災害大国の日本で暮らす以上無視できない自然災害の脅威。年明けからも各地で地震が相次ぎ、改めて防災意識を高めている人も多いのではないだろうか?
キングジムはこのほど、2026年3月に東日本大震災から15年を迎える節目に、防災意識の実態を明らかにするため、全国の20歳~69歳の男女800名を対象とした「家庭の防災」に関する全国意識調査を実施し、その結果を発表した。
防災意識が高まっても、実際に備えを見直したのは約2割
「ここ数年の災害(地震・豪雨など)や災害予測に関する情報をきっかけに、防災に対する意識や行動に変化はあったか」を尋ねたところ、防災意識が高まったと回答した人は過半数だったものの、実際に備えを見直した人は全体の約2割であることがわかった。
この結果から、多くの家庭で防災への関心は高まっているものの、具体的な「備えの行動への移行」に至っていない実態が明らかとなり、防災への『意識と行動のギャップ』が浮き彫りになった。
防災グッズを完備している家庭は約4%、『不十分な備え』が大多数
「ご家庭で防災グッズを備えているか」を尋ねたところ、「必要なものはすべて備えている」家庭は約4%にとどまっていることがわかった。一方で、「大体は備えている」「一部だけ備えている」と回答した人は半数以上にのぼり、完全には備えられていない家庭がほとんどを占めた結果となった。
この結果から、多くの家庭で防災への意識はあるものの、実際には必要な備えが十分に整っていない、いわば『不十分な備え』の家庭が大半を占めていることがわかった。
防災の備えを阻む4大ハードルは「お金がかかる・何を備えればよいか分からない・面倒・保管場所がない」
「防災グッズを備えていない理由」(複数回答)を尋ねたところ、「お金がかかる」が最多で34.5%、次いで「何を備えればよいのか分からない」が31.0%、「面倒」が27.2%、「保管場所がない」22.3%といった理由が並んだ。
この結果から、費用・情報不足・手間・スペースの4点が、防災の備えを後回しにする大きなハードルであることがわかった。
また、「ご家庭にある防災用品の保管場所」(複数回答)を尋ねたところ、「クローゼット・押し入れの中」が34.2%で最も多く、次いで「玄関周辺」が29.8%となり、 『取り出しやすい位置よりも収納しやすい場所を優先』する傾向が見られた。
この結果から、防災グッズは備えていても『奥にしまい込まれている』ケースが多く、いざという時にすぐ使える状態とは言い難い実態が明らかになった。
約4割が点検を『ほとんどしていない』、理由は「後回し」「タイミングがわからない」「面倒」が上位
「備えている防災用品の点検や中身の見直しの頻度」を尋ねたところ、「ほとんどしていない」家庭が約4割にのぼった。
また、「年に1回以上」の定期的な点検を行っている家庭は3割未満にとどまり、これらの結果から、多くの家庭で防災用品が『備えたまま放置』されている実態が明らかになった。
さらに、「点検や見直しができていない理由」(複数回答)という質問に対しては、「つい後回しになる」が54.4%で最も多く、次いで「タイミングがわからない」が23.1%、「面倒」が21.3%と続く結果となり、 防災用品を備えるだけでなく維持することのハードルが高いことがうかがえる。
これらの結果から、多くの家庭で防災は『必要だと分かっていても後回しになりがちである』実態が明らかになった。今後は、『続けやすく、無理のない防災』を実現する工夫が求められている。
防災グッズで選ばれる条件は『省スペース・長期保管・コスパ 』
「防災グッズを選ぶ際に重視したいポイント」(複数回答)を尋ねたところ、「収納しやすい(省スペース)」が最多の41.0%となり、次いで「長期間保管できる」が38.6%、「費用対効果」が36.2%となり、3つの要素が上位を占めた。
また、「防災グッズを選ぶ際に最も重視したいポイント」という質問に対しては、「長期保管ができる」が最多の23.5%となり、次いで「費用対効果」が18.4%、「収納しやすい(省スペース)」が14.8%となった。
これらの結果から、防災グッズの選ばれる3大条件は『省スペース・長期保管・コスパ』であり、『「実用性」と「経済性」を兼ね備えた防災』が、新たなトレンドとして定着しつつある状況が明らかになった。
<調査概要>
◆調査期間:2025年10月23日~24日
◆調査対象:全国の20歳~69歳の男女 800名
◆調査方法:インターネット
出典元:株式会社キングジム
構成/こじへい







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