2025年のエンタメ界のサプライズといえば、映画『国宝』の大ヒットだろう。歴代興行収入ランキングでは、22年ぶりに記録を塗り替えて邦画実写映画の1位を獲得した。2026年に入ってもIMAXやDolbyCinemaで上映がスタートし、いまだに映画館で観客を集めている。
LINEヤフーは、運営しているスマートフォン専用のリサーチプラットフォーム『LINEリサーチ』で、全国の15歳から69歳の男女に映画『国宝』に関することや映画の鑑賞方法などを調査して、その結果を公開した。
調査では、普段から映画館に観に行くが最多回答で、10代と20代の若年層が高めの傾向だった。『国宝』に関しても高い認知度があることもわかった。
普段の「映画」を観る方法で半数以上は映画館を利用
テレビ番組、ドラマ、動画などの視聴は除き、普段は「映画」を観るかどうか質問すると、全体では「映画館に観に行く」が55.0%だった。
次いで「動画配信サービスで観る」が49.1%、「テレビ放送(地上波/BS)で観る」が45.6%という結果になった。「普段は映画を観ない」人は18.5%だった。
年代別では、「映画館に観に行く」が10代で71.4%、20代でも65.0%と高く、若年層は映画館で観る人が多数派だった。「動画配信サービスで観る」は、20代と30代で約60%と高い割合になった。60代は「映画館に観に行く」が34.7%と低く、「テレビ放送(地上波/BS)で観る」が54.9%でほかの年代よりも高い割合になった。
話題の映画『国宝』を観た人は16.4%
映画『国宝』は、2025年6月6日に公開された歌舞伎界を舞台にした作品で、吉沢亮や横浜流星などの演技も話題になった大ヒット作だ。作品を観た人は全体では16.4%だった。もっとも高い割合になった回答は、「観ていないが、観たいと思っている」(40.9%)だった。「映画『国宝』を知らない」と回答したのは8.3%と低く、作品の認知度は90%を超えていた。
『国宝』を観たいと思ったきっかけは「周囲での話題」
「『国宝』を観た」または「観たいと思っている」と回答した人に、観にいきたいと思ったきっかけについて質問すると、全体では「周囲で話題になっていた」が31.6%でもっとも高く、それに「友だち・家族にすすめられた」(29.3)が続いた。
身近な人からの情報が観たいと思うきっかけとして強く影響していたようだ。年代別では、10代では「友だち・家族にすすめられた」が45.2%、20代では「周囲で話題になっていた」が44.2%とほかの年代よりも高かった。10代から30代では「ネットのレビューや口コミで高評価だった」や「SNSで話題になっていた」も約2割と高い割合だった。
『国宝』を観た感想では映像美や世界観に引き込まれたが多数
『国宝』を観た人に感想を自由回答形式で質問すると、「圧巻の映像美」や「3時間を感じさせない没入感に魅了された」という声や「歌舞伎の世界観に引き込まれた」という感想が多かった。
出演者の迫真の演技にも「心が震えた」や「圧倒された」という高評価が多かった。日本独自の伝統である歌舞伎の世界を描き、才能、家柄、人生の選択や葛藤を描いた重厚な物語が大ヒットした理由は、映像美や没入感、作品の世界観に引き込むという映画本来の面白さがスクリーンに映し出されたことだろう。
『普段「映画館」を観る方法と映画『国宝』に関する調査
調査対象:日本全国の15歳~69歳の男女
実施時期:2025年12月4日~2025年12月7日
調査方法:『LINE』ユーザーを対象にしたスマートフォンWeb調査
有効回収数:1054サンプル
※市場の性年代構成比にあわせて回収。表/グラフ中の数字は小数第一位または第二位を四捨五入しているため、合計しても100%にならなかったり、同じパーセンテージでも見え方が異なったりする場合があります。
https://lineresearch-platform.blog.jp/archives/47874071.html
構成/KUMU







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