SNSを中心にシール帳ブームが注目を集めている。現在の流行は平成に小学生だった世代と令和の若い世代の共存が特徴だ。アナログなシール帳が再評価されている背景と楽しみ方をまとめた。
目次
子どもたちを中心にシールは時代を問わず人気のアイテムだ。小学生の頃に集めていたという人はもちろん、文具好きであれば年齢を問わず心惹かれる人も多いだろう。
2020年代前半からシールブームが再燃し、TikTokやInstagramなどのSNSにシールのコレクションを投稿したり、シール帳に集めたシールを友達同士で交換したりする流れが加速した。
本記事では、シール帳ブームの歴史や人気の理由、楽しみ方、手軽に始める方法などを紹介する。
シール帳ブームはいつから?過去の流行を振り返る
まずはシール帳ブームの流れを振り返ってみよう。現在のシール帳の流行は、平成女児ブームの一環と言われる。平成生まれの世代が子ども時代に流行ったものを懐かしむ流れの中に、シール帳のリバイバルもあるとする見方が有力だ。
■平成のシール帳ブーム—1990年代〜2000年代の黄金期
シール帳が日本で大きく盛り上がったのは、1990年代後半から2000年代前半にかけてとされる。当時の小学生、特に女子を中心に流行し、学校や公園などでは友達とシールを交換し合う光景が見られた。
キラキラと輝く「ホログラムシール」、甘い香りがする「におい付きシール」、立体的な「ぷくぷくシール」などは、単なる文具ではなく、自分の個性を表現するアイテムであり、友達との大切なコミュニケーションツールでもあったと言えるだろう。
■2020年代前半の再ブーム—SNSで再び話題に
2022〜2023年頃からは、SNS上でシール帳が話題になるケースが増えてきた。特にTikTokやInstagramでは、「平成レトロ」や「平成女児」というキーワードとともにシール帳の投稿が拡散され、平成文化を懐かしむムーブメントの一環として流行りつつある。
令和のシール帳ブームの背景には、スマートフォンやSNSに代表されるデジタル文化に対するアナログ文化への回帰。加えて、かつてシールブームを支えた平成世代が大人になり、懐かしさから再開するケースなど、複数の要因があると見られる。当時小学生だった世代が親となることで子どもと一緒にシール帳を楽しむケースも多く、世代を超えたコミュニケーションツールとしての役割も果たしていると言えるだろう。
シール帳は何が楽しいの?ブームの裏にある人気の理由
シール帳ブームの要因は理解しても、「みんながシール帳の何を楽しんでいるのかピンとこない」という人もいるはず。ブームの裏にあるシール帳人気の理由を見てみよう。
■コレクション欲・表現欲を満たす楽しさとSNS映え
理由の一つがシールを集める「コレクション欲」と集めたシールで自分だけのシール帳を作り上げる「表現欲」を満たす楽しさだ。デザイン性に優れたシールを多数集めて作ったシール帳は、SNSの投稿でも映えるため、シール帳を通じた自己表現手段・拡散手段としてInstagramを中心に多くの投稿が見られる。
■シール交換で広がるコミュニティ
平成時代は対面でのシール交換が主流だったが、現代ではSNSを通じたインターネット上の交換文化も存在する。XやInstagramで「#シール交換」と検索すれば、同じ趣味を持つ人々と繋がることが可能だ。シール交換相手とのやり取りを通じて、デジタルコミュニケーションにない温かみを感じる人も増えている。
■癒しとストレス解消—大人のための趣味として
大人の場合、アナログ作業であるシール帳作りを通じて、デジタルデトックスや忙しい日常の気分転換を図れるケースも多い。手先を動かすことによる心理的なメリットを感じるという声もあり、マインドフルネスのような癒し効果を実感する人も多いようだ。
自分のペースで取り組める趣味、あるいは親子や友人同士のコミュニケーションツールとして、過度な時間や費用をかけずに楽しむのが良いと言えるだろう。
シール帳の楽しみ方は?シール帳の用意からシール交換まで

自分もシール帳作りを始めてみようかと思ったときは、まず好みのシール帳を購入もしくは自作し、シールを集めていこう。すでに家族や友達がシール帳を持っている場合は、手持ちのシールが少なくてもシール交換の楽しみを味わえるはずだ。
■シール帳の購入方法—どこで買える?売ってないときは?
シール帳は、ロフトや東急ハンズといった文具店や雑貨店、Amazonや楽天市場をはじめとしたオンラインショップなど様々な場所で購入できる。メルカリやヤフオクでは平成時代のシール帳が出品されている場合もあり、懐かしい気分に浸りたい人にぴったりだ。最近では韓国文具ショップでもおしゃれなシール帳が手に入るのでチェックしてみよう。
専用のシール帳が見つからない場合も、無印良品のクリアファイルやアルバム、100円ショップのトレーディングカード用のリフィルやバインダーなどがシール帳の代わりになる。
■シールの集め方とシール交換のマナー
シールは100円ショップ・文具店などで安価に購入できる。集める際は「動物」「食べ物」「ピンク系」など自分なりのテーマやルールを決めると統一感が出て美しく仕上がるだろう。
シール交換をしたい場合は、SNSで「#シール交換募集」「#シール交換希望」などのハッシュタグを検索すると、多くの交換相手候補が見つかる。シール交換時は、等価交換が基本ルールだ。立体シール1枚と平面シール2~3枚などシールの価値を考慮して交渉しよう。また、郵送時はシールが折れたり汚れたりしないよう、硬めの台紙に挟むかクリアファイルに入れると良いだろう。
なお、オンラインで住所氏名などの個人情報をやり取りする際は十分に注意したい。リスクを犯したくない場合は、友人知人間のみのシール交換に留めておこう。
■自分らしいシール帳の作り方は?
シール帳のレイアウトは自由だ。ページ全体をお気に入りのシールで埋め尽くすのはもちろん、余白を活かしたミニマルなデザインや、ストーリー性のある配置を意識しても良いだろう。マスキングテープやスタンプと組み合わせると、さらに華やかなデザインになる。気に入ったページは写真に撮ってSNSで共有したり、スマホに保存してコレクションを管理したりすることで、アナログとデジタルの良いところを両方楽しむことも可能だ。
手軽に始められる趣味として、または親子や友人同士のコミュニケーションツールとして、自分なりの楽しみ方を見つけてみてはいかがだろう。
※情報は万全を期していますが、正確性を保証するものではありません。







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