小学館IDをお持ちの方はこちらから
ログイン
初めてご利用の方
小学館IDにご登録いただくと限定イベントへの参加や読者プレゼントにお申し込み頂くことができます。また、定期にメールマガジンでお気に入りジャンルの最新情報をお届け致します。
新規登録
人気のタグ
おすすめのサイト
企業ニュース

S&P500とオルカンの違いは?2026年はどっちがおすすめか?

2026.01.18

新NISAの開始も相まって、米国株式の代表指数「S&P500」と、世界中に投資できる「全世界株式(オルカン)」のどちらに投資すべきか迷う方が増えています。

どちらも人気のインデックスファンドですが、その中身や値動き、成績には違いがあります。

本記事では 2026年時点の最新データ をもとに、S&P500とオルカンの構成比率や地域分散、値動きの特徴、直近数年(2020年代中盤以降)の成績差の理由を比較します。また、「投資に手間をかけたくない人」「米国の成長に賭けたい人」「下落時の不安が強い人」といったタイプ別に、どちらのファンドが向いているかを解説します。

さらに 併用する場合の現実的な考え方 や よくある誤解 についても触れ、最後に「どちらが正解か」ではなく「自分が続けられるかどうか」が最終的な判断軸であることをお伝えします。

新年度分のNISA枠を効果的に利用するには?つみたて投資枠と成長投資枠の正しい使い方

2026年が始まり、改めてNISA口座での投資に取り組もうとしている人はたくさんいるかと思います。 2024年から始まった現行のNISAでは、毎年合計360万円…

インデックスの基本構成と地域分散の違い

■全世界株式(オルカン) – 約50か国に分散投資

オルカンは「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」の愛称で、MSCIオールカントリー・ワールド・インデックス (MSCI ACWI)に連動するインデックスファンドです。

先進国23か国+新興国24か国の大型株・中型株約2,500銘柄で構成され、世界の株式時価総額の約85%をカバーしています。この1本で世界約47か国の株式に自動的に分散投資できるため、専門知識がなくても世界経済全体の成長の恩恵を受けられる点が魅力です。

ただし「全世界」といっても各国に均等投資するわけではなく、米国株の比率が6割以上と非常に高い点に注意が必要です。実際、オルカンの投資先上位10か国・地域を見ると1位はアメリカ(約60%以上)で、2位以下に日本(数%)、英国、フランス、ドイツ、スイスなどが続き、新興国市場は全体の1割程度に留まります。

つまりオルカン=「途上国中心」というイメージは誤解で、先進国株:約9、新興国株:約1の割合であり、結果的に米国株への投資割合が大きくなっています。なお、オルカンは為替ヘッジなしのファンドのため、基準価額は為替変動の影響も受けます。

■米国株式(S&P500)

米国の大型優良500社に集中投資S&P500とは、米国の代表的な大型株500社で構成される株価指数で、米国株式市場の動向を測る代表的な指標です。

インデックスファンドとしては「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」が有名で、米国市場に上場する主要企業500社に投資するものです。S&P500は時価総額加重型の指数であり、アップル、マイクロソフト、エヌビディア、アマゾンなど株価・時価総額の大きな企業の影響を受けやすい構成になっています。

実際、米国株式市場の約80%をカバーするとされるこの指数では、上位企業への集中度が高いのが特徴です。足元の米国株市場ではITやハイテク大型株が指数を牽引しており、S&P500もその恩恵で大きく上昇してきました。

このため「S&P500はハイテク中心の指数」と誤解されることもありますが、実際には金融・ヘルスケア・一般消費財など幅広い業種を含んでおり、「米国経済全体をバランスよく含む指数」と言えます。

もっとも、上位構成銘柄を見ればApple、Microsoft、NVIDIAなど誰もが知る米国巨大企業が名を連ね、上位10社で指数全体の30%以上を占めている状況で、特定企業の動向が指数に与える影響は無視できません。この点は分散投資効果の高いオルカンとの大きな違いです。

■地域分散と通貨の違い

オルカンは世界中に分散投資しているとはいえ、その約6割は米国株なので値動きも米国市場の影響を強く受けます。一方、残りの4割程度は日本・欧州・新興国など米国以外の株式ですから、米国以外の地域にも投資している分だけ、地域分散効果でリスクが若干抑えられるのがメリットです。

S&P500は投資先が**米国100%であり、地域分散はありません。その代わり、米国市場を中心に世界的な巨大企業群に集中投資する形となるため、米国経済が好調な局面ではダイレクトに恩恵を受けられる点が強みです。

なお、日本からこれらのファンドに投資する場合、どちらも基本的に為替ヘッジなしの運用です。特にS&P500ファンドは投資対象が実質USD建て資産100%**となるため、円高局面では為替損による基準価額下落リスクも大きくなる点には留意が必要です(オルカンも米ドルを含む複数通貨への投資になりますが、米国偏重である以上、為替影響の大部分はドル円相場に左右されます)。

投資タイプ別|どちらのファンドが向いているか?

では、自分にはS&P500とオルカンのどちらが合っているのでしょうか。投資方針や性格によって向き不向きがありますので、代表的なタイプ別におすすめを整理します。

■投資に手間をかけたくない人 「全世界株式(オルカン)」がおすすめ

何本も銘柄を調べたり地域配分を気にしたりせず1本で完結したい人にはオルカンが適しています。オルカンならこれ1本で世界中の株式に幅広く分散投資できる手軽さが魅力です。

例えば「どの国がこれから成長するか予測するのは難しい」と感じる人は、市場全体に任せて世界経済全体の成長にまるごと乗る戦略が向いています。

オルカンなら国ごとの入替や比率変更もプロが指数に合わせて自動で行ってくれるため、自分で定期的にリバランスする必要もありません。長期積立との相性も良く、20年以上の長期でコツコツ資産形成したい人にも合っています。

■過去5年間の年率リターン約10.9%
米国の成長に賭けたい人 「S&P500」がおすすめ

将来的にも米国経済が世界をリードし続けると信じ、「アメリカの力強い成長の果実を積極的に取りに行きたい」という人にはS&P500が向いています。

アップルやマイクロソフトなど世界を代表する巨大企業の成長を直接享受したい場合、米国株100%のS&P500ファンドがダイレクトな近道です。オルカンに比べリターン追求型の攻めの姿勢が強く、「多少リスクが高くてもより高いリターンを狙いたい」という方に適しています。

実際、ここ数十年は米国が高成長を遂げてきたため、過去のリターンではS&P500が優位でした。一国集中投資に抵抗がない人や、「米国企業の競争力を信頼している人」にとって魅力的な選択肢でしょう。

■過去5年間の年率リターン約15.5%
下落時の不安が強い人 「全世界株式(オルカン)」がおすすめ

投資中の評価額の上下に一喜一憂してしまうようなリスク許容度が低めの人には、相対的にリスクが分散されたオルカンが安心材料となるかもしれません。上述のとおり、全世界株式は米国以外にも投資することで値動きのブレが若干抑えられる傾向があります。

特に「米国一本だと暴落時に大きく値下がりしそうで怖い」と感じる方には、いろいろな国に分散されているオルカンの方が心理的な安心感を得やすいでしょう。

またオルカンであれば「自分は世界経済全体に投資している」という意識を持ちやすく、短期的な下落局面でも「長期的に世界経済は成長し続けるはず」というマインドで持ち続けやすいという利点もあります。

長期の視点で20年、30年とじっくり構える覚悟がある人にも、全世界株式はフィットしやすいでしょう。

※もちろん、どちらのファンドも元本保証のないリスク資産です。株式市場の大幅下落時にはS&P500もオルカンも共に下がりますし、どちらが「絶対安全」というものではありません。重要なのは、それぞれの特性とリスクを理解し、自身の許容範囲に合った方を選ぶことです。

@DIMEのSNSアカウントをフォローしよう!

DIME最新号

最新号
2025年12月16日(火) 発売

来年末は、DIME本誌で答え合わせ!?来る2026年、盛り上がるだろう意外なブームを各ジャンルの識者・編集部員が大予言! IT、マネーから旅行にファッション、グルメまで……”一年の計”を先取りできる最新号!

人気のタグ

おすすめのサイト

ページトップへ

ABJマークは、この電子書店・電子書籍配信サービスが、著作権者からコンテンツ使用許諾を得た正規版配信サービスであることを示す登録商標(登録番号 第6091713号)です。詳しくは[ABJマーク]または[電子出版制作・流通協議会]で検索してください。