インテリアについても伺いました
続いてはダイハツくるま開発本部デザイン部の秦麻衣香さん(下写真)にインテリアについて伺います。秦さんの通常業務としては、シートの素材や外反射など表面処理を主に担当しておられます。
ダイハツの秦さん 内装の内張りはすべて今回、オリジナルのハイゼット柄で合わせています。描いているハイゼット柄は歴代の初代から現行まで10種類が並んでいるというのと、ふたつの花柄は、菊が中津市の、さつきツツジが池田市のそれぞれの市の花であることに由来しています。また遊び心として池田市にゆかりのある動物のウォンバットも入っています。
市販予定は現在のところありませんが、例えばシートカバーは被せているだけなんですね。ステアリングもカバーですし、 あとフロアマットなんかも用品として、ご要望が高まればパーツとして売れたらいいなと思います。商品化にあたってはいろいろと要件があるので全ては難しいんですけれども、なるべくお客様の期待には応えていきたいと考えています。
天井からぶら下がっているひもはホーンの引き手で、往年のアートトラックでは仲間とのコミュニケーションで使っていたようです。今回の制作にあたっては、『トラック野郎』シリーズもすべて観て勉強しました。映画を通じて改めてトラックとか働く車を通して人と人との繋がりとか、 仕事への誇りとか、結構なんだか怖いイメージがあったんですけど、人を思いやる心みたいなのがあるんだなと思ったので、 それを今回形にしたくて、いろいろ要素を散りばめたところです。
内装の部品で言うと、シャンデリアや背面のナイアガラはサイズを調整しつつ市販品を流用しています。ダイハツはおもろい会社だというアピールもしたいですし人を笑顔にすることができるのはやっぱりダイハツの良さかなというので、振り切ったものを出させてもらったという感じです。
外装色については、ラメ塗装がアートトラック文化としてあることを学んだので、それを活かしました。歴史的にこういう青が主流だった時代があったようで、そこにリスペクトを込めて青にして、 ラメもなるべく大きなラメでレインボーラメを吹いてもらってキラキラと目立つようにしました。通常のダイハツ車両では絶対ない仕上げですね(笑)
今回アートトラックを担当してとても楽しかったです。パーツ屋さん、塗装屋さん、 普段の仕事では絶対関わらないお店の方、 内装職人、内張り職人の方だったり、 本当にいろんな方に手伝ってもらって作ったんですけど、 そういった今まで見ることなかった世界に触れられましたし、いい経験をさせていただきました。
働く人を、社会を元気にする元気な提案としての働く車としてハイゼットの可能性を追求したひとつの姿、それが今回の「ハイゼット トラック PTO ダンプ 大発命(ダイハツメイ)」というわけですね!
取材・文/前田賢紀







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