学生が進路を考える上で、理系と文系のどちらを選ぶかは悩ましいところだろう。従来の文理それぞれのイメージや苦手教科によって印象は変わってきそうだ。
Studyplusトレンド研究所は、『理系に対するイメージ調査』として全国の高校1年生と高校2年生にアンケート調査を実施した。この調査は、高校生自身が周囲の環境や経済事情にとらわれずに「学びたいこと」を主体的に追求できる環境作りを目指して、文理選択の実態と課題を明らかにするために行われた。文理選択のポイントは、苦手意識よりも将来の職業を見据えていることだった。
文理選択の決め手はなりたい職業のため
高校生が文理選択の決め手にしたことを文理で分けて分析すると「将来なりたい職業があるから」が理系は22.2ポイント高くなった。一方で文系は「苦手だから(選ばなかった科目が)」が多く、17ポイントの差があった。
経済的・学費は文理選択に影響は少ない
文理選択については、経済的な心配がなければ別の選択をしたかという質問では、約8割が「学費は関係ない」と回答。経済的なことで「迷ったと思う」は15.2%だった。
「別の専攻を選んでいた可能性が高い」(3.1%)や「間違いなく別の専攻を選んでいた」(1.5%)も低い結果になった。文理選択で「学費の高さ」や「進学にかかる費用」が気になるかという質問では、約2割が「非常に気になる」と回答した。
国内で理系は増えるべきと考える高校生は6割以上
今回の調査では、国内で理系は増えるべきと思っている高校生は66.9%だった。コメントでは、理系のキャリアは活躍しやすいと考えている高校生の割合は約半数で、男女で比較すると理系のキャリアが活躍しやすいと考えているのは男性が約13ポイントも高かった。
理系のイメージは、忙しそうだが就職に強くて生涯年収が高そう
理系に対するイメージ調査では、「忙しさ」、「ジェンダー」、「就職」、「年収」、「学費」、「将来の選択肢」についても質問している。文系と理系に分けると、理系選択者は文系選択者よりも「勉強や研究が忙しそう」、「男性が多そう」というイメージを抱き、一方で「就活に強い」、「生涯年収が高い」と感じて理系を選択しているようだ。文系選択者は、将来の選択肢が狭まりそうと感じている割合が理系よりもやや高い結果になった。
国内で「理系人材は増えるべき」と考える高校生は約7割に達する一方で、「理系への進学=多忙・男性が多そう・お金がかかりそう」というイメージがあることもわかった。
理系への苦手意識から文系を選択する生徒も一部みられるが、本来は文系・理系といった枠組みや経済的な事情に縛られず、自分の意思に沿った選択をすることが理想だ。高校生には自由な発想で将来を考えてほしいものだ。
『理系に対するイメージ調査』概要
調査対象:全国の『Studyplus』ユーザー(高校1年生、高校2年生)
回答者:3104名
調査方法: 学習管理アプリ『Studyplus』上でアンケート回答を依頼してオンラインで回答を回収
調査時期:2025年12月2日~2025年12月4日
※データは小数点以下第2位を四捨五入しているため、合計しても100%にならない場合があります。複数回答可の設問は、各選択肢のパーセンテージは、全体の回答者数に対してその選択肢を選んだ人の割合を示しています。ひとりが複数の選択肢を選べるため、選択肢の合計は100%を超える場合があります。
https://www.trend-lab.studyplus.jp/post/20251216
構成/KUMU







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