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カジノ界隈で話題の「ウェブコイン」は違法なのか?気になるリスクと問題点について解説

2026.02.06

ポーカールームなど、一部のアミュージメントカジノで使われている「ウェブコイン」の違法性に注目が集まっています。本記事ではウェブコインのリスクや問題点を深堀りします。

近年、日本国内のアミューズメントポーカールームの店舗数は徐々に増えています。

2025年1月時点の国内店舗数は411店舗(※)あり、このようなアミューズメントカジノで注目されているのが「ウェブコイン」です。

表向きはサービスポイントとして扱われているウェブコインですが、売買や換金による賭博行為が横行しているのではないかという噂も。本記事では、このウェブコインの違法性に注目します。

(※参考:Windstorm Media Communications Ltd. – 国内「アミューズメントポーカールーム」の店舗数の最新調査を発表 2025年1月は411件と前月維持」 -)

ウェブコインとはなにか

主にアミューズメントカジノで現金の代わりとして取り扱われているウェブコイン。まずはウェブコインとはどのような仕組みでやり取りされているのかをチェックしておきましょう。

■アミューズメントカジノなどで使われているウェブコイン

ウェブコインとは、アミューズメントカジノで勝敗によって増減する仮想的な通貨(ポイント)のこと。主にアミューズメントポーカールームで使用され、ウェブコインを使用したポーカーゲームのことを「ウェブコインリング」と呼びます。

多くの方がご存じのとおり、日本では現金などの財物を賭けてギャンブルや賭け事を行うと違法となり、賭博罪の対象となります。

ウェブコインリングは、表向きは現金を賭けずに楽しむゲームとされていますが、その裏ではウェブコインの売買や換金が行われ、違法賭博が横行しているのではないかと噂になっているのです。

なお、ウェブコインはオンライン上で管理し、加盟店であれば共通ポイントとして利用できますが、法律に則り事前に現金で購入したり、換金したりすることはできません。

■2025年12月には東京都内で立ち入り調査を実施

2025年12月19日、東京都内のアミューズメントカジノに対し、警視庁による一斉立ち入り調査が行われました。その結果、調査を行った80店舗のうち、48店舗で風営法違反が確認されています。

今回の調査における主な違反内容としては、ゲームの勝敗によって増減する仮想的な通貨の景品交換や、仮想的な通貨の持ち出しです。

また、ウェブコインの導入状況については80店舗のうち69店舗で導入が確認されました。

これらの調査結果からも分かるように、この調査で取り締まられた多くの店舗で、ウェブコインまたは同様のポイントシステムが使われていると推測できます。

ウェブコインの違法性は?主なリスクと問題点

アミューズメントカジノ業界において、ウェブコインは非常に疑わしい存在として注目されています。ここではウェブコインの違法性や、リスク、問題点について考えていきます。

■「合法」「違法」の断言は難しい

ウェブコインが違法となるかどうかは、実際の使われ方に左右されます。そのため、この場で合法・違法を断言するのは難しいところです。

ゲームセンターのメダルゲームのように、同一店内でポイントを貯めたりゲームに使用したりするのみであれば違法性は低いと言えます。しかし、実際には異なる店舗で貯めたポイントが使えたり、店外に持ち出せたりしていることから、一定の法的リスクは懸念されるでしょう。

■賭博罪成立の可能性

賭博罪とは、財物を賭けて賭け事を行った際に成立する罪です。「財物」は現金に限らず、金銭的な価値をもつものが該当するため、ウェブコインも扱われ方によっては財物となる可能性があります。

賭博罪は、偶然の勝敗によって勝者が財物を得て、敗者が財物を失うことが要件の1つに含まれます。

アミューズメントカジノには、ルーレットやカードを使用し偶然の勝敗が決定されるゲームが揃っており、この勝敗によって増減したウェブコインが、実態として金銭的な価値を持っているかどうかが重要な注目ポイントです。

■資金決済法違反の可能性

資金決済法では、ユーザーから事前にお金を受け取って電子マネーやポイントなどを発行する支払い方法を「前払式支払手段」とし、発行者には法律で定められた届出の提出や適切な管理が義務付けられています。

もしもウェブコインを現金で購入し使用できるような仕組みになっている場合は「前払式支払手段」に該当するため、ウェブコインを発行する事業者は届出や発行保証金の供託など所定の手続きが必要です。これらの適切な管理がなされていないと、資金決済法違反に問われる可能性もあるでしょう。

ウェブコイン運用時の注意点

ウェブコインは適切に運用されていれば法的な問題はありません。ここでは、ウェブコインを取り扱う上で、どのようなことに気を付ける必要があるのかを解説します。

■ウェブコインを売買しない

アミューズメントカジノで取り扱うウェブコインを売買すると、賭博罪や資金決済法違反に該当する可能性があります。また、ウェブコインの売買は賭博罪などの法律違反のリスクだけでなく、アミューズメントカジノ業界全体の信頼性を損なう行為でもあります。

店舗側だけでなく、利用者側も、ウェブコインはあくまでも店内でゲームを楽しむためのポイントであり、金銭的な価値が一切ないものとして扱うことが重要です。

■関連法律を理解する

アミューズメントカジノを運営する、利用するにあたって理解しておきたい関連法律は主に「刑法(賭博罪)」と「風営法」の2つです。

まず、刑法においては賭博罪を回避すべく、ウェブコインやチップの換金、景品交換、持ち出しを行わないよう徹底する必要があります。賭博罪は刑法第185条で定められており、財物を賭けて偶然の勝敗を争う行為が該当することも覚えておきましょう。

また、多くのアミューズメントカジノはゲームセンター等と同じ第5号営業に該当するため、風営法の観点で警察署へ届出を提出し営業許可を得なければなりません。ディーラーがお客さんとの会話を楽しんだり、お酒をメインに提供したりするような場合は第1号営業に該当します。

このように、運営側が関連法律を理解することはもちろん、利用者側も店舗が健全に運営されているかどうかを事前に調査するなどして把握することが重要です。

■換金性や高額なウェブコインを使って顧客を誘引しない

ウェブコインは本来金銭的な価値を持ちません。そのため、例えば「ウェブコインが換金できる」「高額なウェブコインがもらえる」など、換金性や高額なウェブコインを示唆するような内容で顧客を誘引すると詐欺罪に問われる可能性があります。

アミューズメントカジノの運営者は、射幸心を過度に煽るような宣伝や運用は避けましょう。

ウェブコインリングに関するQ&A

ウェブコインに関する疑問をQ&A形式で解決していきます。気になる項目があれば参考にしてください。

■株式会社ウェブコインはウェブコインに関係ある?

株式会社ウェブコインはクレジットカード決済代行事業を行う企業であり、アミューズメントカジノのウェブコインとは一切関係ありません。同社のホームページでも関係ない旨が記載されています。偶然企業名が似てしまったと考えて問題ないでしょう。

参考:株式会社ウェブコイン – 【重要なお知らせ】デジタル通貨「ウェブコイン」と当社との無関係性についてのご注意

■ウェブコインについての問い合わせ先は?

ポーカーウェブコインに関する問い合わせの場合は、ポーカーウェブコインを提供するポーカーギルド社の問い合わせフォームをご利用ください。

■ウェブコインの換金方法は?

アミューズメントカジノのウェブコインは換金することはできません。アミューズメントカジノは風営法において第5号営業に該当するため、ウェブコインを換金したり、店外に持ち出したりすることが法的に禁止されています。

■ギミックコインとは?

ギミックコインは主に手品で使用される、特殊な仕掛けが施されたコインのことです。一般的に、アミューズメントカジノやウェブコインとは関係ありません。

手品でコインが増えたり、消えたり、貫通したりするなどのパフォーマンスを行うために使われることが多いです。

※情報は万全を期していますが、正確性を保証するものではありません。

職を転々とする自分を変えるべく、2021年にWEBライターとして独立し得意を仕事に。誰にでも理解できる言い回しと見た目の美しさの両立を心がけ、現在は執筆だけでなく校正やメディアの数値分析の実務経験を積んでいる。休日はサイクリングに勤しみ、仕事が終わればひたすら編み物。最近は自転車で手芸屋をはしごし、可愛い毛糸を手に入れては幸せを感じている。

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