エンターテインメントに特化した世界最大級の動画配信サービスを提供しているNetflixは、『チェンソーマン』や『呪術廻戦』など話題作を生み出しているMAPPAとの戦略的パートナーシップを発表した。
ストーリー開発からグッズ展開までグローバル市場を見据えたプロジェクトを推進して、複数本開発が進んでいるMAPPA制作のアニメ作品を世界190以上の国や地域に広がるNetflixメンバーに向けて独占配信する予定だという。
Netflixは、2024年だけでアニメ作品が合計10億回以上も視聴されており、アニメを含む日本発作品が英語作品を除くと世界で2番目に多く視聴されている。
一方のMAPPAは、『チェンソーマン』ではスタジオ主導でIP開発やグッズ展開に対して積極的に関与しており、『呪術廻戦』では世界的ヒットを記録するなど日本発アニメのグローバルでの躍進に大きく貢献している。Netflixは、MAPPAのスタジオ発の企画思想と主体性を起点とした作品を生み出す姿勢に共感したことが、今回の戦略的パートナーシップ締結につながったという。
Netflixは、全世界のメンバーの50%以上の約3億人がアニメを楽しんでおり、過去5年間でアニメの視聴が3倍に激増するなど日本発アニメがグローバルなメインカルチャーへ急成長していることをデータでも示している。
NetflixとMAPPAはパートナーシップに関するコメントを発表!
Netflixは、これまでにもMAPPA制作の『賭ケグルイ双』(2022年配信)や「らんま1/2 」(2024年、2025年配信)などの作品を配信しているが、新たなパートナーシップを介して複数の新規アニメプロジェクトの企画開発・製作が進行しているという。
MAPPA代表取締役社長の大塚学氏は、今回の戦略的パートナーシップについて次のようにコメントしている。
「これまでもNetflixとはさまざまな取り組みを行ってきましたが、今回の提携強化は、MAPPAが企業理念のひとつとして掲げてきた「クリエイティブとビジネスの両面において自立したスタジオである」という考え方に基づくものです。
これからの日本のアニメーションスタジオは、グローバルな視点で視聴者のニーズを捉え、企画開発の段階から最終的な視聴者へのリーチ、さらには関連するビジネス展開に至るまで、主体的に責任を持ってリードしていくべきだと考えています。MAPPAとしても、より深くNetflixの配信およびビジネス展開にコミットし、長期的な視点でのWin-Winのパートナーシップを実現していきたいと考えています」
今回の提携を通じてNetflixは、MAPPAの制作したアニメを世界同時配信して世界中のファンがリアルタイムでダイレクトに作品を楽しめる環境を提供していく。Netflix コンテンツ部門バイス・プレジデントの坂本和隆氏は、次のようにコメントしている。
「MAPPAは、これまでにない表現やチャレンジに果敢に取り組み、それを成し遂げてきた素晴らしいアニメスタジオです。私たちNetflixも、日本のアニメ作品を、世界中に広がるファンの皆さまに最高な形でお届けし、楽しんでいただきたいと考えています。そのためには、クリエイターの情熱や挑戦を全力で支えることが不可欠です。
MAPPAの独創的な作品づくりと、Netflixのグローバルなリーチ、そして面白い作品を生み出すために欠かせない「挑戦する勇気」というお互いの強みを掛け合わせ、アニメの可能性をさらに広げていきたい。新たなストーリーを開発し、新しい表現を追求した作品を、世界中の視聴者に驚きや感動と共に直接届ける――そんな未来に向けて、MAPPAと歩み出せることを心から楽しみにしています。
日本のアニメがこれから、より自由に、面白く、大きく進化し、世界に日本から新たな作品と興奮をお届けできるよう、全力で取り組んでまいります」
Netflixは、MAPPAとの取り組みを通じて、これまでスタジオが担ってきた創造の現場に深く敬意を払いながら、日本のアニメーションスタジオの可能性を最大化していきたいとしており、MAPPAとの協業深化によってスタジオの主体性を核とした新しいアニメ制作・ビジネスモデルのひとつの形にしていきたいという。
日本発のアニメは世界で存在感を高めているが、NetflixとMAPPAのパートナーシップは、日本発アニメを世界に届ける流れをさらに加速していきそうだ。
構成/KUMU







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