報恩の心がけが大切だ。
(3)「借りを返す」
「借りを返す」の“借り”は、返していない恩や恨み。つまり、恩返しの意でも仕返しの意でも使う言葉です。
【例文】
・つらいときに寄り添ってくれた上司になんとかして借りを返したい。
・ひどい仕打ちをうけたので、いつかこの借りを返してやりたい。
以上、“意趣返し”の意味を国語講師の吉田裕子さんに解説していただきました。
意味を勘違いしやすい言葉なので、正しい意味を覚えておきたいですね。

【取材協力・監修】
吉田裕子
国語講師。塾やカルチャースクールなどで教える。NHK Eテレ「ニューベンゼミ」に国語の専門家として出演するなど、日本語・言葉遣いに関わる仕事多数。著著『大人の語彙力が使える順できちんと身につく本』(かんき出版)は10万部を突破。他に『正しい日本語の使い方』『大人の文章術』(枻出版社)、『英語にできない日本の美しい言葉』(青春出版社)など。東京大学教養学部卒。
[初出]kufura 2022.03.07







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