旅YouTuberで純再生回数3億超の“おのだ”さん。おのださんはスマートフォンのアプリを活用したり、カードの特典を上手に使った「スマート旅」を提唱している。「旅は究極の自己投資です」と言うおのださんに、お得に旅する方法や、変わった体験のできるホテルや、人生を豊かにしてくれる旅について教えてもらおう。
おのださんは世界中を旅しながらブログやSNSで収入を得るパーマネントトラベラーとして活躍しているが、このほど、初のエッセイ「旅は究極の自己投資 自由に生きるための世界スマート旅」(KADOKAWA発刊、定価1700円+税)を発刊した。

コスパを極め世界100か国以上を旅してきたおのださんが考える旅の魅力。また、旅行系YouTuber黎明期からパンデミックを経て、現在まで約10年間活動し続けてきた原動力や、これまで知ることができなかったおのださんの素顔を感じられる貴重なエッセイとなっている。YouTubeを視聴している「おのらー」ことおのだファンを十分満足させてくれるだけでなく、旅のノウハウもきちんと紹介されていて、おのださんを知らない人にも旅の参考になる内容がもりだくさん。今回はその中から、おのださんが教えてくれた4つのスマート旅を取り上げてみた。
ポイント1 世界一周航空券をお得に利用する
旅はしたいけれど、最近は航空券も高い。できるだけお得に航空券を買うにはどうしたらよいのだろう。おのださんによると、世界一お得な航空券は「世界一周航空券」だと言う。
これは、最初の空港を出発後、世界を回って再び出発地に戻ってくるまでの複数の航空券をセット販売するもの。世界各国の航空会社が加盟する航空連合(アライアンス)のスターアライアンスやワンワールドが取り扱っている(昔はスカイチームでも販売していたが、現在は販売を中止)。
同じアライアンスに加盟している航空会社を利用することで、お得に世界一周ができる。おのださんは「航空会社がツアーで販売するならわかりますが、アライアンスが販売しているというのが驚きではないでしょうか。こんな粋でロマンがある航空券他にはありません」とお勧めしてくれた。
おのださん自身はこれまでに三度、世界一周をした。初めての世界一周は2019年ワンワールドのファーストクラス(ファーストクラスのない路線はビジネスクラス)を利用して、約一ヶ月間かけて世界を周った。手数料はかかるが、出発後のルート変更も可能で、柔軟性があるのが世界一周旅行券の特徴となっている。
世界一周航空券は同一方向(西回りもしくは東回り)で、最大フライト数は16区間。すべてのルートと日程を決めて発券する必要があるが、変更は可能で、有効期限は一年間と長い。他にも細かいルールがあり、ハードルが高いと感じる人もいるかもしれないが、間違いなくお得に利用できる航空券である。
例えばJALの羽田―ニューヨーク便はファーストクラスだと片道約200万円だが、ワンワールドの世界一周航空券はファーストクラスだけでも最大16区間の合計が約150万円からと安い。別途、燃油サーチャージや航空施設利用料金等は必要となるが、最大16区間を利用すれば1区間あたりは単純計算で10万円以下。かなり安い上、マイルやポイントを貯めることも可能となっている。
おのださんお勧めの世界一周空港権だが、注意すべき点として、「今後、今ある世界一周航空券の廃止や大幅に値上げの可能性があります」とアドバイスしてくれた。
ポイント2 サウジアラビアに注目
旅をしたいが、どこへ行けば良いのか、行き先に迷って、その第一歩がなかなか踏み出せない。ここはおのださんが面白いと感じている国を教えてもらおう。新刊書によると、おのださんが今、旅行先として面白いと感じている国はサウジアラビアだという。
「サウジアラビアは元々イスラム教徒しか入国できず、観光などもってのほかでしたが、2019年9月に観光ビザが解禁され、現在は観光客の受け入れが拡大しています。日本のパスポートであればオンラインでビザが取得できるようになりました」。
行きやすさと同時に、新しいラグジュアリーリゾートも楽しめる。おのださんは「サウジアラビアでは紅海がこれから最も注目すべき最新リゾートです」と教えてくれた。現在、新しいラグジュアリーリゾートが次々にオープンしており、モルディブのような雰囲気を醸し出しているらしい。サウジアラビアというと古代遺跡のイメージが強かったが、ぜひおのださんおすすめのリゾート旅も楽しんでみたい。
ポイント3 動物好きにお勧めキリンのホテル
おのださんは新刊書でもたくさんの楽しい旅を紹介している、動物好きのハートをわしづかみにしてくれたホテルがある。ケニアの首都ナイロビにあるキリンと一緒に朝食やアフタヌーンティーを楽しむことができるホテル「ジラフマナー」だ。
人間が食事を終えた頃にキリンがやってきて、窓から顔を突っ込んで、テーブルのお皿の上に広げられたキリン用の餌を食べるのを、近くで見ることができる。食事の時間以外でもキリンの餌やりを体験できるらしい。長い舌を使って人の手から器用に食べるキリンの姿に、おのださんの娘さんも大喜びしたとか。
このホテルは動物愛護家の夫婦が購入した邸宅を、ホテルに改装したもので、キリンの保護センターが隣接している。世界中のインフルエンサーが写真や動画を撮影しに殺到するホテルでもあるため、予約は超困難だとか。さらに宿泊費用は、一泊約50万円。キリンの長いまつげと真っ黒な瞳を、近くで見ることができる貴重な体験は、このホテルでしかできない。50万円の価値はありそう。
ポイントその4 スマートに情報チェック
今年の正月に海外旅行をした友人たちが、口をそろえて言っていたのが「日本のクレジットカードの海外手数料が高い!」だった。これまでは1.6%だった手数料が急騰しており、5%近い手数料が必要なカードも出てきたらしい。おのださんも新刊書で「 1000円の買い物をしたら50円が手数料として上乗せされて請求されてしまいます」と注意を呼び掛けている。
自分のカードの海外手数料がいくらなのか、まず知っておくこと。できれば手数料が無料のカードを調べておくことなど、おのださんの提案するスマート旅に欠かせないのが情報収集である。シーズンや状況に合わせて価格が変わるダイナミックプライシング制度を利用するためにも、スマホやパソコンでチェックしておきたい。
おのださん
1986年生まれ、兵庫県神戸市出身。立命館大学情報理工学部卒業後、IT企業で技術営業として約5年間勤務。2014年に退職し、エストニアへ移住して起業を志すなかでブログを開始。2016年にYouTubeチャンネルを開設。マイルやポイント、クレジットカードを駆使し、お得にビジネスクラスや高級ホテルを楽しむ“コスパ重視の旅”情報を中心に、飛行機レビューなども発信している。
YouTube:@おのだ
Instagram:@mr.onoda
X:@onodamasashi
取材・文/柿川鮎子
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