マスク離れが進む今、美容界隈では「小顔に見せたい」ニーズが再興している。『丸見え』みたいになった顔のうち、特に目の下から上唇までの部分「中顔面(ちゅうがんめん)」短縮ニーズが高まっている。
今回は、小顔のトレンドについて美容研究家のJURI氏に話を聞いた。小顔トレンドのトピックスもチェックしておこう。
小顔トレンドの現在地
まずはJURI氏に、昨今の小顔トレンドについてインタビューを行った。
【取材協力】
美容研究家 JURI氏
福岡出身。銀座拠点の美容ジャーナリストプロダクションに所属し、世界各国の最新美容トレンド情報を常に収集し、様々なメディアを通して発信している。美容への投資は累計2000万円以上。
――最近の小顔トレンドについて教えてください。
「現在、感染症予防のためにマスクを着用する習慣を継続している方もいますが、若年層は特に、感染リスクに備えるよりも第一印象をポジティブに見せることを優先してマスクを外している方が多いと感じます。
K-POPアイドルのメイクテクニックや、メガネをファッションとして常用する韓国の若者文化も入ってきており、コロナ禍時の『マスクで隠して目もとだけを盛る』文化から、チークを従来のような両頬の端ではなく、頬の中央から上に“まんまる”の形にふわっとぼかして視点を顔の中央に集め、かつ上唇のラインを大きめに丸く囲うように描くことで、人中(じんちゅう)を短く見せる、という2つの手法を合わせて行うことで、中顔面を短く見せるメイク術で小顔効果を狙うという女性も増えています」
――中顔面の短縮のためのアプローチ方法にはどんなトレンドがありますか?
「中顔面短縮効果は、メイクによっても得られますが、2025年から2026年に向けて大きなトレンドとして注目されているのが、中顔面を短く見せる錯覚効果のあるメガネフレームの活用です」
「もともとInstagramで美容やファッションに強いインフルエンサーが、Zoffのいくつかのメガネフレームに中顔面短縮効果があると投稿し、それがバズったことをきっかけに、中顔面短縮効果のためにメガネを選ぶという概念が拡まっています。
Zoffでは資生堂のメイクアップブランド『マキアージュ』のメイク理論とコラボレーションした、レンズの上がクリアで下の頬の位置に行くにしたがって濃いピンクやコーラルになる“逆グラデーション”のメガネを新発売し、売り切れも続出する勢いと聞いています」
原宿の@cosme STORE・資生堂マキアージュ売り場で展開された、コラボレーション施策のメガネ展示
――小顔をメイクでアプローチする方法のトレンドを教えてください。
「中顔面短縮メイクの流行に伴い、頬の真ん中に丸くふんわりとしたチークを入れやすく、指でぼかすだけで上手につけられるリキッド状のクリームチークに化粧品各社が注力しています。液体に近い軽やかな質感で肌になじみやすく、量の調整がしやすいため、メイク初心者でも失敗しにくい点が特長です。国内外のブランドから、自然な血色感を引き出す発色のアイテムが数多く展開されています」
「SNSでトレンドとなっている『ワンホン風(中華美女風)』メイクの影響もあり、頬の中心にやや濃いめにのせ、内側からほてったような多幸感を演出する使い方がブームとなっています」
メガネからメイクまで、小顔はさまざまなアプローチで手軽に実現できるようだ。
手軽に小顔になれる小顔治療「脂肪吸引注射」
敷居が高そうに思える美容医療の中でも、手軽に受けられる施術もある。その一つが湘南美容クリニックによる小顔治療「脂肪吸引注射」だ。
切開なしで脂肪を直接抽出。脂肪吸引より細い注射器を使用するため、ダウンタイムは短く、あざや腫れを軽減できる。
渋谷院 院長 小草智之氏に小顔治療のトレンドについて話を聞いた。
【取材協力】
小草 智之氏
湘南美容クリニック エリア統括ドクター(渋谷)兼 渋谷院 院長
脂肪吸引注射 執刀数 全国No.1(2022年上半期/2023年上半期・下半期/2024年下半期SBC内)
2019年に鳥取大学医学部医学科を卒業後、同年に社会福祉法人聖隷横浜病院へ入職。2021年には湘南美容クリニックへ参画し、2023年に吉祥寺院院長、2024年に渋谷院院長に就任。そして2025年には渋谷院のエリア統括ドクターとして多方面を統括するポジションを担っている。美容医療を通じて「コンプレックスを長所に変える」ことに大きな使命感を持ち、患者様の“理想の見た目”の実現に向けて、初心を忘れず「自分や身近な人に勧められる医療」の提供を日々追求。カウンセリングにもじっくり向き合い、一人ひとりと丁寧に共に悩み・考え・解決していく姿勢を大切にしている。
――小顔治療「脂肪吸引注射」の需要は、脱マスクで変化がありましたか?
「コロナ禍下では、マスクで手術部分を隠せることから、小顔治療の需要は安定していましたが、脱マスクが進んだ今はその需要がさらに増加しています。
特にオンライン会議やビデオ通話が日常化したことで、フェイスラインのたるみや二重あごに気づく方が急増し、切らずに気になる脂肪だけを減らせる脂肪吸引注射が注目されました。現在は対面での機会が増えたことで、そのニーズが一段と高まり、脂肪吸引注射は脱マスク後の人気を牽引する代表的な小顔治療となっています。ダウンタイムの短さや仕上がりの自然さも、選ばれる大きな理由です」
――「脂肪吸引注射」を受けた人の具体的な悩みと改善結果を教えてください。
「脂肪吸引注射を受けられる方の多くは、フェイスラインのもたつきや二重あごが気になる一方で、『脂肪吸引ほどのダウンタイムは取れない』『周りにバレずに整えたい』『脂肪量は多くないけれど、あと少しだけ引き締めたい』といった悩みを抱えています。
術後は『周りに気づかれずコンプレックスを解消できた』『ダウンタイムが想像より短かった』『友人に“痩せた?”と言われた』などの声が多く、ダイエットでは落ちにくい部分の脂肪をピンポイントで自然に減らせる点が高く評価されています。特に30-40代では、たるみの初期段階をコントロールする“予防的な小顔治療”として選ばれるケースも増えています」
小顔治療は、小顔ニーズを満たす一つの選択肢となるようだ。小顔トレンドは今後、さらに進化するかもしれない。
取材・文/石原亜香利
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