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株式用語の「復配」って何?復配情報から企業状況を読み取るコツ

2026.02.13

復配(ふくはい)とは、配当を再度開始することです。株主にとってはインカムゲイン(株式を所有しているだけで得られる利益)の増加を意味するため、喜ばしいことといえるでしょう。本記事では、復配が実施される一般的な状況や株式の適切な売り時・買い時について解説します。

復配(ふくはい)とは、配当を実施していた企業が、いったん配当を停止し、その後あらためて再開することです。

株主にとっては配当金を再び受け取れる好ましい状況といえますが、企業にとってはどのような状況と判断できるのでしょうか。

復配の意味や読み取れる状況についてまとめました。株式の売り時・買い時を見極めるヒントとしてもチェックしてみてください。

復配とは?

復配(ふくはい)とは、配当を実施していた企業が、何らかの事情で配当を停止し、その後、配当を再開することです。株主にとってはインカムゲイン(株式を所有しているだけで得られる利益)が増加することを意味するため、喜ばしい状況といえるでしょう。

なお、配当が実施されないことは「無配(無配当)」と呼ばれます。例えば、新興企業は、株主への利益還元よりも企業成長を優先する必要があるため、戦略的に無配を実施することがあります。

一方で、業績悪化により無配になるケースも少なくありません。すでに成熟状態にある企業が無配を決定した場合は、業績が悪化しただけでなく、短期での回復が難しい可能性が想定されます。

復配が実施されるときの企業や市場の状況

復配が実施されるときは、企業や市場の状況に何らかの変化が生じたと考えられます。一般的な状況としては、次のものが挙げられるでしょう。

  • 業績の安定化
  • 将来的な株価上昇
  • 配当性向の変更
  • 景気上昇

それぞれの状況と復配の関連性について解説します。

■業績の安定化

配当は企業に課せられた義務ではないため、一定以上の業績がある場合にのみ、実施する企業は少なくありません。業績が悪化すると無配に転じ、業績が安定化すると復配を実施して配当を再開するといった流れは、ごく一般的といえるでしょう。

■将来的な株価上昇

復配が実施されるということは、企業の経営状況にも一定以上の余裕が生まれたと判断できます。業績が向上しているだけでなく、利益を設備や新規事業などに投入することで、さらなる利益増やそれに伴う株価上昇が見られる可能性もあるでしょう。

実際に、復配を株式投資の目安にするケースも少なくありません。株式購入の機会を見極めるためにも、企業による復配実施の発表に注目してみましょう。

■配当性向の変更

配当性向とは、最終利益のうちどの程度を配当に充てているかを示す数字です。例えば、最終利益が100億円あり、そのうち配当に20億円を充てている場合なら、配当性向は20%(20億円÷100億円×100)と算出できます。

配当性向は株主総会で決まるものの、実際には企業経営者の方針を反映したものです。業績自体は変わらなくても配当性向が変わったことで、復配が実施されるケースもあります。

■景気上昇

景気が上昇すると、多くの企業では売上が伸び、利益が増えます。経営が安定し、配当を実施する余裕が生まれやすいでしょう。また、景気上昇により株価も上昇しやすい状況と判断されます。

復配以外の投資家が注目すべき株式の変化

インカムゲインに注目した株式投資を実施するなら、企業の復配情報をチェックすることは欠かせません。

また、復配により株価上昇につながるケースもあるため、キャピタルゲイン(売買によって得られる差益)に注目した投資を実施する場合にも、復配情報は重要です。経済新聞や証券会社が発信する企業情報をこまめに確認し、株式の変化を敏感に察知するようにしましょう。

復配だけでなく、株価の変動状況から、株式の売り時・買い時を見極める投資家も少なくありません。注意したいタイミングについて見ていきましょう。

■【売り時】ヘッド・アンド・ショルダー

株価の変動をグラフに描いたものを「株価チャート」と呼びます。チャートパターンは売り時・買い時を見極めるヒントになります。売り時とされる主なチャートパターンは、以下をご覧ください。

  • ヘッド・アンド・ショルダー
  • ソーサー・トップ
  • ダブル・トップ

ヘッド・アンド・ショルダーとは、高値→安値→高値→安値→高値のチャートパターンのことです。2回目の高値を頭部、1回目と3回目の高値を肩部に見立てたものが、ヘッド・アンド・ショルダーです。また、日本では「三尊天井」とも呼びます。

高値→安値→高値→安値→高値の動きが見られたときは、株価は下降トレンドに移行すると考えられます。3回目の高値が安値を下回る際に売却を検討できるでしょう。

■【売り時】ソーサー・トップ

ソーサー・トップとは、高値付近で細かく株価が上下するチャートパターンです。株価の変動幅は小さいものの、ある瞬間から急激に下落します。

ソーサー・トップが見られるときは、高値付近で見られる安値を株価が下回ったときが売り時とされています。細かな変動が長く続くときは、安値を下回る瞬間に反応できるようにしておきましょう。

■【売り時】ダブル・トップ

ダブル・トップとは、高値→安値→高値のチャートパターンです。2回の高値を山頂に見立てて、ダブル・トップと呼ばれます。

2回目の高値から株価が急落し、安値を下回ったときが売り時とされています。株価が再浮上することもありますが、長期的に見ると下降トレンドが継続するケースが少なくありません。

■【買い時】逆ヘッド・アンド・ショルダー

次のチャートパターンが見られるときは、買い時と判断されることが定石です。

  • 逆ヘッド・アンド・ショルダー
  • ソーサー・ボトム
  • ダブル・ボトム

逆ヘッド・アンド・ショルダーとは、安値→高値→安値→高値→安値のチャートパターンです。1回目・3回目の安値が同程度で、2回目の安値が1回目・3回目の安値よりも低い数値になります。

3回目の安値の後で、株価が高値を上回ったときが買い時です。細かな上下変動が見られることはありますが、中長期的に上昇トレンドが続く傾向にあります。

■【買い時】ソーサー・ボトム

ソーサー・ボトムとは、株価が底値付近で細かく上下に変動するチャートパターンです。比較的長期間上下変動を繰り返し、ある瞬間、上下変動中の高値を超え、上昇トレンドに転じることがあります。

ソーサー・ボトムが見られたときは、上下変動中の高値を超えたときが買い時です。ただし、ソーサー・トップにも言えることですが、微細な変化が長期間続くため、上下変動中の上昇・下降か、ネックラインを突き抜けた上昇・下降かを見極めるのは容易ではありません。

■【買い時】ダブル・ボトム

ダブル・ボトムとは、Wの文字のような安値→高値→安値のチャートパターンです。2回の安値はほぼ同水準で、2回目の安値が高値を上回ったときから上昇トレンドに入ることが多いとされています。

上昇トレンドに入る直前が買い時です。逆ヘッド・アンド・ショルダーとは異なり高値・安値の繰り返しが少ないため、まだ変動を続けるのか、上昇トレンドに入るのかを見極めることが難しい傾向にあります。

復配情報に注目してみよう

チャートパターンで売り時・買い時を見極める方法もありますが、投資初心者には少しハードルが高いかもしれません。株式の購入タイミングを見極めにくいと感じた場合は、「業績安定」「利益増」「景気上昇」を比較的わかりやすい形で示す復配に注目してみるのも一つの方法です。

構成/林 泉

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