金融ライター厳選!米株高配当株3選
米国株式の魅力はその大きな値上がり益が得られることにあるが、現在日本株と同様高値圏にあり、今投資するのはリスクが大きいと言わざるを得ない。GAFAのような急成長した米国株は値上がり益が見込めるが配当利回りが低い。一方、高配当の銘柄は、創業からの歴史が長い老舗企業が多く、これまで景気の変動に負けず優良経営を行ってきた企業である。今回は、そのような老舗企業で長期投資に最適な、高配当を続ける優良企業を3つ紹介する。
(1)メルク(ティッカーコード:MRK)(市場:NYSE)
米国に本社を置く世界第2位の製薬会社で、配当利回りは2.97%である。株価は108.83ドルで、約17,000円から投資できる。
(2)ベライゾン コミュニケーションズ(VZ)(NYSE)
米国に本社を置く世界最大規模で通信サービスを提供する企業で、日本でいうNTT+ドコモのような企業だ。配当利回りは7.02%、株価は38.91ドルで、約6,000円から投資できる。
(3)ペプシコ(PEP)(NASDAQ)
世界的な飲料、食品会社である。製品にはペプシコーラ、レイズ(Lay’s)のポテトチップ、ス、トロピカーナの果汁ジュース、ゲータレード(Gatorade)のスポーツドリンク、セブンアップの炭酸飲料などがある。米国だけでなく、中国をはじめ、世界のスーパーや飲食店で販売されている。配当利回りは3.84%で、株価は146.32ドルと約23,000円から投資できる。
上記3つの企業は歴史が長く、景気の波にも負けない企業経営を行ってきた。高い配当を受け取りながら、長期で投資するのに最適だろう。
※株価は1月16日終値、円換算は1ドル=157.95で計算。
米国株投資の注意点
米国株投資で注意したいのは、税金と配当金の預け先についてだ。
まずは、米国株の税金についてだ。米国株の税金は、現地米国でかかる税金と現在居住している日本でかかる税金がある。
米国株の売却時は、米国現地の税金はかからず、国内の税金が20.315%かかる。売却時の税金は、特定口座源泉徴収あり口座であれば、売却代金から源泉徴収され、NISA口座であれば非課税となる。
そして、配当金に対する税金だが、配当金に対して米国現地の税金10%が源泉徴収される。さらに、国内で、米国で源泉徴収後の配当金の額に対して、20.315%が国内源泉税として源泉徴収される。
このとき、配当金の課税に対して、米国と国内で二重課税となっている部分は、確定申告により、外国税額控除として還付を受けることもできる。
NISAの場合、国内の20.315%の源泉徴収は行われず非課税となるが、米国現地の10%の源泉徴収は免れることができない。
なお、売却益に対する課税は米国で課税されていないこと、NISAで受け取ったときの配当金は国内では課税されていないことから、このような米国株の売却益とNISAで受け取った配当金については二重課税とならないため、外国税額控除の適用を受けることはできない。
もう一つ気を付けたいのが、配当金や売却代金をドルで受け取ったときの預け先だ。ドルのまま受け取ると、そのままでは利息が付かない。そのため、受け取ったドルは利息の付くMMFを買付するのがおすすめだ。
MMFは、国債や公社債で運用されている投資信託で、米ドルなら年利回り3%程度の利息が付き、翌営業日に換金できる。米国株の買い付けから受渡日まで3営業日かかるため、米国株の買付代金にドルを充てる場合でも、MMFを売却すれば間に合う。
米ドルMMFは3%と高いため、こまめに売却代金や配当金をMMFに入れておくことで、高利回りで運用できる。
米国株は日本株と比べると為替リスクがあり、変動も大きいが、世界をリードするグルーバル企業が上場している魅力ある市場だ。情報収集をし、リスクをきちんと理解して、投資しよう。
文/大堀貴子







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