新春恒例イベント「オートサロン」が今年も開幕された。メーカー自身の出展も増えますます盛り上がるクルマ好きの祭典で目についた「山椒は小粒でもぴりりと辛い」K-CARをお届け!
前編はダイハツの「ハイゼット トラック PTO ダンプ 大発命(ダイハツメイ)」だぞ!
後編ではスズキのキャリイ&エブリイをお届けするぞ。
なぜいま軽ダンプのアートトラックを出展?
っというわけで、ダイハツモーターショーグループ主任で例年オートサロンの企画を担当している米山知良さんに「なぜいま軽ダンプのアートトラックを出展?」と直撃したぞ!
ダイハツの米山さん まず特車をアピールしたいという思いで作りました。特車というのは、ダンプとか冷凍車ですとか、パネルバンとか、はたらく車=特別装備車両ですね。中でもPTO(=パワー・テイク・オフ)ダンプ、つまりエンジンの力で油圧ポンプを動かして荷台を上げ下げする軽ダンプはダイハツしか持ってないので、これをアピールすべくベース車両に選んだというのと、あとは、お客さんを元気にしたい、笑顔にしたいっていうのはもちろんなんですけど、 社内も元気にしたいと思いますので、このように景気のいい見た目のアートトラックとして提案させていただきました。
フロントからいきますけど、まずここに創業以来大切にしてきた想い「お客様に寄り添い、暮らしを豊かに」というのをバイザーに入れまして、センターには社名を掛けて車名の「大発命」を。
横の行灯の中津、池田っていうのは、中津が大分の工場の所在地、この車を作っているところ。池田はダイハツ本社所在地ですね。この由来ある地名を行灯にしました。
ルーフのシートデッキキャリアはダイハツのDマークがぐるぐる回るようになっておりまして、安全の意味も込めてランプの色は緑色。横はサイドバンパーって言うんですけど、ここは前から後ろまでまっすぐ通すのがアートトラックの流儀なので、軽自動車の規格寸法を順守しながら王道のサイドバンパーとバスフェンダーを再現しています。
ダンプのアオリには波板を使っているんですけど、よく見るとトラック書体で文字が入っています。ダイハツ、エモいし、超、オモロイ、で、頭文字を取るとデコ(DECO)になっています(笑)
後ろに回っていただくとダンプの鳥居部分には、ダイハツの吸入ガス発動機のイラスト、反対側はミゼットになっています。地元池田の池田城と、池田市にゆかりのある動物であるウォンバットが乗っているミゼットが描かれていて、「なかなか詰める、行け行けダイハツ」っていうのは、「中津」と「池田」がワードとして入っているものになっています。
ダンプのデッキには歴代ハイゼットのイラストが並びまして、そしてこれはアイデアなんですけど、それぞれのイラストにシフトノブが立っていまして、ステアリングカバーを投げて遊べる輪投げになってます。
それからダンプのテールゲート。ここにも絵が描いてあるんですけど、よく見ると各人が輪投げを1個、9個、0個、7個って持っておりまして、これはダイハツの創業年である1907年にかけております。
なんでこれを作ったかって言いますと、 やっぱりトラックって結局ドライバー不足とか色々社会問題もあるじゃないですか。でもトラックをカスタマイズすることによって、社員の離業を抑えたり、自分の仕事に誇りを持って働けるようになるので、カスタマイズを通じて社会貢献、そういうところも含めてこの車を提案しています。
たぶん自動車メーカーが自らやるっていうのはなかなかなかったと思いますし、あとはちょっと昔で言ったらアウトローなイメージもあるんですけど、しっかりルールを守って作れば、こういうグラフィックとか色使いで仕上げられることを実践したかった。波板、バスフェンダー、シートデッキキャリアあたりはワンオフで作っていますが、バイザーとかミラーステーなどは市販品をうまく流用したり、軽の寸法に切り詰めたりですとか、そういうこともやっています。
2020パラリンピックの時に、デコトラは日本の文化ですっていうのをアーティストの方が言ったこともありましたし、大阪万博でもアートトラックを展示したりとか、わりと日本の文化として紹介されていたりもするので盛り上がりは感じています。
これが皆さんの気持ちを高めるというか、要はこれを売りたいとかじゃなくて、 お客様が素直に、みんなが見た人が笑ってもらえたらいいなと、そういう思いで作っています。







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