Google社の求人広告で明らかになったという「Aluminium OS」の名前。本記事では、PC向けに開発中と言われているAluminium OSとは一体何なのか、現時点での最新情報をご紹介します。
目次
Aluminium OSは、Google社が開発する新しいPC向けOSです。AIを中核に構成し、Chrome OSを大きく超える次世代のOSとして注目されています。
本記事では、現時点でAluminium OSについてどのような情報が出ているのか、最新情報を調査しご紹介します。
Aluminium OSとは

Google社はこれまでにChrome OSというLinuxベースのOSを開発してきましたが、Windows OSやMac OSほどの市場シェアを獲得するには至っていませんでした。
そこでGoogle社が新たに開発しているというのがAluminium OSです。まずはAluminium OSとは何か、初心者にもわかりやすくご紹介しましょう。
■Chrome OSとAndroidを統合したPC向けOS
世界的に有名なテックメディア「Android Authority」によると、Google社は現在、Chrome OSに置き換わるPC向けのOSとして、Chrome OSとAndroidの統合を試みているとのこと。
スマホやタブレットだけでなく、自動車やテレビ、スマートウォッチなどさまざまなデバイスに応用できるAndroidの特徴を活かし、Windows OSやMac OSとの差を埋めようとしているのです。
すでにGoogle社オリジナルのOSとして市場に参入しているChrome OSは、主に軽量・高速・セキュリティ性能の高さが魅力です。一方で、Windows OSや Mac OSのソフトが使えない互換性の低さや、スペック不足、インターネット未接続による機能制限などといった課題もあります。
今回新たに開発中のAluminium OSは、AIの活用や、大手半導体メーカーとの協力により、これらの課題をも乗り越える革新的な機能性が期待できます。
■Google社の求人広告から明らかとなった新情報
テックメディアの「Android Authority」では、Google社が「Android、ラップトップ、タブレット担当のシニアプロダクトマネージャー」といった名目で求人広告を掲載していたと報じられています。
同求人広告には業務内容として「Androidベースの新しいオペレーティングシステムであるAluminiumの開発」との明記がなされていたことから、「Aluminium」が現時点で呼ばれている新たなOSのコードネームであることは間違いなさそうです。
■登場後早々に姿を消したPixel Slateの存在
実は、Google社は過去にもChrome OSとAndroidの統合を試みたことがありました。それが、Chrome OSを搭載したタブレット「Pixel Slate」です。
Pixel Slateは着脱式キーボードを備えながら従来のような「タブレット型ノートPC」とは全く異なる新しい体験を提供できるよう設計。前モデルの「Pixel Book」から改良されたインターフェースや、新機能、バグの修正などを積極的にアピールしていました。
2018年10月に登場したPixel Slateですが、2019年6月にラインナップの拡充中止を発表。2021年1月には販売終了となってしまっています。
こうした経験も乗り越え、Google社は理想的な新しいOSの実現を諦めず、Aluminium OSの開発を通じて新たな可能性を模索しているようです。
Aluminium OS関連の最新情報
ここからは、現時点でインターネット上で確認できる、Aluminium OS関連の最新情報をいくつかご紹介します。これまでGoogle社のOSとして台頭してきたChrome OSとはどのような違いがあるのか、最新情報をもとにチェックしてみましょう。
■新プラットフォームにおけるクアルコム社との提携強化
クアルコム社は、スマートフォン向け高性能チップ「Snapdragon」で世界をリードする大手半導体メーカーです。Google社はこれまでもクアルコム社と長年戦略的な提携を続け、Snapdragonを組み込んだAndroidの開発を進めてきました。
2025年9月に開催された「Snapdragon Summit 2025」で、Google社はAndroidをPC市場に投入することを発表。クアルコム社との協力関係を拡大するとも伝えています。
両社の技術力が結集したAluminium OSが、PC市場にどのような変化を起こすのか、今後の展開が大いに期待されます。
■AIを中核として構成される
Google社は、「Snapdragon Summit 2025」で、近年大きな進歩を遂げているAIを活用したプラットフォームの構築を進めていることも明かしました。
Google社はこれまでに生成AI「Gemini」の開発に巨額の投資と時間を費やしています。その結果、GeminiはChatGPTに並ぶ高性能生成AIとして多くのユーザーに活用されてきました。
近年ではWindows OSを開発するMicrosoft社も、AIアシスタント「Copilot」の開発に注力しており、すでにWindows OSに投入され活躍しています。
こうした現代の流れからしても、Google社がAluminium OSにAI機能を大々的に投入することも何ら不思議ではありません。
■Aluminium OSの始動はいつ?
テックメディアの「Android Authority」によると、Google社はすでに新しいAndroid PCのプロジェクト開始時期が2026年であることを公表しているとのこと。しかし、2026年のいつ頃にリリースされるのか定かではありません。
なお、2026年にはAndroid17がリリース予定とされていることから、Aluminium OSが2026年中のリリースだとすれば、同OSにはAndroid17が搭載されるとも言われています。
Aluminium OSに関するQ&A

ここでは、Aluminium OSに関してよくある疑問をQ&A形式で解消していきます。気になる項目があればチェックしてみてくださいね。
■Aluminium OSの最新情報はどこで確認できる?
次回の新情報を入手できる場として最も有力なのは「Google I/O 2026」です。「Google I/O」は毎年春にカリフォルニアで行われるGoogle社の開発者会議で、GoogleのYouTube公式チャンネルでもライブ視聴ができます。
Android、AI、クラウドなど、Googleの最新技術について知ることができるため、気になる方はチェックしておくと良いでしょう。
■AluminumとAluminiumの違いは?
アメリカ英語として使われる(Aluminum)か、イギリス英語として使われる(Aluminium)かの違いであり、どちらも意味としては同じです。
Google社が開発する次世代OSは「Aluminium OS」と言われています。
■Aluminium OSはどのようなOSになる?
Aluminium OSに関する情報は、公式的に明らかになっていない部分が多く、正式名称も現時点では未確定のままです。
Chrome OSとAndroidを統合したPC向けのプラットフォームであること、AIを中核として構築されるものであること以外に特別な情報はないため、Google社による続報を楽しみに待ちましょう。
※情報は万全を期していますが、正確性を保証するものではありません。
文/まじめさん







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