年末の大掃除を頑張りすぎて腰痛になった人に朗報だ。
コクヨが12月に、自社開発のフローリングワイパーを発売。その大きな特徴が、「軽い力でも汚れを落とす」というもので、話題を呼んでいる。これを使えば、もう掃除で腰を痛めることもなくなるかもしれない。
ということで、今回はこの商品をレビューしたい。
共同研究で追求した最適なサイズと形状
コクヨと言えば、文具メーカーというイメージが大きいが、オフィス家具や空間デザインなど多分野にわたる事業を展開している。その1つが、「KOKUYO HibiFull(コクヨ ヒビフル)」というブランド名で扱う清掃・衛生用品だ。
そして、このブランド発の新商品が、「文具のコクヨが本気で消しやすさにこだわった軽い力でスルッと落とせるフローリングワイパー」。
名称が長いので以下、「フローリングワイパー」と呼ぶが、まさに「軽い力でスルッと落とせる」がセールスポイント。芝浦工業大学と九州大学との共同研究で生まれた、人間工学に基づいて設計されたものだという(ちなみに2025年度のグッドデザイン賞を受賞)。


その秘密は、柄のサイズとグリップ(把手)にある。柄のサイズについて言えば、身長の異なる幅広いユーザーを対象に評価実験を行い、使いやすさや力の入れやすさの点で最も高く支持されたものを採用。
グリップは、従来品には見かけない独自構造をしており、親指を所定の箇所に当て、残り4本の指で握るやり方。これで、手の力がまっすぐ床に伝わり、強い力を込めなくても、床面にしっかり圧をかけられるそうだ。
また、上体が直立に近い姿勢を維持しながら使用でき、腰への負担が少ないのもポイント。これによって、ラクな姿勢で掃除でき、腰痛対策にもなりそうだ。
実際、100セット限定の先行販売では、「力が入れやすい」、「軽い力でも汚れが落ちやすい」など、ユーザーから高評価が寄せられた。2週間で完売したところを見ると、潜在ニーズは大きかったようだ。

独自配合の薬液を使ったウェットシートも
そして、「KOKUYO HibiFull」で同時期に発売されたのが、「フローリングワイパー」用のシート。ウェットタイプで、商品名は「職場の靴跡汚れさえも落とせるフローリングワイパー用ウェットシート」(以下、「ウェットシート」)と呼ぶ。

こちらは独自配合の薬液を使い、「頑固な床汚れ」も落とすというふれこみ。「職場特有の靴跡汚れに対応」したとのことで、日々多くの人が出入りする店舗の床にもよさそうだ。
「フローリングワイパー」への取り付け方は、通常のフロアワイパーと同じ。ヘッドの4か所の切れ込みに、指で押し込むだけでOK。このヘッドは、「床への密着性が高い素材と構造」を採用したそうで、かけた力が逃げずにむらなく掃除できるとのこと。
力をかけずにひどい汚れが取れていく
実際に使ってみたので、そのレポートをしたい。
検証現場は、知人が勤める近所の小規模書店。年末の大掃除で人手を欲しがっていたので、床掃除専門要員として参加した。

一見きれいな床面だが、試しに洗剤を含ませた雑巾で拭くと、かなり汚れがつく……ちょっとした挑戦となりそうだ。
まず、使いやすさから確認。グリップをにぎると、普段使いのフロアワイパーより若干長いことに気づく(全長1.23m)。
筆者の180cmの身長とあいまって、ぴったりという感覚だが、別に高身長向けというものではない。ヘッドの関節を寝かせれば、いくらでも柄を低くできるので、どの身長でもオールマイティに対応する。
いつものクセで、腰をかがめて「ギュッと」力を入れそうになるのを我慢し、グリップを軽く握り床面を滑らせる。確かにこれは快適。ほとんど力むことなく、ヘッドは床面を自在に動くし、軽くかけた力が分散することなくヘッドに集約する感覚がある。
では肝心の、汚れを取る能力はどうだろうか。床を1メートルほど走らせてのヘッド裏面が下の写真。

たいして圧をかけてはないのに、床汚れはしっかり取れている。また、わりと全体にわたり汚れがついているのに注目。
筆者の普段使いのフロアワイパーだと、ヘッド前面ばかりが汚れがつき、あとはほとんど白ということが多い。「フローリングワイパー」だと、力が均一に働くのと、密着構造のおかげで、この点が改善されているわけだ。
酷い油汚れのある一部箇所を除き、ほぼ「フローリングワイパー」で床全面がきれいなった。
作業の間、腰をかがめる必要も、全体重をかけるような圧も要らずに仕上がったのだから、「フローリングワイパー」様様である。オフィスの床掃除はもちろん、家庭のフローリング床でも活躍するのは間違いなしなので、1本常備しておいてもいいと思う。
なお、「フローリングワイパー」、「ウェットシート」ともにオープン価格で、ASKULのコクヨストアを見るとそれぞれ1980円、535円となっている。このほか、コクヨの公式通販(カウネット)、Amazon、YAHOO!ショッピング、楽天市場で販売中だ。
協力:書店「ふうせんかずら」
撮影・文/鈴木拓也
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